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こんにちは、みやです。


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先週、カフェに出勤していた時に

2つの対照的なことがありました。


店内の商品を手に取っていたお客さまが

その商品を床に落とされました。


カラーンッ!


商品が床に落ちた音が

厨房にいた私にも聞こえました。


恐らく店内中に響いたと思います。


「あー!落としちゃったんだー、、、」


あれだけの音がすると

恐らくその商品には傷が入って

もう売り物にはならない。


そんなことをパッと考えてしまう

自分の器の小ささよ。


ふとレジに行くと

お客さまが落とした商品を手に持っていらして

それを買おうとされていました。


「お持ちいただいてありがとございます。

 無理にご購入頂かなくて大丈夫ですから。

 もしこの商品をご希望でしたら

 在庫から同じ商品をご用意しますので。」

と話す先輩。


私はすぐに厨房に戻ったので、

その後どうなったのかはわかりません。


お客さまはきっと

申し訳なさを感じながら

勇気を持って誠実にレジに来てくださったはず。


そんなお客さまの気持ちに寄り添って

優しく言葉をかけた先輩は

本当にステキでした。





別の日にも同じようなことがありました。


カラーンッ!


商品が床に落ちた音が

店内に響きました。


お子さん連れのお客さまで、

商品を落としたのは

一緒にいた小さな女の子でした。


私はレジで他のお客さまの対応をしていたので、

その場に駆け寄ることができませんでした。


「あー、落としちゃったかー、、、」


心の中でそう思いました。


そのお客さまは

サッと商品を棚に戻して

すぐに店を出ていかれました。


正直私は

「え、、、」

って思ってしまいました。


商品が売り物にならなくなったことよりも

お客さまが黙ってお店を出て行ってしまったことに

とてもモヤモヤした気持ちになりました。


あの親子は

チャンスを逃してしまったな、と。


誠実であること。


謝ること。


そして許してもらえること。


その姿を子どもに見せるチャンスだったのに。



黙って出ていきたくなる気持ちも

わからなくもない。


「弁償させられるかも?」


もしかしたら

そんな気持ちが先立ってしまったのかもしれません。


私も息子が小さい時に

スーパーで焼き鳥を落としてしまって

大声で怒鳴ったことがありました。


今思うと

そこまでする必要は全くなかったのに。


誰だって

失敗したくて失敗するわけではないのに。


「次は気をつけようね。」

でよかったのに。


息子の気持ちよりも

自分が周りからどう見られるかが

大事だったから

焼き鳥を落としてしまった息子を

必要以上に責めてしまいました。


そんな苦い経験を思い出しつつ

お店での出来事を

家族と話し合いました。


「君だったら、

 買う前の商品を落として傷つけたらどうする?」


息子に聞いてみました。


「弁償する!」


「うん、それもあるけど、

 その前にすることあると思うよ。」


「謝る!」


「うん、お母さんもそうであって欲しい。

 誠実に相手に話して欲しい。

 自分の気持ちも伝えて欲しい。」


息子がゲームやりたさにサッと食卓を離れた後

夫とも話しました。


「もうそのお客さん、

 お店に来ないかもしれないね。」


「どうだろうね。

 でもやっぱりチャンスを逃したと思う。」


「そのお客さんの周りの人が

 そうだったのかもしれないよね。」


「うーん、、、

 そうだとしたら、

 私達も自分の言動の影響を

 しっかり考えないといけないね。」


その小さな女の子は

まだ理解できるかはわからない。


でも

大人が背中を見せて行かなければいけない。


「ありがとう。」


「ごめんなさい。」


相手にしっかり伝える。


ちょっと照れくさいかもしれないけれど、

相手が許してくれるかはわからなくて

怖いかもしれないけれど。


息子には

これらが伝えられる誠実な人になって欲しい。


そして私もそうありたい。



自分の言動が周りにどんな影響を与えるのか。


改めて考えさせられる2つの出来事でした。



お店には新しい仲間が2人入ってきました。


これから後輩教育も始まります。


前向きな言葉をかけて励ましつつも

どんな時も恥じない背中を見せて行こうと

心に決めました。


自分の言動が

相手の未来に影響するのだから。