むーん、なかなか難しそうですねえ。まさに分水嶺のようです。

聖火で愛国主義高揚 ネット上にも“変化”現れる

http://sankei.jp.msn.com/world/china/080514/chn0805142146023-n1.htm


<四川大地震>「義援金」振り込め詐欺が多発、フィッシングサイトまで!―中国 http://www.recordchina.co.jp/group/g19046.html


四川大地震:「紅心」でボランティア 学生や市民ら http://mainichi.jp/select/world/chinaquake/news/20080515k0000m030166000c.html


ちょっと仕事中に更新なので、また今晩。


昨日の続報です。何、頭に血上らせてるの?、と思われると困るのでべーっだ!


中国でもボランティア活動の動き 四川大地震
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080513/chn0805131828019-n1.htm


人気サイト「Twitter」、マスコミより早く地震を伝える

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2390989/2925928
こういう動きから、ちょっと期待しているわけです。


さて、本題に戻ります。

「生きづらさ」から「デジタル・ディバイド」まで、福祉における情報化といった、背景的な話をしてきました。今回からは、具体的な話をしていきます。まずは、宮城UPの地域支援についてです。やっとガーン


そのまえに、「福祉」と「パソコン」って、相性がいいですかね? 悪いですかね?


宮城UPをあわせると、もう10年近く、地域で在宅で暮らす障害のある人・高齢の人のパソコン支援を手伝ってきましたが、未だに、「どうだろうなあ~」と思います。


いえ、「パソコンを学びたい」というご本人は、結構多いのです。だから宮城UPの講習も盛況ですニコニコ。しかし、ご家族やケアマネなどの支援する方から、「パソコン教えてあげて」と言われることは、意外と少ないのではないかと。パソコンなんて余暇の余暇、日常生活とは関係ない、という福祉の人が、まだまだ多いのが現場です。


一方で、ぜひともパソコンを導入してほしいという依頼を受けたことがあります。それはあるケアマネさんからの依頼だったのですが、いそいそと訪問ボラして、パソコンを設置し、ネットに繋ぎ、WordやらメールやらWebやらをやろうとしていたのですが、そのうちケアマネさんから言われた依頼が「Webcamを設置して欲しい」・・・利用者の人に異常がないかどうか、事務所から見たいのだそうです。。。うーん。目的はそっちか。やりませんでしたが。

別に、施設さんに請われて、中古の助成パソコンを設置しに行ったことがあります。そのうちのひとつの話。「こっちです」。。。って、事務所の中ですか? 利用者さん、使えないじゃないですか。「ホールには置き場所も、インターネットも無いから。」事務所には回線あるからって、利用者さんが使うための助成パソコンなんですが。。。

もちろん、こんなのばかりというわけではありません。積極的に理解してくださった施設さんやケアマネさんもたくさんいらっしゃいます。でも、ここまで極端ではなくても、時々感じる違和感のようなものが、地域での福祉に遍在しています。


ある助成金のご担当の方に、「宮城UPは施設職員向け講習、やらないんですか?」と聞かれました。はい、やりません。「福祉の情報化」って一言でいいますけど、どこがどのように情報化されるのか、これはすごく大きい問題だと思うんです。なんでもいいから、パソコンを導入して普及させればいいんじゃ、ないんです。福祉での情報化は、その差がほとんど議論されてこなかった。

福祉でのIT利用の話って、たいてい先進例ばっかりなんですよね。だから、「良かった」話しかでてこない。それを信じて闇雲にIT化しても、実際の多くの地域福祉現場では、極端な例までいかなくても、似たり寄ったりになっちゃっう。か、無駄に終わる。それが本人に良かったのか悪かったのか、ほとんど省みらずに来たと思います。だから、情報化によって、障害者や高齢者の生活環境が悪化することもあるんじゃないかと。極端なことをいえば。

障害者の地域生活にとってのITって、本当は何なのか? どうすれば良くなるのか? 宮城UPのプログラムAを企画していたときは、そんなことを考えていた時期でした。

今日は別の記事を予定していたのですが、被害状況が明らかになるにつれて、やはり触れざるをえません。

まず12日に中国で起こった「四川大地震」の被災地の方々に、お見舞い申し上げます。このような大災害の情報に触れると、阪神淡路大地震の悲劇を思い出さざるをえません。隣人として少しでも救援・復興にお役に立てればと、カンパに協力しようと思います。

