この日は、大原の勝林院へご案内しました。

ここ勝林院は、仏教の経典に旋律をつけて唱える「声明」の発祥の地です。

お経を唱える時に音程をつけて唱えられますね、あれが「声明」です(o^-')b

 

声明は、平安中期に中国から天台宗にに伝わり、

その道場として勝林院が1013年に建立されました。

12世紀に良忍上人が大原で発展させ、鎌倉時代には各宗派へ広がったんですね。

天井の高い本堂の中は、ひんやりした空気が漂う厳正な雰囲気です。

今は、堂内で実際の声明を少しだけ聞く事が出来る装置があり、

ボタンを押せば、お堂の中に声明が反響して厳かな雰囲気に包まれます。(▰˘◡˘▰)

文治2年法然上人を招き、諸宗の学僧と宗義を論談した

「大原問答」が行われた場所でもあります。ヽ(゚◇゚ )ノ

この阿弥陀様「証拠の阿弥陀」と言われています。

それは、念仏によって極楽往生ができるかという「大原問答」の最中、

「法然の教えが正しい」と、阿弥陀仏の手から光明が放たれたそうなんです。

す・・すごっ!え━━━(゚o゚〃)━━━!!!

境内には、モリアオガエルが生息する自然豊かな池。

その池の南側には、重要文化財に指定された鐘楼があます。

今も毎年、除夜の鐘を響かせてくれるそうです。

 

訪ねる方も少なく、静かな大原勝林院お勧めです。

(*^ー^*)/~~