大雄院様 展示会・襖絵制作について | 京の伝統文化を支える人々

大雄院様 展示会・襖絵制作について

2月24日(金)~26(土)、妙心寺塔頭大雄院様におきまして、京の冬の旅参加記念特別企画として、

「京の宮絵師 安川如風 名作品展」が開催されました。

 京の冬の旅で大雄院様の特別公開は今回が初めてで、所蔵の宝物、南北朝~室町時代に描かれた「十一面観音図・楊柳観音図」二幅を公開されるということもあり、寒い中を連日多くの参拝者が訪れました。

 安川の作品としては、天井画をはじめ合計8作品を出展させていただきました。

「十一面観音図・楊柳観音図」を公開されている同じ部屋が展示会場ということもあって、多くの方々に作品を見ていただける素晴らしい機会となりました。ありがとうございました。

 

 

 

 

また、この度の冬の旅の参加記念として、柴田是真の襖絵を所有される大雄院様におきまして、新たに襖絵を安川にて制作させていただく運びとなりました。

 今はなき柴田是真の明治宮殿千種之間の天井画の下絵を参考に安川が平成の大雄院の襖絵を制作させていただきます。

 現在一口千円で寄付のお願いもしております。

ご寄付いただきました皆様には記念にお名前をお残しさせていただきます。

第一次完成予定は平成30年4月となります。

 

※柴田是真(しばたぜしん1807~1891)は、江戸末期から明治初期にかけて活躍した著名な蒔絵師であり、画家。内外の展覧会で受賞した他、宮中の御用も度々務め明治御殿襖絵や新宮殿杉戸絵などを描いた。