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こんにちは、みやです。


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矢部太郎さんの

『ぼけ日和』を読みました。


初版は2023年2月。


話題にもなって

書店でも

ちょっと立ち読みをして。


ほのぼのした絵のタッチ。


優しい言葉。


矢部太郎さんの

人柄がにじみ出てくる作品。

(乙丸ーっ!)


「あー、

 これはヤバい本だ、、、」


自然と

いい感じにボケている

実家の母が思い出されて

涙が出そうになって

すぐに立ち読みをやめてしまった。


急いでないけれど、

やっぱり読みたくなって、

図書館で予約しました。


私は認知症かもしれない。


家族が認知症かもしれない。


日々認知症の家族と向き合っている。


職場で認知症の人と向き合っている。


半年ぐらい予約待ちだった。


この本に

色んな立場の人が

とても興味を持っているんだと感じた。






読み終わって、

やっぱり涙が出てきて。


この本が

あと2-3年早く出ていたら、

母の介護をしていた父を

もっと楽にしてあげられたかもしれない。


得意だった肉じゃがの味が

変わってきたことに気づかない母。


父と大ゲンカが増え

その度に電話をかけてきた母。


姉と私の誕生日を

忘れてしまった母。


今思うと

認知症の前段階だったんだなぁ。


もっと父と一緒に

母のことを考えてあげればよかった。


でも私にも

夫と息子との生活があって。


姉にも自分の生活があって。


父一人に背負わせ過ぎたかなぁ。


だから疲れて

去年の春

倒れてしまったのかなぁ。


父は母の認知症を

受け入れたくなかったのかなぁ。


母のことが大好きだったから

やっぱり

ずっと一緒にいたかったのかなぁ。


父の気持ちを

聞いてあげることができなかったなぁ。


9月に亡くなった父に手紙を書いて、

自分の中で一区切りついた。


ふっと気持ちが軽くなった。


このタイミングで

『ぼけ日和』を読んで

「あぁ、

 グループホームにいる

 お母さんに会いたいなぁ、、、」って

じんわり思った。


11月は父の一周忌で帰省する。


姉と一緒に

いい感じにボケている母を

お墓参りとお茶に連れて行くのが

とても楽しみ。