◆映画『22年目の告白・私が殺人犯です』 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

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いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。

2017年
春日部と牧村航(伊藤英明)は、橘組の系列の戸田を追っていた。
牧村はすぐに呼び出された。
1995年東京連続絞殺殺人犯の会見が始まった。
第5の殺人は時効が成立する前の前日に起こった。
テレビの前におびただしいカメラのフラッシュ。
犯人「事件が闇に葬られる前に誰かが語らなければならない」

1995年1月4日 足立区
雨の中、牧村にとっては初めての殺しの現場となるレストラン。
殺害の瞬間を被害者の家族または被害者の家族の近いものに見せることを、第一のルールとしていた。

2月14日 世田谷区
第2のルール、殺害方法は背後から首を絞殺。
本屋に勤務する美晴が子どもの頃、父親が殺害された。
第3のルールは目撃者を殺さず生かしておくこと。

1995年3月15日 中央区
後に暴力団のボスになる橘の目の前で娘のホステス・翔子が殺害された。

4月6日 練馬区
4つ目の殺人・山縣医師夫人
警察は罠を張り、遺体が見つからないことを理由に犯人をおびき出した。
牧村刑事と駐車場で揉み合いになり、口にナイフを突きつけたが、牧村は銃で肩を撃った。
このことがモトで犯人は次の被害者に牧村を選んだ。

第5の殺人
4月27日 大田区のアパートでのガス爆発。
事前に犯人が罠を仕掛けていた。
ガス漏れの部屋に、先に部屋に入った滝(平田満)の首にロープが絡まり、ライターで点火され爆発。
牧村の先輩の命を奪った。

4月28日は時効の法律が変わる前日。
1日早かったために時効が成立してしまった。
曽根崎「告白本が私のすべての罪滅ぼし」と言ってテレビの前に姿を見せた。
曽根崎の顔が大写しになった。

本屋には曽根崎(藤原竜也)のポスター。
本屋で働く被害者の娘・美晴「お父さんのこと、3ページしか書いてないんだよ」

話題性があって売り上げが伸び、重版が決まった。
出版社の担当者に「徹底的に売って下さい」

ジャーナリストの仙堂(仲村トオル)は密着取材を受けていた。
「曽根崎を番組に迎えたい」

牧村が山縣のところに来ていた日、曽根崎は山縣の前に現れ「誠に申し訳ありませんでした」と土下座した。
曽根崎は牧村に気づいた。「牧村さんじゃありませんか」
握手を求めた曽根崎の手をはじいた牧村は、殴りかかろうとした。
曽根崎は車で立ち去った。

まだまだ曽根崎のパフォーマンスは続いた。
曽根崎のサイン会が開催された。
甘いマスクでアイドル並みの人気者だった。

牧村は橘(岩城滉一)に電話した。
橘が送り込んだヒットマンは、拳銃をぶっ放した。
牧村が間一髪救った。
次に美晴もナイフを持って現れ、牧村が代わりに足を刺された。
牧村は悔しがった。「22年前捕まえられんかった。あん時捕まえていれば」

10日後、仙堂のニュースワイドショー。
各局が生放送を躊躇する中、仙堂が曽根崎をゲストで呼び出した。
仙堂「どういう心境の変化ですか?」
曽根崎「隠れていたわけではありません。警察が来なかっただけです」
仙堂「なぜ時効前に現れなかった?」
曽根崎「本来ならばあなた方マスコミが書くべき。でもやらなかった。だから自分で書いたんですよ」
仙堂「1つ疑問がある。描かれていないらもう1つの事件がある。牧村刑事には里香さんという妹がいて、阪神・淡路大震災の後東京に小野寺という彼氏と一緒に来て、牧村のアパートに泊まった。小野寺がプロポーズしたところ、里香は被災したのに自分だけ幸せになるのが嫌だと語った。事件の後に失踪した。爆発物を仕掛けた日にはアパートにいたはず」

動画サイト「おれこそが真犯人だ」と言うのが見つかった。
動画では、牧村のアパートが爆発するところを、あるビルの屋上から撮り、里香のような女性も映っていた。
曽根崎「刑事の妹なんて知りませんよ。誰かが話題づくりのためにこれを作った。放送局は裏を取ってますか?」
仙堂「本には殺人の動機が抜けている」
曽根崎「もう一度端から端まで読み直してください」
対談は仕切り直しとなった。
レストランでテレビを見ていた牧村は店を出た。

牧村は、時効になった日を思い出した。
時計を見ながら同僚たちが泣き崩れた。
屋上に小野寺がいた。
指輪が見つかったが、里香だけ見つからない。
「罪のない里香だけこんな目に合わないかんのですか?」
そして小野寺は飛び降り自殺した。

