ブログネタ:自殺について考える 参加中

ちょっと、クチコミ番付を進められたので、参加してみることにしました。ネタは、最近「死」とか「生」とかについて考えていることもあって、これに決めました。

自殺を考えるときに思うのは、「死ぬ自由って何?」ということ。

「死んじゃダメだ」とはよく言われます。でも、「自分の意志で死ぬ」ことを、否定する理由はない。

「死んだらなにもかもおしまいだよ」 
 → 「いや、むしろ終わらせたいから。」

「死んだら周りに迷惑がかかるよ」
 → 「それは、周りのあんたがたの都合でしょ。」

Wikiでちょっと調べたら、日本って「年間300万人が自殺。日に80万人以上が自殺している計算 」という国なんですね。これだけの人が自殺しているってことは、ありきたりな人生訓や、ちょっとした生活支援では、自殺は止め難いのではないかと。答えの出ない、難しい問いです。


¥1,890
Amazon.co.jp
哲学的な思考の結果、自ら積極的に死を受け入れた研究者の、哲学研究としての最後の事業=自死の過程=遺書です。「自殺者は死にたくて死んだんじゃない。」と言われますが、「死にたくて死ぬ」という理屈、間違ってないんですよね。本当に考えさせられる本で、論じたいことはたくさんあるけれど、まずは哲学的に、ないしは倫理学的に、「自殺はダメ」という論理が組み立てられないことを確認するに、留めておきまして。

で、福祉と情報を掲げるこのblogで、あえて考えてみたいのは、「死ぬ自由って本当にあるのはてなマーク」ということです。

そもそも、私たちが自由になるモノが、自分の生活の中で、どのくらいあるでしょうか?

この問いは、実は障害のある方、生活に困っている方にすごく実感してもらえるのでは、と思います。身体的な制約が大きいと、本当に自分の思うとおりにならないことが多い。行きたいところがあっても自由に行けないし、買い物をするにも自由に入れないお店が多い。噛む力や飲み込む力の問題で、好きなものが自由に食べられない、ということさえある。

ただ、では障害が無い人、健常者だという人が自由かというと、そうでもありません。つきたい仕事に就けない。好きな人に嫌われた。ゲームしてたいけど会社に行かなければならない。田舎に生まれてしまった・・・東京に生まれたかったのに。女に生まれてしまった・・・男に生まれたかったのに。アメリカに生まれれば、英語で苦労しなくてすんだのに。

単なるわがままでしょうか? いえ、そもそも私たちは、自分の行動でさえ、まったく思いどおりにならないのです。
友達が「言葉はいつも思いに足りない」というエントリをしています。http://ameblo.jp/toridge-risbah/entry-10098796059.html

私たちは、自分の想いさえ、言葉にできない。伝えられない。理解しあえない。

そもそも、最初から生まれたくて生まれたわけじゃない。

何一つ、自分の思いどおりに、自由にならないじゃないか。自由に生きている人なんているのか? そう思っている人がいたら、それは誤解か自己欺瞞してるだけなんじゃないか? そもそも社会に、自由なんてあるのか?

では、そういう中で、なぜ、「死ぬこと」だけは自由だといえるのでしょうかはてなマーク

最近私は、そもそも「自分が自由である」っていうのが、実は勘違いなのではないかと考えています。というのも、自分で思いどおりにできたり、自分だけで決定できることが、あまりに少なすぎるからです。

一見、自由に感じていることでさえ、よくよく思いなおしてみると、あらかじめ選択肢が決められている中でしか選んでいない。その選んだ選択肢も、人の助けがなければ実現しなかったりする。

ものすごい限られた状況、環境でしか、そもそも生きられないんですよね。人間はしょぼん。当たり前です。だって、私たちは独りで生きているのではない。周りに多くの人がいて、みんなそれぞれの都合で、意思で生きている。周りにがんじがらめなわけです。私たちは。そして、自分がすることは・・・会話も、愛も、食事も・・・すべて、周りの他人との相互のやりとりの中でしかできない。

