東日本大震災の教訓(39):大川小学校 | 安部孝(あべたかし) 元宮城県議会議員 〈急がず休まず〉

安部孝(あべたかし) 元宮城県議会議員 〈急がず休まず〉

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、
    成らぬは人の為さぬなりけり」
            (上杉鷹山)

 

大川小学校

 

 

♦2011年

3月11日

15時37分

石巻市震度6強

 

 

*石巻市立

大川小学校

 

 

津波により

児童108名中

74名死亡

教員10名死亡

海から3.7m

内陸に位置

川を大津波は

遡上した

北上川

川幅600mの

大河

 

津波の高さ

8.6m

校舎を

飲み込んだ

 

助かった

「奇跡の少年」

4名

 

 

♢原因は

色々ありますが

 

津波は

ここまで

来ないと

いう神話

 

避難の

意思決定の

遅延

 

避難先の

選択ミス

 

学校が

避難所に

なっていた

ゆえに

運営体制や

教職員への

依存が

高かった

 

とっさの

判断のミス

・・・

 

 

[裁判]

 

♢2018年

4月26日

二審判決

学校の

防災体制に

不備あり

♢2019年

10月

最高裁確定

 

♢児童遺族

19家族が

市と県に

総額23億円の

損害賠償

請求を行う

 

♢2016年

10月26日

仙台地裁

14億

2600万円の

損害賠償を

命じる

 

♢2019年

10月

仙台高裁

市と県の

上告を

棄却

賠償金

約14億

3600万円が

決定

 

 ♦大川小学校のこと

 

大変

痛ましい

悩ましい

事柄を

多方面に

問題提起

しました。

 

私共も心を

痛めたことを

思い出します。

 

当時、

関係者の思いや

考えを聴く機会も

ありました。

(こんな言葉では

色々の思いを

表すことが

できません。

ただただ

ご冥福を

祈るしか

ありませんが

・・・)

 

学校が避難所に

なっている。

故に

避難所から

立ち去ることの

難しさも

あります。

 

まさかの大津波

学校の先生方も

災害

マニュアルさえ

十分に

理解していない

こともあった

でしょう。

 

ここが

どんな地形で

どんな場所

なのか

分からずに

いたかも

しれません。

 

 

私らも

こちらの方面に

来たときは

壮大な

北上川を見て

いい景色、

いい眺めと

感じながら

通って

いました。

まさか

津波が来る

エリアと

想像だにして

おりません。

 

  *裁判を通じて

様々な教訓を

示して

くれました。

 

 

[教訓]

 

・「想定できない」

理由に

ならない

 

・自然災害に

向き合う

学びを

教員と生徒で

やって

いなくては

ならない。

 

・学校が

どんな場所にあり

どんな危険性を

はらんでいるか

事前に

知っておく

教育を

スケジュールを

つくり

行って

いかなければ

なりません。

 

・マニュアル通り

に行かない部分を

どう補い、

どう行動するかの

予測を普段から

トレーニングして

おかなければ

いけません。

 

・先生だけに

任しておかない

父母、PTA・

地域等の役割も

考えて

いかなくては

なりません。

 

「言葉」は

簡単です。

どうやるか

具体的な

「行動」が

大切です!

 

あらためて

ご冥福を

お祈り申し

上げます。

 

私達は

「決してムダに

 しません」!