◆ヒッチコック監督の「めまい」 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

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いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。

▼ゴールデンゲートブリッジ
あけびさんによる写真ACからの写真 )


1958年アメリカ作品
アルフレッド・ヒッチコック監督

オープニングは女性のどアップから始まり、幾何学模様が続いた。

刑事のジョン・ファーガソンは、屋上を伝わって逃げる容疑者を追っていた。
足を踏み外し、屋根にぶら下がった。
助けようとして、手を伸ばした警官は落下してしまった。
ジョンはコルセットをしてミッジの家に来た。
高所恐怖症でめまいがするため、警官を辞めることにした。

椅子の上に土足のまま立ち上がった。
下を向いたら症状が再発した。

造船業で働く大学の友達・エルスターから、妻・マデリンを尾行来てくれと依頼を受けた。
過去を思い出して別人になってしまう。
ジョン「専門外だ。私立探偵でも雇ったらどうだ?」
エルスター「信頼できる君に頼みたい」

オペラの前にアーニーズで食事した際に顔を確認。
翌日、車の中で待っていたら、マデリンはグリーンの高級車で出かけ、急に細い路地を入った。
車を停めレンガのビルで小さな花束を購入。
さらに尾行を進めると教会から墓地へ。
カルロッタ・バルデスの墓の前にしばらく立っていた。

美術館ではある絵画を眺めていた。
絵の女性は同じような花束を持ち、同じような髪型をしている。
職員に聞いたら、書かれているのはカルロッタ。

次にマデリンはマキトリックホテルに入った。
2階の角部屋
従業員に客の名前を訪ねたが、プライバシーの侵害だとして答えてくれない。
ジョンは警察手帳を見せた。
「カルロッタ・バルデスさんです、週に2・3回昼間に来ています」
この日は来ていないらしく、
車がなくなっていた。
マデリンは、すでに自宅にもどっていた。

アーゴシイ書店のオーナー・リーブルじいさんから
カルロッタのことを教わった。
金持ちが高級住宅地に大邸宅を建て、カルロッタを住まわせた。
カルロッタから子どもを取り上げた。
カルロッタは最後には自殺した。

ジョンはエルスターに報告
カルロッタは妻の曽祖母に当たる。
妻はカルロッタの宝石も相続している。
ホテルは元バルデス邸。

また尾行し、マデリンは美術館に行ってから、
海沿いの小さな町に着いた。
ゴールデンゲートブリッジのたもとから
花をちぎって海に捨ててから、突然飛び込んだ。
ジョンは飛び込んで助けた。
マデリンは気を失っていた。
家に連れたところ、うなされて
「私の子を見かけた?」と言って起きた。
「君はサンフラシスコ湾に落ちたんだ」
暖炉の前に座った、

「助かりました。でもご迷惑をかけてしまって」
「全然」
「前にも海に落ちたことは?」
「一度もない」
エルスターから電話
「妻は26歳だ。カルロッタが自殺したのも26歳」
電話している間に帰ってしまった。

翌日、また追跡したら、ジョンの家に向かった。
感謝と謝罪の手紙を書いたという
「話が出来て楽しかったよ」
そして、ジョンは「どこへ行くの?」
マデリン「ぶらぶらする」
一緒に行くことにした。
樹齢2000年くらいの木が堂々としている。

「マデリン、今どこにいる?」
「あなたと一緒、どこか明るいところへ連れて行って」

今度はまた海沿いに来た。
「なぜ走ったの?」
「君を守る責任がある。
一度 命を救ったら一生の責任を負う
中国の言い伝えだ、僕は守る」
「自分の行動がわからない。私は正気よ、死にたくない、でも私の誰かが死ねと」
「僕が守るよ」
2人はキスした。

ジョンは、ミッジの家に来た。
ミッジは「あなたにあげようかと」
メガネをかけた自らの肖像画を書いていた。
「不愉快だ。ダメだよ。映画は別の日にしよう」
と言って、ジョンは帰ってしまった。

朝方、マデリンがジョンの家に来た。
「またあの夢を見たの」
ジョン「南に168キロ行ったところに、古い町並みを残しているところがある。行けば見たことを思い出す。悪夢が終わる」
午後一緒に行くことにした。
「1人で教会へ行かせて」
マデリンは塔に上がった。
追いかけて行ったが、めまいがして、追いつけなかった。
マデリンは飛び降りてしまった。

裁判では、2度目は阻止出来なかった。
マデリンの自殺と認定された。
エルスターは「巻き込んで申し訳なかった。
私はここを去る」
ジョンはマデリンの墓に来た。
そして、夜うなされた。カルロッタの墓の前の穴に転落する夢。
ジョンはうつ病で入院した。
ミッジがお見舞いに来たが、ジョンは一言も発せられなかった。
ミッジは医者に「どのくらいいるのでしょうか」
医師は「最低でも6ヶ月、患者次第」

ジョンは退院した。
グリーンの車は、別の女性が乗っていた。
レストラン、美術館、花束に足が向いた。
似た顔の女性を見かけ、エンパイアホテルまで付いて行ってしまった。
ジョン「似てるんだ」
デパートに勤務するというジュディ「古い手ね。どうしたら消えてくれるの?そんなに似てる?その人死んだのね?」
ジョンは食事に誘った。
1時間後に迎えにくる。
飛び降りたのは同じ服を着た別人だった。
「やっと見つけたわね。でももう探さないでね」
ジュディは手紙を書いたが破り捨てた。

ジョン「明日会える?もっとたくさん会えるだろう」
ジュディ「なぜ?似てるから?あまりうれしくない」
ジョン「できる限り君と一緒にいたい」
やがてジュディは折れて「休むって電話するわ」

次の日デートした。
花を買ってから、マデリンがよく着ていた灰色のスーツを買った。
「一体何のためにこんな事するの?」
「わからない」
次に「髪の色だ」
美容院では、数時間かかるからと、エンパイアホテルで待った。
髪を後ろでまとめるところまではしなかった。
ジュディは髪をまとめて現れた。
2人はキスした。

ジョンのは、絵にあったネックレスをした。
ジョンにはピンと来た。
食事は別のところに行くことにした。
「どこに行くの」
「最後に行くべきところが」
マデリンが飛び降りた教会。
「行きたくないわ」
「しばらくマデリン役に」
ジョンは、教会の塔の階段を上らせた。
高所恐怖症は克服した。
ジョンはジュディがマデリンであることを、わかっていた。
シスターが上がってきた。
ジュディは飛び降りた。

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こんなエンディングか?
もやもやする気分だった。
エルスターの仕業だとしたら、一体何のために、妻を死んだことにしたのだろう。


6月24日は「引き裂かれたカーテン」放送予定。


ヒッチコック監督の『知りすぎていた男』の記事はこちら(2020年6月16日)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ameblo.jp/miyacar/entry-12604311523.html

では、明日。