そもそも最初から、社会的なんです。私たちは。自分の周りに社会がある。それはどうしようもない。

でも、だからといって、私たちがまったく自分で決められなくて、すべて周りから強要されているか、というと、これも違う。

限られているとはいえ、選択肢のどれを選ぶかは、明らかに自分が決めていますから。つまり、私たちはそもそも、自分の思いどおりにできるという「自由」な世界には生きていない。でも、限られている中で少しとはいえ、明確に自分の考えや意思を実現できる場所はある。その中で、どう選択していくかが勝負。これが自己実現であり、人生なのではないか。

この二つは区別して考える必要があると思います。なので私は、前者を<自由>、後者を<自律>=自分で自分のことをコントロールすること、と呼ぶようにしています。

で、その限られた選択肢の中に、「自分で死ぬ」というのは、入っていないのではないかと思うのです。

だって、将来「自由に死ぬ人」を、私たちは生み、育て、付き合わなくてはいけないのですか? 死ぬ自由を表明した人とビジネスをして、死なれたらどうするのですか?  自由に死ぬ人の将来を願って教育しなければならないのですか? 自由に死ぬ人と会話し、思い出を残していかなくてはいけないのですか? 

もちろん、自殺された方が苦しんだ末であることはわかります。でも、残された方は、やはりもっと辛い。せっかく良い関係になったのに、せっかく生み育てたのに、せっかく共に生きてきたのに、「自由に死なれ」るなんて、しかも、その後その人がいない日常が続いていくなんて、残酷すぎる。

〈自由〉って、周りにやさしくないと思うんです。周囲への思いやりや配慮の視点が見出せない。それに対して、〈自律〉は、周りを理解してその中で、自分を表現していくことなんじゃないかと思うんです。周りの人や環境と共存しながら、自分として生きていく術なのではないかと。

私たちはそもそも、とても不自由です。だからこそ自分らしく生きることができる。〈自由〉ではないけど、〈自律〉している。そんな風に考えれられれば、「死ぬ自由」まで追い詰められずに、生きる術を考えられるのではないか、そんな風に思いました。

理想論でしょうかガーンはてなマーク
前の話の、ちょっと続きです。5月10日ごろの新聞で、そのとき書こうと思って遅れてました。

日本でもっとも過酷な職業とは何か、と聞かれて、「ヘルパーさんとケアマネさん」と答える私を、責める人はいないと思いますしょぼん

「訪問介護事業所が減少 08年3月、前年比562減」 (本紙の時時刻刻の方がまとまってた)
http://www.asahi.com/health/news/TKY200805090300.html

ここも、まとまっていて読みやすいかも。
「介護の支え手も守る仕組みに」
http://www.asahi.com/shimbun/teigen/teigen15.html

介護保険に投入されている保険料・税金の総額は、総額6兆6559億円なのだそうです。あと15年ほどで倍増はするとのこと。

一方、国内の介護職員(介護に携わるケアマネ・福祉士・ヘルパーなど)は、有資格所有者が約100万人で、実際に仕事をしているのはもっと少ないと言われています(半分ぐらい?)。その理由は、「月給が安いから。」全国平均で20万円そこそこ。14万円台という話も聞いたことが。居宅介護支援は崩壊寸前。だから介護保険料の値上げは不可避と。

ケアマネさんやヘルパーさんの給料を増やすためだったら、保険料値上げは仕方ありません。大賛成します。でも、この朝日新聞を読んでて、ちょっと気になったんですが。。。

単純に、昨年の介護保険の総額を、介護職に頭割りしたら、年収660万円。有資格者がすべて働いても、月給50万+ボーナスの計算になるんだ。。。

はてなマーク

いや、むちゃくちゃ単純で極端で不自然な話なのは認めます。。。でも、こういうのは得てして、思い切って俯瞰して概算してみた方が、本質がわかったりします。

もちろん、リフト車や住改、福祉用具を買うお金が必要です。でも、総額で年間2兆も3兆も、かかっているのだろうか?

事務や施設などで必要な経費もあるんだろうなあ。でも、一般管理費として、2割ぐらい? 事務費に何千億円も必要なの?

