ちょっと前の話になりますが、怒涛の15連勤に突入する前日、3/7に、とあるセミナーに行ってきました。
それは、藤村正弘さんの、
「エクスマセミナー」です。
この藤村正弘さん、「エクスペリエンスマーケティング」というものを提唱している方で、
「モノ」を売るな！
「体験」を売れ！
というキャッチコピーで数々の講演をしたり、「エクスマ塾」という講座を開いたりしている方です。
僕は去年、Facebookのシェアで回ってきた藤村先生の考え方にすごく共感して、是非この方の話を聞いてみたいと切に願っていました。
今年の元旦、「2016年は絶対に藤村先生に会う！」と心に決めました。
そうすると、早速セミナーの開催を知れたので、願いは案外早く叶うことになりました(笑)
エクスマセミナーは、平日の13時から18時までという時間でしたが、100名を越える満員で、30名以上のキャンセル待ちが発生している状態だったそうです。
セミナー自体は、藤村先生の他に、エクスマ塾の卒業生の方の実際にやっている活動を、エクスマ的な観点から論じていたり、トークセッションをしたりと盛りだくさん。
特に、登壇する時に映像や音楽を使ったり、スライドは写真撮り放題だったり、飲み物飲み放題だったり、とても「セミナー」とは思えない感じでした。
一番記憶に残っているのは、藤村先生のセミナー始まって一発目のお話。
最初の最初にお話したのは、
「アイアン・メイデン」のことについてでした。
数年前、違法ダウンロードが増えていった時、音楽業界はそれを規制しようと頑張っていた。
しかし、結局デジタルデータになったもののコピーはどこまでも歯止めがかからなす、規制かけても意味がなかった。
だから、それを逆手に考えて、違法ダウンロードがよく行われている国や地域を調べ、その場所に実際に出向いてライブをするようにした。
その結果、今まででは考えられないくらいライブでの収益が上がった。
パッケージとしてのCDは過去のものになり、コピーできないもの＝ライブで勝負をしようという風に代わっていった。
藤村先生は、「音楽産業はシフトが早かった」という風に言っていました。
このセミナーはもちろん音楽に関わるセミナーではなく、色々な種類の職業の方が来るビジネスセミナーでした。
しかし、そんな中で、一番最初の、今の時代を表す具体例は、音楽の話題だった。
聞くところによると藤村先生は音楽にもだいぶ精通していて、色々なところで音楽をたとえ話にしていました。
要するに、「音楽業界」というのは、ビジネスの中でも、とても移り変わりが速く、マーケティングの最先端をしっかり考えないといけないのではないか、ということですね。
旧来のビジネスモデルはすっかり崩壊しているので、それをちゃんと理解しないと、生き残っていけない。
これは、インディーズミュージシャンにも通じるんじゃないかなと思うわけです。
昔だったら、ライブハウスでライブをしたり、路上ライブをしたりして、それを業界関係者が見つけてスカウト、レコード会社や事務所に所属して、メジャーデビュー、という図式があったかもしれない。
でも、時代がこれだけ変わっていたり、そもそも音楽をやる人口が増えてきたから、なかなかそういう例も少なくなってきた。
逆に、自分たちで楽曲をいくらでも配信できるし、SNS上でファンといくらでも交流できる。
こんな状態だったら、20年前に使われていたのと同じ方法でどうにかなるほうがもっと大変なんじゃないかなと思うわけです。
セミナーの趣旨とは違いますが、僕がセミナーを受けて一番受けた感想ですね。
音楽だって、ビジネスの中の一つなので、ビジネスの勉強は必要だな、と思いました。
サインもらっちゃった(・∀・)
セミナーは受けただけでは何も変わらないので、これを元に実際の行動に移していきたいと思います。
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