虐待を扱っているエピソードがあるので、観ていてとても苦しくなることがある。
私自身も、幼い頃から親に虐待されてきたから。
特に、ライカさんのエピソードは、自分と重ねてしまって苦しくなった。
親による虐待、
特に性的虐待は
周りの人達に見えないし、
被害者も声を出しにくい。
でも、
私はこの被害を
自分自身のことを
「恥ずかしい」
と思いたくない。
ずっと、
「自分のせい」
と加害者に思わされてきて
「私は他の子供と違う。
汚れている。」
と思って生きてきた。
それは
絶対に、違う。
私たちは何も悪くなかった。
加害者が異常で醜く、
自分の罪から逃れようとして、
周囲にバレないように
被害者に罪を着せようとしただけだ。
とても卑怯で弱く、
なんて愚かなのだろうか。
それでも
子供は
親から愛を求める。
大切にされたいと願う。
決して叶うことはないのに。
その子供の愛を利用する加害者は本当に人でなしだ。
私は何十年経とうと、
男性恐怖症や難病の線維筋痛症などの病気を患い、
ずっと苦しんでいる。
外に出ることは大変な苦しみで、
家にいても、男性の声が聞こえるだけで怯えて暮らさなければならない。
しかし
加害者である父は、
一切責めを負わず、
のうのうと元気に好き勝手に生きている。
反省もない。
整くんではないけれど、
私は常々思ってるんですよ。
罰せられなければいけない
加害者の罪が軽く、
なおかつ
被害が明るみに出づらい、この
社会の構造は間違っていると。
結局のところ、
日本は男尊女卑の国で、
この国の法は、
男性を守るために機能している所が多々あると。
誰から産んでもらったかということも忘れたかのように、
女性を侮蔑して
見せ物としてジロジロ見て
相手の許可も貰っていないくせにいやらしく触ってくる輩の
実に多いこと!
本当に気持ち悪いし、
私は心底軽蔑する。
被害者が叩かれる世の中は
絶対におかしい。
こんな社会は間違っている。
虐待がどれほど子供の人生を蝕み続けるのかは、
私が身をもって証明している。
私にとって
人生は闘いで、そして地獄だ。
親が子供にそんな人生を与えては絶対にいけない。
例え、
自分が親にされたからといって
自分の子供に同じことをするのは間違っている。
復讐すべきなのは、
あなたの子供ではない。
子供は安心できる場所で守られるべき存在だ。
子供を虐待するということは、
かつての自分をもう一度虐待することだと思う。
泣きわめき苦しむ子供を見て喜ぶような親は、結局は救われない。
その子供は親を憎むだろう。
そして
そんな親から生まれてしまった自分自身を呪うことになるだろう。
憎しみと悲しみの連鎖は終わらない。
でも、それを終わらせることが出来るのは、
他でもない
親であるあなた自身だ。
まずは、
親である 又は
親になるかもしれないあなたが救われる必要があると思う。
どんなに辛かったか
どんなに苦しかったか、
吐き出すことが必要だと思う。
私もずっと、虐待のことは他人に言えなかった。
人にどう思われるのか怖かった。
でも、誰かに聞いてもらうことで、
「自分は何も悪くなかった。
自分のせいではなかった」
ということを教えてもらえた。
それは自分にとって大きな救いになった。
私はまだ、あらゆることで
自分を責めてしまう
心の癖がある。
客観的に悪くないと理解していても、
自分を責めてしまう癖がなかなか抜けないのだ。
「お前のせいだ」
と親に思い込まされてきた呪いはなかなか解けない。
しかし、
その呪いを溶かすのも
自分にしか出来ないと思っている。
私は負けたくない。
加害者のせいで
めちゃくちゃにされた人生を
自分自身を
私は救いたい。
絶対に、
幸せになりたいし、
なる。
私にはそれができると信じたい。
だから、
いま
私と同じように苦しんでいる
人達も
信じて欲しい。
あなたは絶対に幸せになるためだけに生まれてきたのだと。
あなたは何も悪くなかったし、
間違ってなどいなかったのだと。
本当の犯人は別にいるということを。
私は、恐れもなく外を歩けるようになる未来を夢見ている。
自分を大切に思えて
日々を楽しみながら
笑いながら
過ごせる未来を
生きてゆきたい。
何度、突き落とされようとも
必ず這い上がって
前より高い所へ上りたい。
そして少しずつ
幸せを手に入れたいと願っている。
これを読んで下さった皆さまの幸せと健康を願っています。
ありがとうございました