そもそも、有資格者が全員働いているわけではない。将来的に7割は働くと見積もっても、年収200万そこそこということは無いはず。もし無駄使いしている所があるなら、保険料上げても、意味がない。ヘルパーさんたちの待遇改善にならないと駄目です。

はてなマーク

いずれにしても、介護保険の半分以上は、介護職のものではない、ということですね。私たちは、目の前のケアマネさんやヘルパーさん達に使ってもらうつもりで、介護保険を払ってましたから、ちょっと意外でした。

介護保険って、マジで何に使ってるんだろう?
誰か内訳などに詳しい人、教えてくれませんか?

あと、本紙は朝日、ネットでは産経を読んでるって、バランス取れてる自分も意外。ガーン

もうすぐ月末です。今後の宮城Upの講習予定を書いておきます。ご興味のある方は、右側の「申込はこちら」まで、ぜひご連絡下さいね。ニコニコ

5/31(土) オークション講習(みやぎNPOプラザ)

6/1(日) 若林地域講習(ゆめつむぎ)

6/4(水) 太白地域講習(八木山・恐竜やま)

6/7(土) 太白地域講習(八木山・恐竜やま)
6/7(土) オークション講習(みやぎNPOプラザ)

6/12(木) 大崎地域講習(岩出山・太陽の村)

6/14(土) オークション講習(みやぎNPOプラザ)

6/15(日) 若林地域講習(ゆめつむぎ)

6/18(水) 太白地域講習(八木山・恐竜やま)

6/21(土) 太白地域講習(八木山・恐竜やま)
6/21(土) オークション講習(みやぎNPOプラザ)

6/22(日) 石巻地域講習(石巻文化センター)

6/26(木) 大崎地域講習(岩出山・太陽の村)

会場については、右側の場所をクリックすると、地図が出てきます。楽しくやってますので、ぜひ遊びに来て下さいね。ラブラブ!

ちょっと報告が遅れてしまったのですが、5月17日に開催された「まざらいん若林」に、宮城UPも参加しておりました。


まざらいん若林の写真 おお、大盛況ニコニコって、背中に何か貼ったままですよ? 後ろ、後ろ!


 まざらいん若林は、仙台市若林区が主催する福祉PRイベントです(たしか)。宮城UPは現地のNPO法人ゆめつむぎさんとコラボしてやっている若林地域会場のPRで参加したのでした。ノートパソコンとプリンタを持ち込んで、その場で体験、簡単しおり作りをしました。


宮城UPの地域講習会場では、NPOさんや福祉施設さんと組んでやることがあります。「なんか今まで書いてることと違うじゃん」って思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはないです(^_^;。


写真を見てみると、良くわかりますよ。以下、若林会場の講習風景の写真であります。


若林会場ゆめつむぎ講習の写真01


 ね、地域での手作り感いっぱいでしょ(^_^)。 若林講習は、私も好きな会場のひとつです。公的施設のパソコンルームでカッコよくやるのばかりがIT講習じゃない。こういうIT講習もありえるんです。というか、こういう地域に深く根ざした、日常感覚のIT講習こそが、大事なのです。


この一枚の写真にも、障害者・高齢者向けITポイント、つまり宮城UPのエッセンスが隠れています。


まず、障害当事者が講師であること。車椅子の人が教えている側です。宮城UPはほとんどの講習が、障害当事者が講師を務めています。なんか、そうなっちゃったというのもあるのですが、「障害者のIT講習」だったら、そうじゃないよりも、当事者が講師のほうが良い。


若林会場ゆめつむぎ講習の写真02  もうひとつは、受講される障害者・高齢者の方が、会場の運営に積極的にかかわってくださる、ということです。受講生は利用者さんでも職員さんでもかまいません。そういう区別が問題じゃないんです。だって、「ITの利用者」という意味では、みんな当事者ですから。「職員向け」とか「利用者向け」とか区別無く、みんなでパソコンを学ぶ、というのが理想です。


2枚目の写真、後ろであわただしく準備してくださっているのは、当日のお昼ご飯です。とても美味しくてヘルシーと、名物になっていますにひひ。これも、良いんですね。講師も受講者もまざってみんなでお昼をいただく。それを目的に来る人もいるぐらい。みんなで美味しいお昼を食べながら、雑談に花を咲かせ、一緒にパソコンを使い続ける当事者=友達になっていく。これが大事です。


