◆NHK大河ドラマ・光る君へ 第44回 望月の夜 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
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公任が大声で「お上に正しきご判断をしていただけぬとあれば政は進みませぬ。政が滞れば 国は乱れまする」
俊賢「速やかなるご譲位を願い奉りまする。これは公卿ら全ての願いにございます」
三条天皇「その件は朕が左大臣に厳しく言うておくゆえ安心せよ」
2人は顔を見合わせました。

譲位を迫られた三条天皇は次なる対抗策を打ち出してきました。
三条天皇「我が皇女、禔子(やすこ)を左大臣の嫡男頼通の妻とさせたい」
道長「恐れ多いことにございますが。頼通は亡き具平親王様の姫を妻としております」
三条天皇「構わぬ。我が姫が頼通の嫡妻となればまことに喜ばしい」

頼道「嫌でございます」
道長「されど、帝のお望みとあらば断れぬ」
倫子「心は隆姫、お務めは内親王様でよろしいではないの」
頼通「嫌でございます。そのようなことを父上と母上が私にお命じになるなら、私は隆姫を連れて都を出ます。藤原も左大臣の嫡男であることも捨て二人きりで生きてまいります」

彰子は高倉殿を出てこの時期は、土御門殿に移っていました。
道長「あそこまで頼通が拒むとは思いませんでした。困り果てております」
彰子「頼通が帝の仰せに従ったとしても、禔子内親王様は名ばかりの妻となってしまうであろう。かつての私のようでお気の毒なことだ。帝も父上も、女子を道具のようにやったり取ったりされるが・・・。女子の心をお考えになったことはあるのか?」
道長は黙ってしまいました。
彰子「妍子とて、父上の犠牲となって今は酒に溺れる日々である。仮に頼通が禔子内親王様を妻にしたとしても、子ができると決まったわけではない」
道長はまひろに「お前は どう思うか?」
まひろ「左大臣様のように、倫子様も明子様も等しくいつくしむお方はそうはおられぬと存じます」
彰子「この婚儀は誰も幸せにせぬと胸を張って断るがよい」

妍子「けざやかだこと。のう禎子。ウフフフ」
道長「お顔を見に参りました。中宮様と内親王様。かわいらしくお育ちになられましたな」
妍子「何を今更・・・。父上は禎子が生まれた時、皇子ではないのかといたく気を落とされたと聞きました」
道長「そのような覚えはございませぬ。これまでも幾度も藤壺をお訪ねしておりますし」
妍子「いらっしゃる時は藤壺の係を少なくせよと仰せになる時だけではありませんの」
道長「そのような つもりは ございませぬ」
妍子「父上の道具として年の離れた帝に入内し、皇子も産めなかった私の唯一の慰めはぜいたくと酒なのでございます。お帰りくださいませ。私はここでこの子と共に諦めつつ生きてまいりますゆえ」

三条天皇「禔子の件はいかがいたした?頼通は承知したか?」
道長「政務が忙しく、まだ頼通に会えておりませぬ」
三条天皇「内親王を妻にしたくない者なぞおらぬと思うがのう。左大臣、そなたを摂政に准ずる者として政を委ねる。そなたが朕の政の代わりをすれば譲位をせずともやってゆける。そなたは左大臣のまま准摂政となる。朕にとってもそなたにとってもよいではないか」
道長は子ども2人を呼び「病になれ。それしかない。内親王様は頂かずともよい。されど 帝に内親王様は要りませぬとは申せぬ」
頼通「それで病に・・・」
道長「教通、内裏中にうわさを流せ。兄は命の瀬戸際の病であると。伊周の怨霊によるものだ。文句を言うな。隆姫を傷つけぬためだと思ってやり抜くのだ」
三条天皇「万策尽きたか・・・。我が在位僅かに4年半、短すぎる・・・」
実資「左大臣様の思いのままご譲位あそばすのではなく、今こそ奥の手をお出しなさいませ」
三条天皇「奥の手?」
実資「東宮に 敦明様あつあきらを立てるなら譲位しよう。それ以外の皇子なら譲位はせぬと仰せになればよろしゅうございます」
三条天皇「ならばそういたそう。そなたは唯一の朕の忠臣であるな。目も見えぬ耳も聞こえぬがそなたの顔は分かる。声もしかと届いたぞ」

三条天皇は妍子に「朕が譲位する時は敦明が必ず東宮となる」
敦明親王を東宮とすることと引き換えに三条天皇は 譲位を承諾しました。

翌年大極殿において、後一条天皇の即位式が執り行われました。
道長は幼い後一条天皇の摂政となって名実ともに国家の頂点に立ち、彰子は国母となりました。

穆子「我が家から帝が出るなんて」
倫子「彰子を入内させた時はどうなることかと思いましたけど」
穆子「道長様は大当たりだったわ。私に見る目があったからよ」

為時「賢子も立派に育ったし、まひろも内裏で重んじられておる。いとには福丸もおる。
そろそろわしは出家いたそうと思う。余生はちやはと惟規のぶのりの菩提ぼだいを弔いながら過ごしたい」
賢子「出家したら、おじじ様はお寺に行ってしまわれるのですか?」
為時「世を捨て切るわけではないゆえ寺には行かぬ」
賢子「何も変わらないではありませんか」
為時「賢子は じじが 遠くの寺に行ってしまった方がよいのか?」
賢子「そんなことは言っていません」
為時「賢子はずっとじじのそばにいてもよいが、母上のように内裏に上がることは考えぬのか?よい女房になりそうだがのう」
為時「わしは官人には向いておらなんだゆえ、皆には苦労のかけ通しであったな」
まひろ「そのようなことはございませぬ。越前での父上のご誠実なお仕事ぶり感じ入りました。父上、長らくご苦労さまでございました」

