◆球辞苑 ~プロ野球を100倍楽しくなるキーワードたち~ | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。

開幕したメジャーリーグ。
番組独自取材で徹底解明・6年ぶりのアメリカロケ。

1. ホームスチール

2023年は成功数21
難度の高い単独ホームスチール

エリー・デラクルーズ(レッズ)
ブリュワーズ戦では二盗・三盗・本盗。
69年ぶり1打席3盗塁のパーフェクトスチール「いつも次の塁を狙っている」
本盗とは「選手が考えて動かなければ生まれないエキサイティングなプレー」

カイナーファレファ(当時ヤンキース、現在ブルージェイズ)
メジャー屈指のユーティリティプレイヤー。
「高校の時に日本人コーチから教わった。メッツ戦の本盗は、ボーク狙いだった。サブウェイシリーズだったので、スタジアムの大音量で投手に誰も“けん制しろ” と伝えられなかった」

2. アンダースロー

メジャーでは、絶滅危惧種とも言われている。
ジャイアンツのサブマリン:タイラー・ロジャース
2023年は68試合に登板。
きっかけは、数年前大学のコーチから「何か違うことを試してみないか」と言われて挑戦し、ほぼ独学で身につけた。
コース別で見ると、右打者のアウトコースへの配球が多い。
スライダーは、ツーシームと同じ軌道に入れて分岐させる。
双子の兄「テイラー」はサウスポーで、やはりジャイアンツのブルペンにいる。

3. ナックルボール

1世紀を跨いで受け継がれてきたが、投げ方の難しさから、2022年には登板ゼロ。
伝説のナックルボーラーのウェイクフィールド「いなくなっても、1・2年後にまた現れるさ」その言葉通り、期待の新星が6月にメジャーデビューした。
マット・ウォルドロン(パドレス)。
9歳から始めた。
縫い目をまたいで人さし指・中指を立て、全ての指を縫い目にかけない。
「キャッチャーヘルメットの中央から少し上を狙って投げている」
球筋が予測できないこの球種。
投球割合は26.9%とやや低め。
これからナックルボールを増やしていくのか?「流れに身を任せるさ」

4. 選球眼

2023年:打率.197、本塁打47本、打点104
カイル・シュワーバー(フィリーズ)
四球126は安打数を上回っている。
出塁率.343を超え、リードオフマンを任されている。
「選球眼は、自分の長所だと自覚している。99%の確率で速球を狙っている。速球でない場合には球種ごとに対応すればいい」
打席での構え方は「サッカーやアメフト選手などがよくやる体勢」
腰を少し曲げて重心を落とす。
「自分の動きやすい土台を築く感じ」
見逃し三振数も両リーグトップ。
「四球と見逃し三振は、もろはの刃でもあるのさ」

5. ゲッツー

ダイナミックでアメージングなプレイが飛び出すメジャーのダブルプレイ。
二遊間のゲッツーが、併殺全体の51%を占める。
ナ・リーグ史上5組目らセカンドショーとゴールドグラブ同時受賞:カブスの二塁手ニコ・ホーナー。
学生の頃から、常に基礎をやれと叩き込まれた。
19回のうち、5回は華麗なバックトスで決めていた。
もっと意識していることは「捕球した時の低い姿勢のままエネルギーを移動させる」
送球の受け手になった場合に心がけていること「ベースに確実に早く入ること。そうすれば一塁にエネルギーを向けて足を使った強い送球ができる」
スワンソンとのコミュニケーション「ボールを左胸付近で受けると、強い送球ができる」
ホーナーに取ってゲッツーとは「僕が野球で一番好きなプレー」

6. 三遊間

1人で両方守れる選手
ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)
2023年は三塁手84試合、遊撃手83試合出場し、新人王とシルバースラッガー賞に輝いた。
2つのハードなポジションを守ることで、混乱はないのか?「両方のポジションで練習を受けること。守備範囲が混ざりあって面白い。
内野には若手有望株がたくさんいたからね。守備範囲はショートの方が広い」
スローイングについて「サードは一塁へ投げるだけ。ショート体制が崩れたら難しい。だからショートは多様な送球のアングルが求められるんだ。5年間同じグラブを使っているけど、やはりショートの方が好き。メジャーの高いレベルでも通用するはずさ」

7. 流し打ち

アメリカには、「流し打ち」という特別な言葉はなく、単に「逆方向」。
ボー・ビシェット(ブルージェイズ)
2023年は、逆方向安打割合 44.6%
「ボールをより長く見ることができ、内角の球をよりうまく安定して打てます。父もメジャーリーガーで、小さい頃から逆方向に打てと教わってきた。逆方向に打つのは、確かに練習しないと打てない技術。それをコンスタントにできる選手はそう多くはいません。ボールを自分の近くに引きつけることバックスピンをかけて、ライトに運ぶのが好き。普段はティーバッティングで練習する。コースに逆らわず、バットを縦に振り抜く」
ビシエットにとって、逆方向とは?「芸術です」

8. 投球間隔

ピッチクロック
ランナーがいる時、投手はボールを受け取って18秒以内に投球動作に入らなければボールが宣告されてしまう。
2024年よりさらに厳しくなった。

松井裕樹(パドレス)
投げる前の足踏みがあって、投球間隔の長さは日本プロ野球最長
ビッチコム(投手と捕手とのサイン交換の際に用いられる電子機器)の導入で、サインを見る時間が省けて、いいと思う。
「テンポが良くなってきている。メジャーリーグのボールの違いは、ぎゅっと握らないと不安。リリースの時も意識して握り方強くなってしまう。アメリカに来て新しい自分が見つかっている」


結構メジャーの選手の皆さん、日本のテレビのインタビューに答えてくれました。
フィリーズのシュワーバー選手は、寡黙な人なのかと思っていました。

ピッチクロックが無くならないかと、常日頃思っています。


「レジェンドの目撃者・“サブマリン” 山田久志」の記事はこちら(2021年11月22日)
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http://ameblo.jp/miyacar/entry-12710843756.html

では、明日。