当事者が自分たちでつくっていく「地域で学ぶ場」。その詳細や内実について、これから引き続き、取り上げていきます。その前に、少し前回の話しに戻りますね。

P.S. 実は二枚目の写真には、宮城・仙台でも著名な障害者向けIT支援者、その道の大ベテランがいらっしゃいます!そういう方が、地に根ざしたIT支援に尽力してくださる。尊敬に値することだと思いますし、宮城UPの売りでもあります。

ちょっと宣伝?です。 ご存じのかたもいらっしゃると思うのですが。

もっと早く取り上げないと駄目ですが、自分が行くつもりだったんで、

報告がてらエントリーしようと思ってました。

けど、用事が入っていけなくなっちゃった。。。



フォーラム障害者とICT 2008

日時=2008年5月25日(日)9時半~16時半

前夜祭=5月24日(土)16時~19時

会場=東京・セシオン杉並 (丸ノ内線・東高円寺駅 徒歩5分)

主催=日本障害者協議会 

共催=杉並区 後援=東京都 協賛=日本障害フォーラム、日本障害者リハビリテーション協会、東京都障害者ITサポートセンター


■25日(日)午前受付開始 9:30~

●学習・実践セミナー 10:00~12:00

1)ホームページで障害者運動を一歩前へ!岩渕正樹(坂戸パソボラ代表) 田中克典(越谷総合技術高等学校)  

2)迷惑メールが名簿を盗む?!寺田慶治(NPO情報セキュリティフォーラム・(有)コンピュメンター社長)  

3)情報アクセシビリティと障害者権利条約を読み解く 梅垣正宏(情報アクセシビリティ研究者)


25日(日)午後 13:00~16:30  

●記念講演 畠山卓朗(早稲田大学人間科学学術院教授)

●基調提案 薗部英夫(日本障害者協議会情報通信委員長)

●記念シンポジウム 目的達成の手段としてのICTの利活用と権利

●レインボーブロジェクト企画展 24日、25日

■参加費(資料代)=2000円


ICT2008バナー

パソボラカンファレンスのパワーアップ版、って感じなのかな?

みなさん出席なさるみたいで、いいなあ~。

知り合いが出るので、ぜひ応援も兼ねて行きたかったんですけどね。

参加申し込みしている方、行った方、どなたでも良いので、ぜひ教えてくださいね。

障害者福祉におけるIT支援を考えるさいに、日常生活で使うメディアなのだということを忘れてはいけない、という点について説明してきました。障害があろうとなかろうと、福祉だろうとそうでなかろうと、あんまり変わらない、という話でもありました。

ところがもちろん、福祉の話だから、という特別な都合もあります。今日はそういうお話です。

人が生きていく=生活において、特別にしなくちゃいけなかったり、頑張らなくちゃいけないなんてことは、そうそうありません。むしろそれがあるなら、頑張らなくてもいいようにしなければならない。それこそが福祉支援の役割で、あくまで「福祉」は生活のサポートでなければなりません。

ITが目的ではなく、手段であるのと同じようにべーっだ!

ところが障害のある人が、普通にパソコンを使おうとすると、無理をしなければならない局面が出てきます。その代表例が、「プリンタの紙詰まり」です。

プリンタの紙詰まりは、フリーズ、Windowsの起動の遅さ、と並んで、「パソコンで頻繁に感じる怒り」ベスト3に入ると思いますパンチ!。「印刷」アイコンを押してトイレに行き、戻ってきたら紙が詰まって赤ランプがついているという経験、日常的にしているのではないでしょうか。あと、空打ちとか。紙を入れ直すだけでも、障害がある人には大変だったりします。

日常生活の中でパソコンを使おうとすると、こういった問題はつきまといます。パソコンは、そのモノがあれば使えるわけではない。その使い方を学べば、使い続けられるものではない。利用するための環境が整う必要があるんですね。

じゃあ、自分で紙を直せない肢体不自由や視覚障害の人はどうすればいいのか? 現実に、誰が変えてくれるのでしょうか? きちんとした調査があるわけではありませんが、私のつたない調査結果によると、1番が家族、2番目が介護者、3番目がボラさんのようです。。。うん? 1と3はともかく(一人暮らしなら?もあるけど)、2番の介護職って、ヘルパーさんのこと?