私は阪神淡路の当事者ではありませんが、あの地震以降、日本社会は大きく変わりました。関連する事でいえば。。。


(1) ボランティアの勃興と定着
被災した住民ではなく、学生や手伝いに来た市民が自主的に助け合うという「ボランティア」が、全国的に定着するきっかけになりました。組織だった行政の復興支援よりも、緻密で優しい支援が可能でした。


(2)インターネットの評価と定着

神戸の地震の第一報は、マスコミではなくインターネットでした。草の根で芽吹きつつあったインターネットは、サーバが分散しているので、災害に強いです。若者を中心にネットユーザーが増えるきっかけになりました。


大災害の救援と、そこからの復興は、その差配がとても難しく、一元的な管理では不可能です。初期は、臨機応変の緊急支援が大事で、行政への集中は情報の混乱を生み(デマとか流れますから。地方政府も被災していますし)、かえって効率を落とします。現場裁量が大事。


中期には、心のケアや当面の生活保障など、被災した方に寄り添った、細やかなケアが必要で、ボランティアがもっとも輝く時期、必要な時期です。そして長期的には、果てしなく続くように見える復興支援が求められ、これも行政だけでは無理です。地元民を中心に、市民が支え合うシステムを作り上げることが大事です。

神戸の地震の時に思ったのは、集中管理の「お国」は、こういうときって意外と役に立たない、ということでした。具体的な支援者と、被災した当事者の繋がりこそが、一番有効です。団結なら、国に対してではなく、市民として、地域社会としてした方がよい。国って浮くんですよね。特に偉い人の視察。邪魔でしたよね。


宮城UPの視点で言えば、大災害時にこそ、社会と市民の真の強さが求められること、そしてそのためには、自由にコミュニケーションできるインターネットと、それを活用してボランティアとして活躍する市民が欠かせなくなるだろう、ということです。

実は中国は、インターネットの国際的な国家管理を強力に牽引する、もっともパワフルなアクターです。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/071128/amr0711280818000-n1.htm

以前、国連の会議に出たことがあるのですが、その場での中国の圧倒的な存在感、覇権主義と、ネットの国家管理に突っ走る姿勢に、強く違和感を覚えたことがあります。


私個人としては、ネットはできる限り自由で、開かれているべきだと考えています。そのため、この中国の考え方は、いかがなものかと思っていましたし、正直、反対でした。

でもネットがだいぶ普及してしまった現時点での、この震災。中国が、この地震から復興してきたのであれば、そこには自由で多様な市民社会が成立しているのではないか、と思うのです。それなら、きっとネットの自由についても理解してくれる。報道の自由とか、市民の権利とかもっと敏感になってくれる。インターネットを通じて、きっと、一緒に歩むことができる。


すでにそういった可能性も出ているようです。力に対して時に批判し、時に協力する、実態のある市民社会の芽が。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008051300346&j1


マジで御見舞い申し上げ、復興を祈っています。被災地にチベットも重なっているみたいですし、協力もします。頑張ってください。いや、お互い頑張りましょう。

ここしばらく、このblogでこだわってきたテーマ(宮城UPのテーマでもあります)は、「社会参加と福祉支援・IT支援」でした。


福祉化の進展も、情報化の進展も、両方とも障害者や高齢者の社会参加を助ける、と思われています。でも、(その片棒を明らかに担いでいる)私は、実はあまりそのように思っていません。

大事なのは、功罪があること。もちろん、良いこともある。しかし福祉サービスに予算をつぎ込んだからといって、ITにお金をつぎ込んだからといって、みんな常に、幸せになるとは限らない。


だから、宮城UPはこんなのなのだ。 今日は、そんな話です。


 あせるふう、ちょっと一息べーっだ!。意味もなく。


実は、福祉と情報の交点に浮かび上がるこの問題は、従来から、「デジタル・ディバイド」論という分野で語られてきました(たいして語っている人は、日本にはいませんが。

デジタル・ディバイト(情報格差)は、要はITを使える人と、ITを使えない人(障害がある人、高齢の人はこっちに入りがち)に、経済面や生活面で格差がでてしまう、という話です。


で、その格差をなくすために、社会的弱向けにパソコンを、ネットを普及させるべきというのが、従来のデジタル・ディバイド論の主張でした。国も社会も企業も、膨大な予算をつぎ込んできました。


間違ってはいません。ネットが無い人がいるなら、有るようにしなければならない。これは一面では正しい(アクセシビリティの議論に通じますね)。でも、今までの話を整理すれば、みなさんおわかりでしょう。この話は、「量のデジタル・ディバイド論」なのです。


