京都・嵐山をご案内させていただきました。

 

嵐山といえば渡月橋ですが、渡月橋が架かる川は、「大堰川(おおいがわ)」と呼び、ここより上流が「保津川」、そして渡月橋より下流が「桂川」と呼ばれています。

 

 

古くは葛野川と呼ばれていましたが、5世紀後半に、この地域で大変な力を持っていた秦氏が、川に大きな堰(せき)をつくり、灌漑用水を引いたことに由来します。

 

さらに、現在「渡月橋」と呼ばれている橋は、法輪寺の門前橋であったことから「法輪寺橋」と呼ばれていました。

 

 

渡月橋と呼ばれるようになったのは、鎌倉時代に亀山天皇が、満月の晩に舟遊びをされ、月が橋の上を渡るように見えることから、「くまなき月の渡るに似る」と詠われたことからに由来するそうです。