お気づきになりましたはてなマーク 厳密にはヘルパーさんは本当はプリンターの紙、変えてくれなくても文句言えないんですよね。介護保険では、プリンターの紙詰まりはメニューに入っていないからです。でも実際には、「ちょっとお願い」ってして、みんな変えてもらっているわけです。

もうひとつ、問題があります。ヘルパーさんは「人間の介護をする専門職」。だから、プリンタを治したり、パソコン利用を支援したりする専門職ではないわけです。そういって、プリンタを放置したままお帰りになる方を、何人も聞いたことがあります。でも、利用者からすると、家族が頼れない場合は、やってもらうしかないわけです。「指示どおりやればいいから」と言っても、やってくれなかったりする。一言でいえば理解不足ですが、それだけじゃない。

じゃあ、障害者がパソコンを使い続けるためには「プリンタの紙を変える専門家」が要るのか?っていう話も、変でしょ? 技術革新して「絶対紙詰まりしないプリンタ」が開発される!?なんてのも非現実的です。結局、そのとき身近な人にお願いするしかないわけです。

言いたかったのは、福祉批判やヘルパー批判ではありません(もう少し続ければ、私がヘルパーの味方なことがわかりますラブラブ!)。大事なのは、専門職を育成して充実させたり、技術革新をおこしたりでは解決できない、日常的に利用できないような状況が、ITにさえある。それは、当事者の無理と、周りの理解と、お互いの〈余裕〉から成り立っている。ということです。

我慢頑張らなくても生活できるためには、ある程度の〈余裕〉が必要です。地域でパソコンを使い続けるために必要なモノは、なによりもそういった環境、場です。宮城UPで地域支援するなら、ここだろう、と。そのための当事者の理解、周囲の配慮、そして福祉生活の〈余裕〉について、次に考えます。

あれ? パソコン教室の話にならないなあ・・・次々回ぐらいで、なんとかショック!

前の話からちょっと脇道にそれてしまいましたが、今、宮城UPの地域支援の話をするために、「生活の中でITを使うこと」、を考えています。

先日、KDDI総研さんとお話をする機会があって(私ふぜいが僭越ですが)、「障害がある人は、パソコンを使って就労したり、コミュニケーションしたり、すごいんですね。」という雰囲気になったので、「そんなことありません。普通です。」と申し上げました。拙かったかな?でも、宮城UPのみなさんとか、パソコン 使ってやってること、超普通、ですもの。

以下、UPのアンケートから、「パソコンを使ってよかったこと」です。
– 新聞記事を多く読める。知識を得られる。
– テレビの料理番組のレシピをネットで見たりして情報を得る事が出来る。
– 特売品などの情報や宅配弁当の情報を知ることができた。
– ホテルなど探すことができる。

などなど。全然「福祉」での「IT利用」っぽくないです。でも、あたりまえですよね。障害者だからといって、何か特別なことをしたりしているのはTVの中だけで、日常的には普通の生活をしているわけです。ITが来ても、同じです。

つまり、大事なのは「福祉」じゃないんです。「生活」なんです。

高齢者、障害者の話というと、すぐに「福祉利用」の話が出てきます。例えば宮城や仙台での障害者向けパソコン教室は、当初は「福祉施設での出張講習」でした。中には、福祉職員さん向けの講習をやっている、という所もあったようです。

別に、それが悪い訳じゃないんです。でも、それではITの良さは、まったく生かされないんです。福祉をIT化しても駄目なんですよ。生活をIT化しないと。

話は変わりますが、新規事業で総務省さんが「ふるさとケータイ」なる興味深い事業を進めようとしています。
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080314_5.html
とてもおもしろそうなコンセプトなんですが、中身が。。。CNET Japanさんへのトラバ元にも書いてありますが、http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20369391,00.htm
ふるさとケータイで想定されているのは、救急車を呼ぶ、病院の予約をする、一人暮らしの老人の安全を見守る(利用者が自分でそれを望むってこと?)、災害時の情報提供など、、、

