今年は閏月があります
紫微斗数を使う場合で、月の運勢まで診る人は気を付けてください。
命盤をアプリで作成する場合は、「閏月」はアプリで自動的に管理されていますが、実はアプリによって「閏月」の考え方が違うようです。
そもそも「閏月」って何？
と、紫微斗数を使っていても意味を知らない方もいるかも知れませんね。
「閏月」について少し解説します。
紫微斗数は太陰暦を使います。
ここで、「太陰暦って何？」 なんていう疑問が出るようでしたら、紫微斗数を扱う人としてはかなりヤバイですよ。
「太陰暦」とは、いわゆる「旧暦」です。昔は「農歴」とも言ったかも知れません。農業をするのに便利な暦です。春に成って畑を耕す時期や種蒔きをする時期が分かりやすいのです。害虫が冬眠から覚めて活動する時期なども分かる暦です。
つまり、太陰暦は月の動きに合わせた暦という云えます。占いの世界では月のことを「太陰」と言います。
月の周期は、「約29.5日、より正確には29.530589日」です。
私たちが普段の活動で使っている暦は「太陽暦」と云います。
「グレゴリオ暦」とも云います。
太陰暦とグレゴリオ暦では、ひと月に１～2日のズレを生じて行きます。
そのままでは、年が過ぎるとどんどんズレが大きくなってしまいます。
そこで３～４年に一度、太陰暦では「閏月」というものを設けて、一年を１３ｹ月にしてグレゴリオ暦とのズレを修正しています。
今年がその「閏月」のある年です。前は２０２０年でした。次は、２０２５年です。
閏月のある年は１３ｹ月ですから、グレゴリオ暦で生活している私たちに合わせるためには、１３ｹ月を均等に分けて１２ｹ月にする必要があります。
と云っても、実際は閏月の期間をド真ん中で分けて、閏月を挟む前後の月に加える手法が一般的です。
下図参照
本来は、閏月を真ん中で分けると、前後の月の日数は４４日です。
ところが、「紫微斗数WIN-EX」のアプリは閏月を前の月にくっ付けて、一ヶ月を５９日にしています。
月の運勢を診る場合に、アプリの「紫微斗数WIN-EX」を使う場合には、この辺りを考慮して使う必要があります。
「紫微斗数WIN-EX」以外のアプリに関しては、私は分かりません。
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