こんにちは。矢加部です。
先日からの長崎シリーズ
長崎に行ったのは、形成外科学会地方会での発表と、
教授退官パーティーに出席するためでした
久しぶりに先輩方や、長崎の先生方にお会いできて懐かしくて、
楽しかったです
さて、先日学会で発表したテーマについてです!
青あざのレーザー治療(異所性蒙古斑、太田母斑)についてです
あざのレーザー治療が、SNSなどの影響で広く知られるようになり、
特に露出部にある青あざの相談は多いです。
理由は、ケガを心配されたり指摘されたりするからです。
多くの病院やクリニックでは、Qスイッチルビーレーザーや
Nd:YAGレーザーを導入されていて、
「レーザーがあるから照射しとこうか。
ただ打っときゃいいのでしょう。」という、
安易な考えでで治療される先生も残念ながらいらっしゃいます。
特に、合併症である白斑をおこせば、患児や親に一生「身体と心の傷」を残します。
※レーザー治療における最悪の合併症は「白斑」です。
月日が経過すれば自然にメラニン分布が行われますが、
白斑が収まっていないときにレーザー照射すれば
メラノサイトは死滅します。
その結果、一生白斑を残します
※炎症後色素沈着(PIH)を過剰に心配する先生方が多いですが、
PIHは、待てば大概収まります。自然に収まるのを待ち切らずに、
過度な治療(レーザーや外用薬など)を行うことで炎症が
長引いて、色素沈着が治らないほうが多々です。
日帰りレーザー治療で私が大切にしていること
・患児、患者の負担をいかに減らすか
外用麻酔、短時間で照射を終えられるか(おおよそ3分以内)。
痛くない機器の選択:ピコレーザーの導入など
・患児が動かないような「安全なポジショニング」
・おおよそ3歳までに治療を終える
※それ以上の年齢になれば、体動が激しく危険。
患児の同意が得られる年齢まで待つ
・目を凝らさないと見えないような、非露出部のあざを
家族が過度に心配する場合は、適応でないことをはっきり伝える。
理由は、レーザー治療の副作用でかえって目立つ結果にならない
とも限らないからです。
次回は、異所性蒙古斑や太田母斑のレーザー治療に
ついてです
矢加部文
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