確かにそれらは大事です。でも特別な利用法で、無理にすべてケータイでする必要はない。私たちは、ITでそういうことをしたいわけじゃない。日常生活をより良くしたいんです。おいしいモノを食べたり、音楽を聞いたり、街まで行かずに買い物したりとか、そういうことをしたいんじゃないでしょうか? 見守りサービスや災害通報のために、ケータイを買うんですかね?私たちは。

福祉でITというと、すぐ「施設向けの書類作成」や「見守りサービス」になってしまう。地域でITというと、なぜか病院の予約や119番通報になってしまう。すべて、サービス提供側の視点ばかりなんですよね。実際に使う利用者の視点が、十分入っていないんじゃないかと思います。

障害者向けのパソコン講習だってそうです。そこで習うのはワードの基礎とか、エクセルの基礎とかばかりです。私たちは別にワードを使いたいわけではありません。年賀状をつくりたいんです。エクセルが上手くなりたい訳じゃない。年賀状の住所録を整理したいんです。年賀状や住所録ができるのなら、別にワードじゃなくても良い。パソコンである必要もない。

地域でITを使うこと。そのキーワードは「日常生活」にあります。それは障害者であろうとなかろうと、あまり変わらないのです。この視点が、宮城UPのプログラムAに繋がります。

宮城UPの講習は、何度も繰り返しておこなわれます。

ネット関連だけで言っても、この一年間に、インターネット講習が3回(若干内容は違いますが)、blog講習は2期、オークション講習に至っては、3廻り目をしているわけです。


なので、各期ごとに修了した卒業生がいらっしゃるわけですが、ちょっとした出会いがあったようです。

http://ameblo.jp/hina0303cs/entry-10098189779.html

受けた時期がちがっても、出会うことが、blog講習にはあるんですね。

お世話になっている「福島のおばちゃん」さんが、「素晴らしいし、うれしいことです。」とおっしゃっていましたが、本当にそうだと思います。いいですね。


考えてみれば、私も離れて暮らしているわけで、blogが唯一の仙台との繋がりになってるんだよな~(精神的意味含む。)これも、いいことですよね。


またblog上で、よろしくお願いいたします>みなさんニコニコ




東京都障害者ITサポートセンターで友人(というか、先輩ニコニコ)が働いているのですが、「イベントを企画したけど、まだ募集中だから、ぜひ宣伝してして!」と頼まれたので、紹介させていただきます。


東京都障害者ITサポートセンター 【 体験してみよう「入力補助の色々」 】

1.日 程: 2008年5月31日(土)

2.場 所: 東京都障害者ITサポートセンター

3.受講料: 無料

4.対 象: 都内在住の障害をお持ちの方や支援者。

5.講義内容(予定)

●第1部 13時30~14時30分 各種補助機器のデモ

(1)「ノータッチキーボード」 アクテブライズ(株)

(2)「楽たっち」 日本テクト(株)

(3)「ドラゴンスピーチ」 ニュアンスコミュニケーションズジャパン(株)

●第2部 14時45分~16時 体験してみよう「入力補助の色々」

第1部のデモ機やらくらくマウスなどの展示入力補助機器の実体験

6.募集期間: 2008年4月21日(月)~5月24(土)

7.申し込み方法: ・お電話かメールでお申し込みください。

●メールタイトル:「入力補助機器の色々」参加希望

●メールの内容   ・講座名 「入力補助機器の色々」   

・障害の種類 (支援者の場合はその旨明記)   

・お住まいの区市町村名   

・お名前   

・電話番号

●申込先 Tel:03-3208-0471 Fax:03-3208-0472

メール:info@tokyo-itcenter.com
http://www.tokyo-itcenter.com/500jigyo/nyuryoku_080531.html


今回の目玉は、頭部の傾きをとるセンサー付きのキーボード だそうです。あ、ドラゴンもあるなあ。アスキーが販売していた頃は、うちに来てもらったりもしていたけど。


Kuniの紹介で来た!とい言ったら、特に詳しく説明してもらえるように、お願いしておきますべーっだ!。いろいろ勉強になると思いますよ。東京都民でなくても、ぜひいってみよう!


