生徒さんからのご質問(うつ病は生年【化忌】が大限で巡ることで改善は出来ますか?) | 紫微斗数(しびとすう)と 易占 宮立命/宮巫女 Miya_ritumei/Miya_miko

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社会に出てから何故か巧くいかない。職場で浮いてしまい馴染めない。皆んなと同じように出来ない。何故か周囲から嫌な思いをさせられる。こんな経験はありませんか?

お気軽にご相談ください。

● うつ病は生年Ⓓが大限で巡ることで改善できますか?

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お世話になっております。
お伺いしたいことがありましてご質問させていただきました。

ご質問①

遷移宮に生年【化忌】と【化科】のある50歳代の女性で、現在躁鬱病で引きこもりの方がいます。
遷移宮に化忌があると、60歳+数年以降今までと逆転するような人生になるように講座でお聞きしました。
命盤半周回って、命宮に生年化忌がある状態に変わるという認識であってますでしょうか? 外に出るのが怖いというのが、ましになるような解釈でよいでしょうか?


■動画でも説明していますが、生年Ⓓが大限(あるいは年)の命宮に巡る時には以下のような変化が起こることが多いです。
①人生観が変わる事が多い。
②価値観が変わる事が多い。
③生き方が変わることがある。
④仕事や活動が変わることも良くある。
※ただし、若年(30歳代前)に生年Ⓓが巡っても人生経験が少ないので変化は少ないです。

また、鬱病や引き籠りしている人が、生年Ⓓが巡るだけで症状が改善するということは無いです。
あくまでも、それまで普通に生きて来た人の場合です。

鬱病や引き籠りしている人が、症状が改善するか、どうか、というのは、生年Ⓓが巡る事とは関係なく、オハジキ占で大限(あるいは年)の福徳宮の運勢が吉(A)になる時に改善します。C、Dが命遷線や財福線に入る場合は症状は回復出来ていない事が多いです。
※オハジキ占でCDが入らなくても、自化C、自化Dが大限(年)の福徳宮に入っている時は症状は改善出来ないことが多いです。

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ご質問②

あと、この方は命宮から遷移宮に、向心力Dが入っています。遷移宮が破格のような状態になるようですが、


■遷移宮Ⓓに、命宮から向心力Dが向かうのは、生年Ⓓの作用を強めます。
つまり、命宮から遷移宮に向心力Dは、具体的には外(周囲、社会)に、関わりたくない、関わるのが嫌な状態を表しています。

遷移宮Ⓓは、個人差はありますがHSPの作用が伴いやすいです。そのため周囲の状況に過敏になり、ストレスが出やすいです。それでいてアスペルガー(コダワリ)も伴うので自己矛盾が生じて、本人は疲弊しやすいです。

 

※「アスペルガー」という言葉は、現在は差別用語になるそうです。正しくは「自閉症スペクトラム」と今後は表記するようにお願いします。


さらに命盤に自化忌(D→)が多ければ多いほど、生きて行くのがウンザリして嫌になる事が多いです。

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ご質問③
この場合、60歳+数年以降でも、状況はあまり変わらないような解釈になりますでしょうか?


■生年Ⓓが巡っても、それだけで症状が改善するかどうかは判断出来ません。

状況が変わるか、どうかは、オハジキ占で福徳宮の運勢が、吉になるなら良くなります。

オハジキでC、Dが入ったり、大限(年)の福徳宮に自化C、自化Dが入っている状態では状況は、まだ改善出来ないでしょう。
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追伸

 

遷移宮に生年【化科】と【化忌】があると、生きて行く上で辛く成り易いです。

 

その理由を解説します。
まず、生年【化忌】だけでもHSPの傾向を多かれ少なかれ持つ事になります。

HSP(Highly Sensitive Person)とは?

HSP は、「Highly Sensitive Person」 の略称で、日本語では「生まれつき感受性が強い人」という意味です。アメリカ心理学者エレイン・アーロン博士によって提唱されました。

HSP は、約5人に1人 が持つ気質と言われています。脳の作りや神経伝達物質の違いから、以下のような特徴があります。

  • 五感が鋭い:光、音、匂い、味、触覚などの刺激を、より強く、より繊細に感じ取る。
  • 共感力が高い:他人の感情を、まるで自分のことのように深く理解し、共感する。
  • 処理速度が速い:情報を深く、多角的に考え、分析する。
  • 想像力豊か:創造性が高く、豊かな想像力を持つ。
  • 慎重:リスクや失敗を恐れ、慎重に行動する。
  • 責任感が強い:自分の役割や責任を真面目に考え、果たそうとする。
  • 完璧主義:自分に高い基準を設け、完璧を目指してしまう。
  • 刺激に弱い:強い光、音、匂い、人混みなど、刺激が多い環境に長時間いると、疲れてしまう。
  • 一人でいるのが好き:刺激から離れ、自分と向き合う時間を大切にしたい。

HSP は、生まれつきの気質であり、病気ではありません。しかし、HSP の特徴を理解せずに過ごしていると、以下のような精神的な症状 に悩まされることがあります。

  • 疲れやすい:常に周りの情報を敏感にキャッチしているため、脳が疲れやすく、慢性的な疲労感を感じることがあります。
  • 不安:周囲の環境や人の目を気にしすぎて、不安を感じやすくなります。
  • うつ:刺激やストレスに過剰反応し、うつ状態になることがあります。
  • 自己肯定感が低い:自分の感受性を「欠点」と捉え、自己肯定感が低くなることがあります。

HSP と精神的な症状への対処法

HSP の特徴を理解し、自分に合った対処法を見つけることが大切です。以下は、HSP と精神的な症状への対処法の例です。

  • 自分のペースで過ごす:周りのペースに合わせようとせず、自分のペースで行動することを心がけましょう。
  • 刺激から適度に距離を置く:人混みや騒音など、刺激の強い環境からは適度に距離を置きましょう。
  • 一人で過ごす時間を作る:一人でゆっくりと過ごす時間を確保することで、心身をリラックスさせることができます。
  • 自分の敏感さを認める:自分の感受性を「欠点」ではなく、「個性」として認めましょう。
  • 自分に合ったリフレッシュ法を見つける:運動、音楽、読書など、自分にとって効果的なリフレッシュ法を見つけて、定期的に実践しましょう。
  • 必要に応じて専門家の助けを求める:自分一人で対処するのが難しい場合は、カウンセラーやセラピストなどの専門家に相談することを検討しましょう。

HSP は、多くの優れた才能を持つ気質です。HSP の特徴を理解し、自分に合った対処法を見つけることで、HSP の持ち味を活かし、充実した人生を送ることが可能です。

HSP について、もっと詳しく知りたい場合は、以下の書籍やウェブサイトなどを参考にしてください。

HSPは上記のような個性を持ちますが、世年【化科】がさらに同宮すると、この個性がさらに際立つようになります。

 

さらに、命盤に自化科(C→)や自化忌(D→)が多ければ多いほど、HSPの作用は強まります。

生きて行く上で常にストレスを受けやすく精神的に疲弊してしまいやすいです。

 

対策は、なるべく静かな、穏やかな環境、見知らに人とあまり関わらなくても済む環境に身を置くようにすると良いです。

そのためには両親や家族の理解も必要です。

心穏やかに居られる人たちの中で、生活出来ることが望ましいと思います。