伝わらないプレゼンの典型例は、言葉が抽象的な表現になっていることです。
例えば、「私は世界平和のために愛を与え、未来の発展に向けて貢献します」みたいな感じ。
こんな抽象的な話が延々と続くと、聞き手は飽き飽きしてしまいます。
同様に、質問も抽象的に投げかけると、有意義な答えが引き出せません。
例えば、職場でリーダーがメンバーに
「会議について改善提案はありますか?」と質問したとしましょう。
この表現で、いくつもアイデアが出ると思いますか?
もっと噛み砕いて、具体的な観点出しまでやったほうがいいでしょう。
例えば、
会議の改善案について、以下の観点で考えてみてください。
1.参加メンバーの質と量について
2.開始時刻/時間・頻度について
3.会議環境について(会議室、椅子、テーブル、ホワイトボード等)
4.会議のルールについて
(例えば、時間厳守、議題、進行方法、参加姿勢、意思決定等)
5.会議自体の新設・統廃合について
以上
こう書くと考えが引き出されませんか?
あと、よくあるのが「あなたの求めているものは何ですか?」という質問。
これで、すぐに答えが出てきますか?
できれば「求めいるもの」っていう言葉を、もう少し具体的に分解して・・・
欲しいものは?(Have)
やりたいことは?(Do)
なりたい状態は?(Be)
なんて言葉にすると、考えやすくないですか?
質問ひとつとっても、具体的に言語化することが大切なんです。