宮城でも、また機会があると良いですね。やるとすると楽暮さんか、うちかなあ~。

akiさんのblogで、「みんなが便利は不便」という、おもしろいエントリに刺激をうけて、
http://ameblo.jp/tesigoto2211/entry-10097624470.html
予定を変更します(^_^)。

パソコンを使うときに必携のマウスですが、みなさんお使いのモノは、たいてい下のようなモノだと思います。右手で覆うようにつかみ、四方に引きずるように転がして矢印を動かし、人差し指と中指でクリックする、というものです。

エレコム 2.4GHz ワイヤレス レーザーマウス スュードルージュ M-D14URRD
¥4,710
PCショップ マーベリック ヤフー店
ところが、こういうマウスって、使いにくい人が多いんですよね。たとえば、手が震えて矢印をうまく合わせられない、指でうまくクリックできない、など。

もっと多いのは、手首の力が弱いので、マウスを持ち上げられない、という方です。自分が使っている時を思い出して欲しいんですが、このタイプのマウスは、左右に大きく動かした後は、マウスを持ち上げ、真ん中に再度配置しなおす必要があります。じゃないと、マウスパッドや机の端から、落ちてしまうんです。だから引きずるだけじゃなくて、マウスを何度も持ち上げる筋力が必要なので、力が弱くなる障害(ALSや筋ジスなど)の方は、使えなかったりするんです。

意外と使いにくいんです。普通のマウスって。なので、そういう方は、普通のマウスではない、ちょっと変わったマウスを使っていました。たとえば、タブレットとか、トラックボールです。トラックボールも、両手で保持できるモノ、手の甲で使えるモノ、足で使えるモノなど、数年前までは、いろいろあったので、皆さん自分で選んで好きなように使っていました。

ところが最近、いろいろ使えるマウスが、すごく減ってきた気がするんです。
理由は2つあります。たぶん。
(1)普通のマウス(ホイールマウス)ばっかりが売れ、変わったマウスは店頭から少なくなった。
(2)トラックボールなどに、エルゴノミクス 【ergonomics】ブームが起きた。

エルゴノミクスは、「人間工学」ともいい、人間の身体を分析して、疲れやすくないよう、使いやすいようにデザインするというもので、ユニバーサル・デザインにも結びつく考え方です。

まさに、「みんなに使いやすい」を求めた、ひとつの形なんですよね。

なので、たとえば最近のトラックボールは、下のような形になるわけです。
ワイヤレストラックボール■ラバーブラック
¥5,000
マイオフィスバーゲン
このトラックボールはおそらく、右の人差し指でボールを動かしやすく、右の親指でクリックしやすく、いろいろ科学的に分析されてデザインされている、おそらくエルゴノミクスっぽくできているのではと推測しています。でも、このトラックボール、使いにくいんですよ。。。

。。。左手で。左利きの人とか、片マヒで左手しか動かない人は、使えない。エルゴブームの結果、左利きで使えるトラックボール、急に減っている気がするのですが、どうでしょう? 足でなんて絶対無理。

昔はトラックボールは、中央にボールがあったり、左右にあったり、いろいろだったんです。5年ぐらい前。ヨドバシカメラには、本当に変わった、感覚だけでつくったような「へんてこマウス」がたくさんありました。たいていは使いにくいのですが、障害がある人にとってはなぜか使いやすい、というものも多くありました。ところが、エルゴブームが来て、そういったマウスはどんどん数を減らし、「右手でしっかり保持できる人」向けのマウスばかりになっちゃった気がします。(最近は、逆にちょっとずつへんてこマウスが出てきてますが。ごろ寝とか。)

ぜひ皆さんもヨドバシで試してみてください。「みんなに使いやすい」が売りの、エルゴノミクスのマウスやキーボードを。結構、使いにくいでしょう? 手の大きさも、指の長さも違うんですよ。みんな。「みんなに使いやすい」は、「みんなに使いにくい」。実はそうなんじゃないかと。たぶん。