今日もブログに来ていただき、

ありがとうございます😊


こんにちは、みやです。


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クリスマスに

息子と大ゲンカしました。


きっかけは

家事をどっちがやるのやらないの的なこと。

(育休明けの夫婦みたいだな💦)


息子の放った言葉にカッチーンと来て、

「もうお母さん出て行くわ!」と

愛用のスーツケースを雑に扱ったら

ヒンジが割れてしまいました。


とにかくもう家にいたくなかったので、

夫と待ち合わせをして

飲みに行くことにしました。


夫を待つ間の一人ビール。


これがなかなかいいもので、

新たな楽しみを見つけてしまいました。


夫とは飲みながら

困った後輩をどう扱ったらいいかを

上司に相談する1 on 1的な感じになり、

結局、渋々家に帰りました。





壊れたスーツケースは

すぐに使う予定はなかったのですが、

そのまま年を越すのも嫌なので

即日修理してもらうべく

上野まで行くことにしました。



側から見たら年末年始の旅行に見えるかも(笑)


「せっかくだから修理の間、

 上野の美術館にでも行こうかな?」


軽い気持ちで検索したら

何と!すごい検索結果が!


モ、モネが来ているー!


こ、これは行かないとー!


スーツケースを修理に出してから

いざ国立西洋美術館へ!


本当は入場券が欲しかったのですが、

あまりの列に電子チケットをその場で買って

入館しました。


階段を降りて行くと、

モネの世界観を表現した

ステキなディスプレイがありました。





陽の光に照らされて

とてもキレイでした。


時間帯によって見え方も違うんだろうなぁ。





展示スペースに入ると人も多く、

薄暗いので文字も見えづらい。


せっかくなので

音声ガイドを借りて楽しむことにしました。


音声ガイドは石田ゆり子さんでした。


石田ゆりこさんは

「Lily(リリー)」と言う名前で音楽活動もされているそうで、

「睡蓮」は英語で「Water Lily」と言うことから

今回選ばれたのかなぁ、とも。


それなら

リリー・フランキーも

候補にあがったんじゃないか?


そんなことを考えながら

音声ガイドの端末を首からさげて再び展示室へ。




草を分け入る足音、水の音、汽車の音、、、


効果音やBGMも交えた解説を聞いていると

周りにはたくさんの人がいるのに

スッと自分一人だけの世界に入って行くことができました。


目で見るだけよりも何倍も集中して、

ゆっくり、じっくり見ることができました。


恥ずかしながらこの歳まで

モネの『睡蓮』が連作だったこと、

モネが数多くの連作を残していたことを

知りませんでした。


360度『睡蓮』が展示されたスペースは

もう圧巻なので、

行かれる方は

ぜひ楽しみにされていてくださいね。


(写真撮影可だったのですが、

 その場で感動を味わっていただきたいので

 写真は載せないでおきますね。)


晩年、

白内障を患いながら

それでもなお描き続けた

モネの苦悩と情熱を考えると

去年亡くなった父のことが

自然と思い出されました。


父は入院中も

色見本帳、クロッキー帳と鉛筆を

すぐ手の届くところに置いていました。


目が見えづらいと言いながらも

父も最後まで

デザインへの情熱を絶やさなかったなぁ、と。


同時に

いかに自分がこれまで「作品自体」しか

見ていなかったかと言うことにも気づきました。


「すごいなぁ!上手だなぁ!」と。


でも今回

モネがどんな思いで庭を作り込み、

同じ構図で何枚も連作を描き

二度と同じ瞬間はないのだと、

目の前の風景をただ写実的に描くのではなく、

その時の記憶を、

その時に味わった感情を

絵にのせて表現し

その時モネが何を大切に思いながら筆を動かしたんだろうと

想像しながら見ることができました。


絵画を見る面白さが

今までよりもグッと深くなったと言いますか。


見えない部分を知ろうとすることは

見えない部分にまで想いを馳せることは

やはり大切なことだなぁ、と。


お土産コーナーも大人気で

長い列ができていました。


絵が好きな母に送ってあげるハガキを探したのですが、

人気のあるハガキは売り切れだったので、

ハガキセット買うことに。


そしてそして

事前にチェックしていたお土産がこちらです!





ミッシェルサブレのモネ缶と

猿田彦コーヒーのドリップパックです!


買いましたよー!


年末年始にいただこうと思います。


息子とケンカしていなければ

モネに出会えませんでした。


「風が吹けば桶屋が儲かる」ほどの

因果関係はないはずですが、

思いのままに行動したら

思った以上に受け取れるものがありました。


ある意味

息子に感謝ですね。


私はやはり

アートが身近にある生活を

楽しみたいんだなぁ、と

しみじみ感じたりも。


『モネ 睡蓮のとき』は

来年2025年2月11日まで。


ぜひ音声ガイドと一緒に

お楽しみくださいー。