こんにちは。矢加部です。
もうすぐ桃の節句ですね!
先日柳川に「お雛様」を見に行ってきました。
さげもん、と共に綺麗です
今回は、
「私がEr:YAGレーザーに関わるようになった経緯」です。
形成外科、皮膚科領域で「組織を削る(蒸散)レーザー」
といえば、CO2レーザーが主流です。
なぜかと言えば
・出血コントロールがしやすい
・レーザーの本体費用が割と安価 ←とても大事
だからです。
福岡大学に、レーザー治療を勉強するために入局しました。
赴任早々教授に仰せつかった任務が
「Er:YAGレーザーがあるから、それを使ってデーターを
集めて発表してください」でした。
お恥ずかしながら、当時、初めて聞く名前の「Er:YAGレーザー」
とご対面です
教科書にも、ほとんど情報が載っていない
こりゃ困ったぞ!と、SCITONの担当者さんに連絡を取り、
Er:YAGについて教えていただきました。
ていうか何のデーターを集めりゃいいの
「水分の吸収量がCO2より高いです」と言われ
最初は意味も分からずチンプンカンプン
よくよく調べてみて。。。
・CO2に比べて、熱凝固が少ないのか。そうすれば、
CO2フラクショナルで欠点となっていた、「色素沈着」が
抑えられるから、傷あと、特に体や四肢の傷ぼかしに
良いのではないか?
という仮説を立て、
・皮膚移植後の傷(ツギハギを当てて,テカテカした感じの皮膚)・
・手術で縫った後の傷
・ニキビ痕のクレーター
・自傷行為の多数の傷
等で、Er:YAGフラクショナルレーザー治療研究を始めた、
というのが経緯です。
最初に学会発表した時は、もちろん「CO2推進派」の先生、大先輩からは
ケチョンケチョンにされました
メッチャ萎えました
でも、それからもコツコツデーターを集めて発表するうちに
Er:YAGの魅力が分かってきました
つづく
矢加部文
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