日ごろの熱中症対策は、
首や脇の下、太ももの付け根など、
皮膚の近くで
太めの血管が走っているところを冷やすのが
効果的だと言われています。
それ以外で
熱中症対策として
冷やすとよいという
研究結果がわかって来たのですが、
その場所はどこでしょう?
手のひらには
動脈と静脈を結ぶ
バイパスのような血管があって、
特に体温が高くなると、
この血管に血液が多く流れます。
手のひらを冷やすことで
効率よく血液を冷やし、
体の温度を下げることができる
と言われていて、
15度前後の水に5~10分程度
手のひらをつけておくことが
よいとされています。
あまり氷や氷水など
冷めた過ぎるものを使うと、
逆に血管を収縮させてしまうので
よくないと考えられています。
「手のひら冷却」とは
運動前・運動中・運動後・夜寝る時に
手のひら、ほっぺ、足のうらにある
体温を調節する血管(動静脈吻合)
を冷やし、
深部体温の異常な上昇を
抑えることによる熱中症予防と、リフレッシュ効果で
集中力・判断力・持久力の低下を抑え
競技パフォーマンス維持を図る
米国スタンフォード大学生まれの
新しい暑さ対策法です。