公卿「あれもこれも変えては皆の心が ついてゆきませぬぞ。あしき先例は 速やかに改めて当然である」
顕光「あしき先例とは 決めつけが過ぎる」
公季「私も 顕光様に同意ではありますが」
道長「お考えは改めて 陣定で詳しくお聞かせいただく」
顕光「いつまで陣定にお出になるおつもりなのかのう」

公任「陣定で 皆の意見を聞きたい。それがなければ政はできない。道長の中では筋が通った考え方なのだろう。だがはたから見れば欲張り過ぎだ。内裏の平安を思うなら、左大臣をやめろ」
道長「摂政と左大臣2つの権を併せ持ち帝をお支えすることが皆のためでもあると思ったが、それは違うのか?」
公任「違うのだ。道長のためを思うて言うておる。考えてみてくれ」
道長は独り言「今度は俺がやめろと言われる番なのか」

まひろに道長が会いに来ました「暮れの挨拶に参った。摂政と左大臣を辞そうと思う」
まひろ「摂政におなりになってまだ1年にもなりませんのに」

道長「摂政まで上っても 俺がやっておっては世の中は 何も変わらぬ」
まひろ「頼通様に摂政を譲られるのでございますか」
道長「ああ」
まひろ「頼通様に あなたの思いは伝わっておりますの?民を思いやるお心にございます」
道長「ああ・・・どうだろう。
まひろ「たった一つの物語さえ、書き手の思うことは伝わりにくいのですから、しかたございませんけれど…」
道長「俺の思いを伝えたところで何の意味があろう。お前の物語も人の一生はむなしいという物語ではなかったか?俺は そう思って読んだが」
まひろ「されど、道長様がこの物語を私にお書かせになったことで、皇太后様はご自分を見つけられたのだと存じます。道長様のお気持ちがすぐに頼通様に伝わらなくても、いずれ気付かれるやもしれませぬ。次の代その次の代と一人でなせなかったことも時を経れば なせるやもしれません。私はそれを念じております」
道長「ならば お前だけは念じていてくれ」
倫子がやって来て「お2人で何を話していますの?政の話を 藤式部にはなさるのね」
道長「皇太后様のお考えを知っておかねばすんなりとは 政はできぬ」
倫子「そうでございますわよね。藤式部が男であればあなたの片腕になりましたでしょうに。残念でしたわ」
まひろ「恐れ多いことにございます」
倫子「藤式部に頼みがあって来たの。殿のことを書いてくれないかしら。清少納言が『枕草子』を残したように、我が殿の華やかなご生涯を書物にして残したいのよ。考えてみて」

1017年、頼通が後一条天皇の摂政となりました。
頼通「こたび 摂政となりました上は、臣頼通 力を尽くしてお支え申し上げる所存にございます」
後一条天皇「よろしく頼むぞ」
弟たち「兄上 摂政のご就任まことに おめでとう存じます」
頼通「まだ何事も不慣れゆえ皆 力を貸してくれ」
弟「そのようなお心では父上に いいようにされてしまいますよ」
倫子「お控えなさい。父上あっての あなた方ですよ」
威子「私も兄上のお役に立ちたいと思っております」
頼通「早速だが、威子入内してくれぬか?」
威子「帝は10歳、私は19歳でございますが」
倫子「数年もすれば 帝も大人になられるわ」
威子「母上、そのころ 私は30近くなってしまいます」
嬉子「兄上、私が参ります。私は11。帝の1つ上ですので」
頼通「嬉子には、嬉子の役目がある。今ではない」
倫子「最初の女子となり帝のお心をしかとつかむのです」
翌年の春、威子は後一条天皇に入内しました。
道長のところに百舌彦「三条の院がご危篤だそうにございます」
三条「娍子、闇を共に歩んでくれて うれしかったぞ」
娍子「お上はいつまでも私のお上でございます」
時勢に翻弄され続けた三条院は42歳で世を去り、後ろ盾を失った敦明親王は自ら申し出て東宮の地位を降りました。
そして道長の孫であり帝の弟である敦良親王が東宮となりました。
それから1年、彰子は太皇太后、妍子は皇太后、威子は中宮となり、3つの后の地位を道長の娘3人が占めました。
この夜、威子が中宮となったことを祝ううたげが土御門殿で催されました。
道長「今日のよき日を迎えられましたことこれに勝る喜びはございません。心より御礼申し上げます」
妍子「父上と兄上以外めでたいと思っておる者はおりませぬ」
道長「これで頼通も摂政として伸び伸びと政ができましょう。お后様方のおかげにございます。心より感謝申し上げます」
彰子「頼通がよりよき政を行えるよう願っておる」
まひろは遅れて着席した。
道長は実資に「摂政に 盃を勧めてくれぬか?」
実資「喜んで」頼通の前に来て「太閤様からでございます」
酒は公卿たちに回された。
道長「歌を詠みたくなった」
実資に返しの歌を頼んだ。
「この世をば わが世とぞおもう 望月のかけたることも なしと思えば」
実資「そのような優美なお歌に返す歌はございませぬ。今宵も 皆で唱和いたしましょう」
実資が詠んで、皆が続きました。


前回の「光る君へ」の記事はこちら(2024年11月17日)
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では、明日。