もっと大事なのは、今、パソコンを使っている人は幸せなのか?ITが普及して、社会参加、進みましたか?と、聞き直すこと、です。つまり、ITが使えるかどうかではなく、どのように使うか、ということ、です。たぶん。


私は「質のデジタル・ディバイド」を、一番重視したいと思っています。「情報生活の質QoIL」とも、言えるかも。


「IT土方」って言葉、ご存じですか(いい表現じゃないですが)。 システムエンジニアやWeb製作の現場でよく言われる言葉で、納期までひたすらパソコンの前で働きつづけないとお金にならない人たちが、自分を揶揄して使ったりします。そう、情報産業の大半は、「人月」などという言葉があるように、時間を切り売りして稼ぐもの。肉体労働に近いのです。


現在、障害者の就労支援策の多くが、「障害者がITを使って働く」ことに傾注しています。でも、パソコンを学ぶためには、パソコンを買ったり、ネットの経費を毎月払ったりと、自己負担が必要になります。


いいことあるよ、と言われて、多大な労力とお金をつぎ込む。その結果が「IT土方」だったら、そもそも生活や身体に不利がある人にとって、絶対格差はなくならない。逆に開くでしょう。しかも、すでにパソコンを買ったあと(量的に解決されている)んだったら、絶対自己責任にされます。「おまえのスキルが足りないからだ」って。


デジタル・ディバイドは、パソコンやITの普及度、さらにはパソコン講習の受講人数では、絶対に解決できない。「どのように使えるようになったか」という、質の面の方が大事なのです。ではないと、競争社会の格差温存の言い訳に使われる事さえある。


使えない人が使えるようになるデジタル・ディバイドだけ、考えていれば良い時代は終わりました。これからは、どのようにITを使うか、どう使えば、私たちはよりよくなるのか?、を考えていかなければなりません。

その回答の一つが、宮城UP、なのです。スタートから、そういう考えで設計されているのです。


だから宮城UPは、単なるパソコン講習じゃ、ないのです。たぶん。

今日は2つめの記事です。


blog講習が終了したあとで、これまでUPを受講した人が集まって、同窓会が開催されました。

東京からいらっしゃった福田先生を慕って、親睦を深めました。


blog講習卒業式


中には、講習受けてなかった人もいますが。。。

あと、ビッグゲストとして、ゆにふりみやぎさんにも参戦していただきました。

http://www.uf-miyagi.jp/

強力なblog仲間が、また増えますよ。


さて、blogライター講習は一段落に見えますが、実はこれで終わりではありません。

むしろ、今日がスタートアップです。できれば定期的に開催して、blogやオークションを活用していく人、特にそこで仕事をめざしていく障害者が、お互いに支えあうような、共助のネットワークにしていけたらと思います。具体的には、最近の傾向や最新情報を学ぶイベントを主催したり、困った事があった場合の相談役割をしていきたいと思います。


そもそも、blogの読者としても、常につながっていますし。講習が終わってから、はじまる繋がり。これこそがblog講習の真価です。このネットワーク作りは、宮城UPが終わった以降のプログラムの、新たな柱になるでしょう。


さて最後になりますが、この講習のLiveトレーニング、そして特にオンライントレーニングを支えてくださった、ふくしまのおばちゃんさんが、懇親会ですごく素敵なことをおっしゃってくださいました。「この講習は、講習以外で学ぶことが多かった」。。。「障害」について、ネットの意義について、本当に学ぶことが多い企画だったと思います。

blogは障害を越えますね。余裕で。これからblogを使って、かるがる超えていきましょう。みなさん!


本日はblogライター講習の最終回でした。

東京から素敵な先生が仙台に来てくださって、今後のビジネスの可能性を含めて、blogを上手に書いて使いこなす方法を教えてくださいました。

http://ameblo.jp/fukuda0528/entry-10095740186.html

blogライター講習2008年5月11日

終了したら、卒業証がもらえます。講師のぐろーぶさんは、

http://ameblo.jp/blotatsu269/entry-10095738140.html

自分から車いすを押しておひとりおひとりに渡していらっしゃいました。

(写真、手ぶれしてます。ケータイで撮ったので。すみません。)

blog講習卒業式

おめでとうございます!


