『50代から心を整える技術』を読んでいます | みやみや珈琲日記

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こんにちは、みやです。


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4月に父が緊急入院してから、近くに住んでいる姉が両親のケアに時間を割かれています。


今まで他人事だった「介護」と言う言葉が、急に目につくようになりました。


そんな私を知ってか知らずか、SNSで日経Goodayの広告が出るようになりました。


日経Goodayは、日本経済新聞社が運営する、健康・医療に関する総合サイトです。


恐らく50代以上を対象にしているのではないですかねー。


介護について何か役立つ情報はないかと日経Goodayを見ていたら、元自衛隊メンタル教官の下園壮太さんの記事を見つけました。





介護は“戦場” 。


乗り切るために「戦略的思考」を身につけた方がいい。


なるほど、なるほど。


一番避けなければいけない事態、それは「介護する人がうつになること」。


両親のことはもちろん心配です。


でも私が一番心配なのは、両親のケアを引き受けてくれている姉のこと。


その記事を読んだ時、「私は姉のケアをしよう!」とグッと決まりました。


下園さんの本もぜひ読みたいと思い、図書館ですぐに予約しました。


その本がこちらです。


『自衛隊メンタル教官が教える 50代から心を整える技術





ちょうど私も50代。


まさに人生のターニングポイントです。


何もしなければ、気力、体力、脳力は衰える一方。


これから自分にどんなことが起こるのか。


「幸せシニア」になるためには、今からどんなことすればいいのか。


80歳を超えた両親はどんな気持ちでいるのか。


色んなことを考えながら読み進めています。


「人の心の12の特徴」も載っていて、人間の心の本質、等身大の姿だとありました。


等身大と言うと聞こえはいいけれど、結構極端でドロドロしているもの。


でも読んでみて、ちょっと安心しました。


そんな自分とどうバランスを取って生きていくか。


「幸せシニア」になるために、疲労をケアしながら、価値観をどうほぐしていく。



私は42歳で会社を退職してもうすぐまる9年経ちます。


「子どもと一緒に過ごしたい!」と思い退職したものの、仕事人間だった私は空っぽになってしまい、退職日翌日以降の予定が何も書かれていない手帳を見て愕然としました。


稼げなくなって自分には価値がないんじゃないと思いました。


「辞めてなければ私だって、、、」と稼いできてくれる夫に感謝もせずにイラッとしたりも。


今思うと、私は42歳で一度定年を迎えて、クライシスを起こしていたのかもしれません。


それまで培ってきたガッチガチの自分の価値観がそう簡単には変えられるはずもなく。


一人で変えられるはずもなく。


でも人生で大切なことを学び始め、嫌な自分と向き合う大切さを知りました。


結果だけでなく、そこに至るまでのプロセスも大切だということ、本当に大切なことは目に見えないということも知りました。


過去の栄光に執着していた私も、ようやく顔を上げて未来を見られるようになりました。


カフェで働くようになって、教えてくださいと素直に言えない自分に気づきました。


チームで働く達成感や、自分は接客が大好きなことに改めて気づいて、今では人育ての楽しさも味わっています。


読書仲間との対話によって、人はみんなそれぞれ違うもので、そこにいいも悪いもなくて、色んな価値観があるから面白いと言うことにも気づきました。


夫にも息子にも感謝できるようになってきました。


ただここに来るまでに9年かかりました。


正直、9年前の私がこの本を読んでも本当の意味が理解できたとは思えません。


定年になってから、自分を変えて行くのは相当なエネルギーが必要です。


私が9年前に退職せずに65歳で定年を迎えていたら、扱いづらい「残念シニア」へまっしぐらだったかと思うと、本当にゾッとします。


定年後のことが気になってきた方、「幸せシニア」になりたい方にぜひ読んでいただきたい本です。