東日本大震災の教訓(148):海保 | 安部孝(あべたかし) 元宮城県議会議員 〈急がず休まず〉

安部孝(あべたかし) 元宮城県議会議員 〈急がず休まず〉

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、
    成らぬは人の為さぬなりけり」
            (上杉鷹山)

 

海上保安庁の活動と活躍

 

 

✰海上保安庁の大震災時の活動は、被災地に大きな希望を与えてくれました。全国の11管区との協力関係を維持し、自然災害時に即対応できるよう普段からの連携構築が必要です。

 

 

海上保安庁は初動対応で360人の人たちを救助しました。218体の遺体収容、112名をヘリコプターへ吊り上げ救助、62名の幼稚園児のボートによる救助等を行ないました。

被災港の復旧、航路標識の復旧、海上の安全確保、福島県の海域監視警戒等様々な支援救助活動を行ないました。

 

 

ヘリコプター搭載型の巡視船「ざおう」は震災時、係留索が切断し漂流状態になりました。錨を投入して何とか座礁を回避できたことは幸いでした。

 

 

ヘリコプターのベル212「しおかぜ」の活躍も大きいものがありました。現在は、シコルスキーS-76Dに譲り海域の活動が行われています。