ミヤコは京都に居るとき…
染色のお勉強をしていました。
ペルシャ絨毯屋に就職したときにも染色の勉強しましたが、自分で色を作って染めていくのは、またちがう楽しさがあります
自分の着物を作りたい!という野望があったのです
色がはみだしているでしょ?これは、アウトです
慣れるまでなかなかむずかしのですよ
帯を染めている途中でヌマヅに引越ししたので…完成したのは数枚の半襟だけでした。
また、機会があればご紹介しますね
着物の製作過程は全て、分業になります。それぞれ担当の職人さんがいて1枚の反物を仕上げます。
上の写真の絵は、日本画家で着物作家の先生がデザインされていて、糊置き(染料がにじまないように下絵にあわせて糊を置きます。水分をせきとめる壁みたいな役目をしてくれます)は、京都の烏丸三条にある呉服屋さんの千総の職人さんにお願いしていました。ミヤコがするのは塗り絵みたいな作業です
ミヤコを入れて先生の弟子?は3人で、みんなまったく同じ図案を渡されるのですが、それぞれにちがう色で染色していて、完成するとちがう作品になって面白かったです。色を塗るだけだけれど、やはり個性が出てくるのですね
「自分で帯とか着物を作ってみたい…」というミヤコの気まぐれ発言が色々な方のおかげで実現したので作品は完成できなかったけど、充実した習い事生活でありました。
という経験をして、自分の着物を見ると…なんだか
職人さんの心意気が感じられるのです
たくさんの人の手を通ってミヤコのところにお嫁に来てくれたんやあ…って思います