The JOJOLands テーマ 「不条理」 | 大学生日記

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いろいろ投稿してみます。

ジョジョの9部が始まり一年以上経ちます。

ジョジョのどの部にも一貫しているテーマは

運命です。


 1〜3部、6部では運命は因縁として表現されていますし、第8部では厄災として表現されています。


では歴代の運命に関するセリフを紹介キラキラ

⬇︎第4部 川尻早人のセリフ。

彼はスタンドを持っていませんが一人で運命を乗り越えるのです。


⬇︎第5部 トリッシュのセリフ。護衛チームが悲惨な運命に対してどう立ち向かうのか、このセリフを護衛されるトリッシュが言ったことに意味があると思います


⬇︎第6部 プッチのセリフ。運命に逆ろうとした(運命を予め知ろうとした)プッチ神父に最終的にエンポリオは勝利するのです


という形で運命という言葉はどの部でも頻繁に出てきます。第5部以降(7部を除き)かなりジョジョではテーマ性を大切にして描かれています。



では9部では運命に変わるものは何なのか。それが13話で出てきた不条理です。ですのでジョジョの世界では運命厄災=不条理となっていくだろうと予想できます。


では主人公が今回不条理に対してどう向き合うのか。


第8部では厄災に対して


厄災の流れは条理の流れだと述べられています。厄災と条理は別物なんかではなく厄災には理由があると述べられているのです。


その厄災をどう乗り越えたかというと、条理からの影響を全く受けないシャボン玉🫧で攻撃をして勝利します。


不思議な終わり方だと思います。8部では不条理なのは間違いなく主人公の方です。一見厄災は不条理に見えるのですが、厄災は条理の流れ。それを不条理で乗り越えたのです。


基本的に運命を嫌っているのは主人公ではなく相手側です。3部では運命に決着をつけるべくDIOは戦い、4部では運命から逃げるための能力で過去に戻ろうとしたり、5部や6部では運命を知るために予知や宇宙を一巡させようとしたりしていました。


では9部ではどうなのか。運命つまり不条理を嫌っているのは主人公側です。不条理に立ち向かったり受けいたりすることはなく不条理を嫌い、避けようとすらしています。


ではどう不条理に対して避けるのか。それが仕組み(メカニズム)です。


メカニズムを知りさえすれば、不条理に遭うことはない。なぜならすでに勝っているから。つまりメカニズムが存在する場には理が存在しており、その理は不条理によって崩れることはないのだと。


だからジョディオは仕組み(メカニズム)を知りたいわけです。それが溶岩には隠されています。


ここでジョディオの倫理観というものが見えてきます。ジョディオは善か悪かを基準としてるのではなく、条理があるかないかで判断をしています。


彼にとっては警察官や学校の子が兄をいじめるのは条理がなく、第一話で書かれた少年がいじめられているのには条理があると捉えているのです。


最後に9部ではスタンドとはどういうものか



見えないやつにはいつまでも見えない。つまりジョディオはスタンドは条理の一つだと捉えているのです。ここが9部のおもしろいところ。今まで他の部ではスタンドは漠然としたものだったのですが、9部ではしっかりスタンドの捉え方があります。


ジョディオはスタンドは条理と同じように目には見えないが実際には存在しているもの。その条理(スタンド)を知らなければ不条理な出来事が起こるということを知っているのです。


まだどういう形でこの物語がゴールするのかはわかりませんが、5部や8部みたいなスタンド能力になるとは思いません。ジョルノのレクイエムやゴービヨンドは明らかに条理を超える不条理なスタンドです。9部では不条理を嫌っているのは敵なんかではなくジョディオ自身ですからね。


テーマ性のある作品(ジョジョだけに限らず)は自分はすごい好きです。が、ジョジョの部で唯一運命のテーマが薄い7部が個人的に1番好きですねニコニコ


今後9部はどう言った話になっていくのでしょうか。すごい楽しみです。。