◆池上彰のニュース解説「そうだったのかロシア・ウクライナ情勢」 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

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池上彰のニュース解説「そうだったのかロシア・ウクライナ情勢」
基礎から生解説

この日ロシアは、ウクライナ住民が避難している間に、一時停戦することを発表。
この後に総攻撃をしてくるのではないか?

ウクライナの首都はキエフ。
「キエフ」というのはロシア語なため、ウクライナの人たちは「キーウと呼んでくれ」と言っている。
国旗は青は青空、黄色は小麦畑を表す
ボルシチはウクライナの伝統的な煮込みスープ

ルーツを辿ると2つは同じ国
1000年前にキエフ公国をルーツとして、ロシアとして発展していく。
プーチンは一つだと主張。

1922から1991年までソ連の中の15カ国の中だった。
ソビエト社会主義共和国連邦
世界で初めて社会主義を採用。
「連邦」
それぞれが国になっている。
アメリカは50の国が集まっている。

ソ連は国が集まっているというのは建前で、ソ連共産党が全てを牛耳っていた。

帝政ロシアによって一緒になっていた。
ウクライナは抵抗した。
レーニンはウクライナを認めた。
結局、ソ連で無理やり引き込んだ。
東側と西側で、国の中でも分かれている。

ベラルーシは、ロシアと一緒にやっていきたいと思っている人が多い。

ソ連が技術力で進んでいた。
東ヨーロッパがソ連寄りになり、危機感を覚えた西側の国がNATOを作った。
イギリスとアメリカも引き込んだ。

ソ連は対抗してワルシャワ条約機構を作った。
東西冷戦の状態。

ソ連が崩壊した。
企業の競争がなくなり、軍事に金をかけすぎ、経済が停滞していった。
当時のゴルバチョフ大統領は国民を奮起させようと、報道自由にした。
事実を知った国民が反発し始めた。
次々に東側の国が離れ、ゴルバチョフは強制的につなぎとめなかった。
ベルリンの壁が崩壊した。
バルト3国がソ連が独立した。
それをきっかけに、12の国が独立し、バラバラに。

このことをプーチンは「20世紀最大の地政学的悲劇」だと言っている。
(地理的条件が国に与える)
ソ連のスパイ組織 KGBにいた。
東ドイツが無くなったのを目の当たり
西側にしてやられた、と思っている。

東ヨーロッパの国々がNATOに入ってしまった。
現在、NATOは30カ国が加盟。
ウクライナがNATOに入りたい、と言い出した。
ジョージアもNATOに入りたいと言っている。
経済の問題があった。

バルト3国がNATO加盟する時には、ロシアは弱っていた時だった。
やがて、石油、天然ガスのおかげで、ロシアが豊かになり、軍備にお金をかけられるようになった。

親ロシアのドネツク、ルガンスクは勝手に独立宣言した。
戦争になり、1万4000人が犠牲になっている。
ロシア国民を守るために、2つの国を助けるために、ウクライナを攻撃した。

2014年クリミア半島
ロシア系の住民が多く住んでいた。
親欧米派の政権が誕生した時に、どさくさに紛れて、クリミア半島を占領した。
このやり方も、所属不明の部隊がやってきて、無抵抗でクリミア半島が占領された。
1年後に、プーチンが所属不明の部隊はロシア軍だったと話した。
8年間でウクライナ軍がはるかに強くなっていた。
今回もロシアは簡単に取れるとタカをくくっていた。
クリミア半島の人たちは、ロシアに入ったことにより、年金が跳ね上がった。

世界中から非難の声が上がっている。
「他国を侵略するのは許せないことだ」
NATOはウクライナを軍事的に助けることはできない。
西側の国は、経済制裁をするしかない。
・輸出入の禁止
・資産凍結
・航空機乗り入れ禁止
・銀行の取引から排除
ロシアの仕返しとして、ルフトハンザ、エールフランスがロシアの上空を通れなくなった。

SWIFT
世界的な金融決済ネットワーク
西側国が代金が払えなくなる、ロシアは輸入出来なくなる
ロシアにとっても大打撃
ロシアの通貨であるルーブルが暴落
中国がカバーすると表明しているが、全部をカバーすることはできない
しかし、即効性があるわけではない。
じわじわ、ロシアの経済が衰退して、国内から非難の声が上がるのを、周りの国々が期待している。

今後は我慢比べになるのではないか
まだまだ続く可能性がある。

天然ガスや小麦のさらなる値上がりが心配となる。
いち早く平和になって欲しい。


<おまけ>
国際政治学者・小西克哉さん「ウクライナ紛争・プーチンの軍事的誤算」
ロシアは思ったほどの戦果を上げていない

1
プーチンがウクライナをなめていた
2014年のクリミア併合の時は、ウクライナも軍の体を成していなかったため、スッと占領してしまった。
今回も似たようなもんだろうと、当時の成功体験がネックになっていた。

2
キエフ、北東、東南、南のクリミア
うまくいっているのはクリミア
北の方はうまくいっていない
ロシアの兵隊が未熟だった。
軍事演習のつもりの人だと、騙された人もいた。
「一旦祖国を守る」と決めたら、ウクライナの人たちは勇敢。
親から子へ通じて文化が受け継がれている。

スキタイは馬をならすのがうまく、勇猛果敢な人
ゲリラ戦も優秀で、ラトビアの軍関係者のTwitterが発信した情報によると、ロシアは1日2兆円戦費がかかっている。

3
2014年から、ウクライナはアメリカなどからの強力な軍事援助を得てきた。
3000億円
ジャベリングミサイル、対戦車
スティンガー砲、対ヘリコプター
ウクライナの軍の近代化が進んだ。
ロシアは、一軍を導入していない
国際的な世論の反発もある。
当初、欧米が団結できないだろうと見通していた

なぜ急に潮目が変わったか
日曜日の緊急会合
ゼレンスキー大統領の演説が各国首脳の心を打った
「死を覚悟した」
コメディアンが大政治家になった瞬間だった。
ゼレンスキー大統領はロシア侵攻開始後も首都キエフにとどまり、防衛戦を指揮している。


「池上彰が緊急解説・ウクライナ情勢が重大局面」の記事はこちら(2022年2月28日)
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http://ameblo.jp/miyacar/entry-12729275543.html

では、明日。