このblog講習は、今、まさに輝いているチーフのムーミンさんと

http://ameblo.jp/muumin100/entry-10095975950.html
企画しはじめたのが2006年頃。実施が昨年秋。やっとここまできたかと、
なんか、一番思い入れのある講習になりました。

やりはじめたころは、誰も宮城UPの講習について、理解してくれていなかった。
楽しいblog講習が、障害者就労になるなんて。
UPの講習は、他と違う、なんて。
UPの講習は、必ず成功する、なんて。
身内の中にも、信じられなかった人がいたくらいですから。

コーディネータのうさこさんがおっしゃるとおりです。
まだ小さい芽ですが、確実に、宮城の福祉とIT支援のシーンを変えると思います。

今後が、楽しみです。

今日はオークション講習第三期第二回目でした。


オークション講習っていうと、「なんでそんな変わった事を」と思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、意外な学習効果があります。


オークション講習2008年5月10日


今日(昨日?)はオークションの購入編でした。「本を買いたい」という方がいらっしゃってオークションで探し、よさそうなものが見つかったのですが、「どういう本なの?」「定価はいくら?」などを調べることになりました。


そのさいに使った一つが、amazon.com。いわゆるオンライン・ショッピングサイトですね。ネット上で購入したことがない人にとっては、使い勝手のよいサイトです。ネットオークションにもストアがありますけど、そういったオンラインショッピングの、賢い利用法を学ぶことができます。


オークションというと、すぐに「販売する」ことになりがちで、たしかに商品を売って利益を上げられるようになることで就労に結びつくのですが、その前に、「うまく購入する」というスキルが学べます。上手に買える人は、他のサイトでもよい消費者になれて、結局お得な生活になります。


よい購買者になることも、オークション講習の目標です。で、大事な社会参加スキルのひとつです。

どうも。宮城UPなのに在京中のプログラムディレクタです得意げ

東京に住んでいるといいことも悪いこともあります。

悪いことは、仙台の様子がわからないこと。

良いことは、必要があれば随時呼び出されることです(あ、悪いこと2つか?)

そんなことはありませんね。ということで、今日は久しぶりの新宿ミーティングatマイクロソフトジャパン本社でした。


MS新宿外観

立地もすごいですが、見晴らしが最高です。今は個室にとおされるようになってしまったのですが、まだ宮城UPが正式にはじまっていなかったころは、上階のミーティングスペースで打ち合わせしていました。待ち時間で「ふふふ、人が虫のようだ。」ごっこを楽しんでいました。

新宿入り口

入り口に美人のお姉様方がいらっしゃるので、「写真撮らせて」とウインクしたら、「取材許可をとってください。」と言われてしまった。。。しまった、Tさんがいるうちにお願いしとくんだった。

ミーティングの内容として、ここで書けるのは、
・5月11日にプログラムBの同窓会をやるよ。そこでビッグな新担当の方が来仙よ。ネットワークにして毎年できるといいね。
・UPの後継プログラム「コミュニティIT支援プログラム」にもちゃんと関わってね。(e-ATさん、うちもよろしくです)。
・この秋にちょっとデカめの視察イベントができるといいね → ってことは、年末まで宮城UPやるってこと!?

といった感じでした。

個人的にですが、マイクロソフトってすごく理解のある、社会貢献という点では最高の会社だと思います。いいわけ程度に名前だけ後援したり、逆に評価でがんじがらめにする企業・助成が多い中で、なにより「本当に実のある貢献をしたい」という思いを共有できるのが、とてもいい。現場のアイデアを信じて任せてくれるところも、とてもいい。外資で在外経験のある人が担当に多いからかな。。。

こういう思いを共有できるプログラムを任せてもらったことが、すごくうれしかったし、イキにも感じました。絶対、成功させてみせると思っていました。現実は力不足で、申し訳ないとおもっているところもあります。でも、だんだん成果は上がっています。

残り少ない時間ですが、思いを共有できる企業と出会えた幸運を、最後まで楽しんで、頑張りたいと思います。

ここ数日は、なんで宮城UPってこういう内容なのか、プランを考えた背景について、記録も兼ねて投稿してきました。ちょっと話が複線化したエントリはそろそろ終わり。で、今までの話を「社会参加」と括り治してみると、理解しやすいのでは、と思います。

私らの住んでいる社会は、これ以上人口が増えません。これを「参加」という論点で切り直すと、「社会の参加者数が減少する」ということになります。これは、量的にも事実です。もっと問題なのは、人口において、高齢者の割合が増加する、という、質的な面です。参加論で言うと大変失礼な言い方になってしまうのですが、若い人よりも高齢の方の方が活動的であるとはいえず、「参加者の質が低下する」面があることは否めません(実は、この言い方は消費や社会関係資源を考慮すると、大いに間違っています。若者が下げることはあるし、むしろ高齢者は参加の質を下げないのですが、一般的にそう思われているということで、それはまたいずれ)。

