先日ご案内いたしましたのは珍しい金福寺です。

貞観六年、慈覚大師が自作の聖観音菩薩像を祀り創建されました。

 

松尾芭蕉ゆかりの地でもあります。

とても美しい夏の金福寺をご紹介しますね。(o^-')b

 

金福寺は、ひっそりと佇む小さなお寺です。

小さな門を潜ると、見事なお庭が出迎えてくれます。(*゚ー゚*)

 

庭園は皐月の築山と白砂の簡素な枯山水。

3段の生垣ごしには素朴な趣の芭蕉庵の萱葺き屋根が見えます。

荒廃していた寺を、江戸中期に鉄舟和尚が再興しました。

その頃、松尾芭蕉は時々、鉄舟和尚を訪ねて親交を深めて居たので

人々が、後丘の庵を芭蕉庵と云う様になりました。

与謝蕪村の一門が庵の退廃を再興したのが今日の庵室

彼等は、しばしば当寺を訪れ句会を開いていました。

背後の丘に与謝蕪村ら近世の俳人の墓や句碑があります。

 

歴史小説「花の生涯」や「奸婦にあらず」のヒロイン村山たか女が、

尼として14年間すごし生涯を終った所でもあります。(▰˘◡˘▰)

本堂では与謝蕪村と村山たか女の遺品が拝観できます。

平安時代初期からの歴史も深く、近代多くの著名人たちが訪れました。

四季折々彩られた庭園を、芭蕉庵から眺めてどんな歌を読まれたのでしょうか。

(*^.^*)

 

訪れる人も少ない穴場です。

静寂の中で、ゆっくり美しい庭園を眺め

先人達の思いに触れてみるのも良いかも知れませんね。

(*^0^*)ノ~~