先日、台湾の方のブログを見ていたら、日本と違う慣習があるんだなあって感心しました。
台湾では赤ちゃんが生まれたら、先ずは占い師の所に行って、その子の人生を鑑定してもらうのが普通なんだそうです。台湾には占い師がたくさんいて、占いは日常生活に溶け込んでいるそうです。
もっとも以前の日本でも占いは生活の一部でしたね。例えば、カレンダーには「友引、大安、仏滅」あれもれっきとした占いです。
他には「節分」というのがあります。鬼は外、福は内~と言いながら豆まきをしますね。大概の人は節分は2月4日ごろと思ってますが、実は節分は年に12回はあるんですよ。
それぞれに言い方もあります。ちょっと以下に書き出してみます。見てみれば「なるほど!」と思うと思います。
二十四節気といいます。
節気 中気
立春(2月4日) 雨水(2月19日)
啓蟄(3月6日) 春分(3月21日)
清明(4月5日) 穀雨(4月20日)
立夏(5月6日) 小満(5月21日)
芒種(6月6日) 夏至(6月21日)
小暑(7月7日) 大暑(7月23日)
立秋(8月7日) 処暑(8月23日)
白露(9月8日) 秋分(9月23日)
寒露(10月8日) 霜降(10月23日)
立冬(11月7日) 小雪(11月22日)
大雪(12月7日) 冬至(12月22日)
小寒(1月5日) 大寒(1月20日)
如何ですか?
よく聞く言葉がありますね。これは旧暦の月や季節の変わり目を言い表してます。
四柱推命などの占術では、生年月日から命式を作る時には、節気という日にちの区切りは非常に大切な区切りです。まさに、占いには切っても切れない事柄です。
普段何気なく使っている言葉や行事は、古くは占いにも関係した事象ですね。
テレビドラマでも有名になった「陰陽師」という職業は平安時代に実在した職業で、当時の政治の中枢(今で言えば政府)の省庁として存在していました。それは「陰陽寮」という省庁です。
そこで活躍したのが、実在した、「安倍晴明(あべのせいめい)」という人物です。
ウィキペディアで調べると以下のような記事がでてきます。
安倍 晴明(あべ の せいめい/ はるあき/ はるあきら、延喜 21年1月11日 [1] 〈921年 2月21日 〉 - 寛弘 2年9月26日 〈1005年 10月31日 〉)は、平安時代 の陰陽師 。「晴明」を「せいめい」と読むのは有職読み であり、本来の読み方は確定していない。鎌倉時代 から明治時代 初めまで陰陽寮 を統括した安倍氏 (土御門家 )の祖。官位は従四位下 ・播磨守 。
「清明神社」というのが、今でも京都市内にあります。彼の神社ですね。場所は本来は安倍晴明の屋敷跡だったらしいのですが、現在は別の場所にあります。本来の安倍晴明の屋敷跡はホテルの駐車場になっているようです。
話はだいぶ逸れましたが、つまり、生まれた赤ちゃんの一生を鑑定すれば、その子がどんな一生を送って往くのかが判ります。
幸せな傾向なのか、苦難辛苦の多い人生なのか。
何も知らない方がいいと思う人も多いかも知れませんね。
でも、私は自分の人生の2/3を過ぎてしまって、思うのには知っていた方が良かったと、つくづく思います。
あの時、自分では良いと思って必死でやってきたことが、まったく運勢に叶っていなかった事。
良いという時期に遊んでしまったこと。悔やまれて仕方ありません。
元々、良い運勢と言える人は、旨く運勢の波に合わせて行動出来た人なのかも知れません。
成功者には、血の出るような努力の末に大成功を成し遂げる人もいます。
その影には、同じように努力しながら、体力も運勢も尽きて、挫折や災難、疾病に侵され亡くなってしまう人もいます。
何も知らずに行動して、多少は苦労あれども、まあ、何とか生きて来れた人は幸運といって良いでしょう。