元気です! 宮城県松島湾のカキ | 安部孝(あべたかし) 元宮城県議会議員 〈急がず休まず〉

安部孝(あべたかし) 元宮城県議会議員 〈急がず休まず〉

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、
    成らぬは人の為さぬなりけり」
            (上杉鷹山)

2011年の東日本大震災で、宮城県内のカキ養殖場、松島湾のカキ養殖場は壊滅的状態になりました。

松島湾の養殖も翌年から再開しましたが、2013年突然カキが取れなくなり、「原因は不明」ということになりました。

 

     

                 宮城県・松島湾のカキ 今が旬!

 

     

               フサコケムシの研究者 馬渡先生(元北大教授)

 

更に、海中に住む「フサコケムシという生物が原因かも」とのうわさがながれ、解明が望まれました。東北大学の先生方や宮城県の水産研究所の職員総出で解明に協力頂きましたが、この生物ではなく、別の要因(水温、津波による海底の変化、全般的な海洋環境の変化等)ではないかの結論に至りました。

 

      

      カキの原因不明に挑む!              今も海洋調査は続く!

 

そして、2年後奇跡的にもとの元気なカキが、松島湾に戻ってきたのです。

自然の回復力に驚愕しました。

 

その後も私共は、大学の先生の協力を得て、継続して環境調査をしていただいております。

現在、松島湾のカキ生産は波がありますが、何とかカキ養殖は続いています。

ただ、漁業従事者は減少しており、今後の対策が必要です。

 

         

                海洋研究者 広瀬先生(北里大准教)と

 

漁業従事者と行政等が一体になり、「継続して仕事ができる環境整備、安定した収入の確保、生産者のプライドの形成」等が必要かと思います。

牡蠣ファンの皆様、

生食が魅力の宮城県のカキ・松島湾のカキをどうか召し上がってください。