真犯人と名乗る男が、仙堂にコンタクトを取って来た。
テレビに出る条件として、曽根崎と牧村との同席を要求して来た。

橘もまた、娘を目の前で殺されていた。
サイン会で拳銃を持っていた男は、当時4歳だった翔子の息子だったと、電話で牧村に語った。

番組の第2弾が始まった。
仙堂が牧村の妹のことを問いかけたが、牧村は話したくないと言った。
曽根崎はフッと笑った、
「あんたが鈍臭いから5人も死んだんだよ」
動画投稿者が、マスクをして現れた。
仙堂「これで役者が揃いました」
仙堂は覆面男に「あなたはなぜ、出てきたんですか?」
覆面男「こいつが詐欺師だからです。動画の続きがある」
事前にスタッフが動画をみたが、バツのサイン。
仙堂「放送することは難しいようです。スタジオの中だけで画像を流して、我々だけで確認しましょう」
里香が絞殺され、指輪が外されたシーンだった。
仙堂「言葉がありません」
覆面男「こんなの犯人以外撮れねえだろう」
曽根崎は立ち上がって、仙堂の持っていたペンを奪って覆面男に襲いかかり、取り押さえられた。
仙堂「これはこんなふうに使うもんじゃない」
仙堂「曽根崎さん。あなたはここで真実を話さなければ」
曽根崎「私は犯人ではない。この本を書いていない」
仙堂「では誰が?」
牧村「私です。この本は私が書きました。捜査で知り得た情報で。彼(曽根崎)は里香の恋人だった小野寺拓巳です。彼は飛び降り自殺を図りましたが、一命は取り止めたんです。数週間後彼はこう言ったんです、別人になる。犯人に会うために。協力してくれる医師がいました。小野寺は顔を変え、別人になった。手記を出すことによって、苛立った真犯人が動き出すはず。犯人をどんなことしてでも見つけ出す。7年前にそう誓ったんだ」

覆面男は「俺も犯人じゃねえんだよ、ネットで代行だけ頼まれ、金は、もう振り込まれた」
素顔はテレビにさらされた。
しかも、右肩には銃で撃たれた跡がなかった。
仙堂「事件は再び闇の中に戻ってしまったと言わざるを得ません」
ガッカリする牧村と小野寺。

明くる日、牧村は小野寺に「諦めるのはまだ早い」
小野寺「里香のためなら何度でも死ねる。犯人を見つけて、殺します」
曽根崎と牧村は、手がかりはないかと何度も何度も動画を見た。

小野寺は山縣の前に現れ、車を借りた。
「どこへ行くつもりだ?」
小野寺「最後のワガママです」
山縣「君の帰りを待っているよ、拓巳くん」

山縣から牧村に連絡があった。
GPSによると、小野寺は関越道を走らせていた。
仙堂の別荘では密着取材が続いていた。
仙堂自身も中東でテロリストから殺される寸前まで味わい、仲間が殺されていた。

誰かが別荘に侵入している。
仙堂のビデオ室には、小野寺がいた。
「いち早く告白本に反応したのはあなただった。里香さんは婚約して、新たな人生を踏み出した。牧村さんにしか話してなかった。だから知っているのは、里香の指から指輪を抜いたやつなんだ」

牧村も別荘に向かっていた。
すべての動画が保存してあった。
小野寺「里香を、どうした」
肩に銃の跡も見つかった。
仙堂は笑っていた。
「22年越しでこんな面白い顔に会えるとは思わなかったよ。心にあいた穴を埋めるために必死で頑張る。君が最高だ。顔を変え、戸籍を変え、よく頑張った」
そして「殺して埋めた。刺殺はダメだ。美しくない」
続けて仙堂は「それにしても、君の婚約者が最後に何を言ったか教えてやろう。震災で亡くなった人たちと一緒に死ぬべきだった、私1人幸せになる資格はない。そう言って死を望んだのだ。いやー冷めたよ。生きる気力のない人を殺しても何も救われない」

仙堂は首にコードを巻いて「締めろ」
逆に小野寺を殺人犯にしようとしている。
怖くなって密着取材のスタッフは別荘から出た。

牧村が銃を構えて地下に降りた。
小野寺が「こいつが犯人だった。こいつ殺そう」
(この日1番の藤原の笑顔だった)
牧村「そいつは法律で裁くことができる」
小野寺「嘘だ」
牧村「そいつの時効はまだ成立してない。動画を見直したら、東京タワーのイルミネーションが消えていた。日付は次の日に変わっていた。日本から時効がなくなったその日になっていた」
仙堂「そんなものは怖くない」
小野寺「俺はお前を許さない」
仙堂「そうだ締めろ」
牧村「そいつを殺しても里香は戻って来ない」
里香の映像を見て、小野寺の手が止まった。

ニュース番組「里香さんについては時効の適用外となる。弁護士が争っている」
キャスター仙堂は、獄中ですっかり犯罪者の顔になっていた。

牧村と小野寺は、屋上に花束と指輪を置き、事件解決の報告をした。

空港で牧村「ほんとに行くんだな、じゃあな」
山縣先生と美晴も出迎えに来た。
「元気でな、拓巳くん」
「先生もお元気で」
牧村には、振り返った時の小野寺が一瞬整形前の顔の見えた。
小野寺「里香の命日にまた帰ってきます」
仙堂の手記も出版されることが発表された。

警察病院
掃除係になりすました翔子の息子・戸田が仙堂をナイフで襲った。

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2012年の韓国映画『殺人の告白』をリメイクした映画。
「まさか」の連続にビックリして、なお展開が小気味よかったこともあって、あっという間のエンディングだった。
藤原竜也は甘いマスクながら、2013年『藁の盾』でもそうだったが、凶悪犯の役がハマっている。


三軒茶屋・赤鬼の記事はこちら(2017年1月31日)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ameblo.jp/miyacar/entry-12242774352.html

では、明日。