冷静に考えると、私ら個人は好きに生きればよいのであり、困ることはあまりない気がするのですが、参加の量的・質的低下が起こると、とても困る人(法人?)がいます。それが、日本という国であり、日本という社会です。国としては、国民に積極的に参加してもらわないと、やることがなくなってしまいます。国民がみんなでそっぽを向いたら、国家は成り立たないのです。経済的にも、社会的にも、政治的にもそうです。なので、一生懸命、「社会に参加しましょうよ。」と積極的に進め、そのための努力に傾注するわけです。

。。。ね、似たような話、最近よく聞きませんか? 障害者の自立と社会参加を希求する、障害者自立支援法のアイデアです。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/idea01/index.html

上のURLで書いてあることの大半は、まったく悪いことではありません。でも、本当に理想に燃えてつくった法案なら、こんなひどい事態にはならないでしょう? 

人が社会に参加できるようにすることは、決して悪いことではないのに、なぜ日本の福祉は上手くいかないのか、それは、「参加を強要すること」にあると思っています。日本もバカではないので、これまで福祉の充実のために多々手を打ってきました。これが一つめの処方箋で、現在の社会保障は、国家予算の7割を占めます。しかしことごとく裏目に出ています。将来の高齢化で、余裕がなくなっていくことに焦ってしまって、現在の自立支援や就労支援は、障害のある人を無理矢理、社会参加させようとしている。

でも、社会参加って、そういうものではないし、そういうように果たされるものではないんですよね。みんな、自分でやりたいこと、社会に貢献したいことを考え、選んで、満足して、はじめて果たされるわけです。だから、理想はともかく、考え方ややり方が完全に逆なんですよ。こんな慌てた福祉の仕組みに、どれほど予算を投じても、うまく行かないんじゃないか。日本の福祉がうまくいかない理由を、かいま見ることができます。

一方で、私たちの社会参加力を質的に向上させる方法が、別にあります。そしてそれは、すでに障害のある人や、高齢の人にとって、実行されています。今までのやり方=インフラでうまく社会参加できないのだったら、新しいやり方=インフラで社会参加すればよい。つまりITを利用するということです。ネットを使うことができれば、買い物も、就職もできるし、日常生活を豊かにできる。このもう一つの処方箋=情報化は、福祉領域では、国や自治体というより、パソコンに注目した障害者や高齢者が、自分で開拓してきたものです。


この話が間違っていないことは、最近の障害者向け就労支援で出てくる話がITばかりということからもわかります。情報化は、福祉の向上に明らかに貢献することができる。本当に? ではどのように?


福祉がどんどん進むことと、情報化がどんどん進むことが、交差して、混ざり合って、これからの高齢化する日本社会に、大きな影響を与えようとしているのです。たぶん。


ちょっと話題を変えて、講習報告です。

本日(昨日?)、太白会場の「恐竜やま」で初心者向けの講習が開催されました。
7名の方が参加なさり、思い思いの課題に取り組まれました。

宮城UPの地域講習は、学びたいことを受講生の方ご本人に選んで決めていただきます。
昨日は、「町内会名簿」「家計簿」「暑中見舞い」をやりました。

パソコンを学ぶというと、「基本的なスキルから、順を追って」というテキストが多いのですが、それだと長続きしないんですよね。マウスの仕組みとか、Windowsの仕組みとか、よく考えるとそういうことに詳しくなりたい訳じゃないですよね。私らは、名刺つくるとか、帳簿をつけるとかを、パソコンでやりたいだけなので。今、パソコン詳しい人って、テキストで一から学んだ訳じゃないですよね。おもしろそうだと、いろいろ挑戦している内に、だんだんと詳しくなったわけです。

なので、ご自分の生活の中で一番やりたいことに、できるだけ挑戦していただく。でそのために一番近いテキストを利用して、講師やアシスタントと学んでいただく、これが主眼になっています。

お昼には、みなさんで「それいゆ」のお弁当を食べました。お昼を一緒にする、というのも、宮城UPの講習の特徴です。できるだけ「パソコン友達」をつくることが、ちょっと聞いたり、教えあったりして、パソコンを学び続け、使い続けるために大事だと考えています。「来たくなるような場」づくりが、目的なんです。


太白会場恐竜やま


この「学ぶ場づくり」というプログラムAは、思い入れのある企画でして、いろいろお話ししたいことはあるのですが、
すみません、またもや仕事中に内職してるので。またいずれ。