今日はかなり久々に、ネタを一つ。
爆弾で魚を捕る。
そんな魚の捕り方をするなんて信じ難いと思うが、昔実際に行われていた、
或いは現在も行われている。
どういうことか?
Wikipediaには「ダイナマイト漁」という言葉で解説されているが、
ダイナマイトに限らず爆弾を水中で爆発させて、その衝撃で死んだり
気絶して浮き上がった魚を捕るという一種の漁法である。
確かに手軽にできそうなやり方だが、本来捕らない他の魚や水生生物まで
殺してしまったり、珊瑚礁を破壊する等、生態系を狂わせる恐れがあるほか、
民間人が爆弾を持つととても危険なため、多くの国では禁止されている。
にも拘らず、現在も平然と行われるケースがあり、
ダイバー等が巻き込まれて死亡するケースすらある。
その背景には、現地民の死活問題とか利益主義とか生活上の事情があるのか。
そういえばもう四半世紀も前、当時学生時代のことだがテレビの単発特番で、
一般人グループ数名が、倉庫からダイナマイトを盗み出して、
それをあろうことか、酒の肴(おつまみ)代わりに食したり、
(ダイナマイトには大抵ニトログリセリンが使われていて、これを食すと
身体に悪そうだが、戦時中とか終戦間もない食糧が不足していた頃には、
羊羹の味がするといって、食べたという話が小説とかに出てくるらしい)
剰え焚火をしている傍で投げて遊ぶという危険極まる行為をしたほか、
ダイナマイトで魚を捕っていたという事件が出てきたのを知っている。
悪用されたら大惨事になるが、まさかそんなあり得んことを…と思った…
但し笑いごとで済んでいい話じゃない。自分がドッカーン!てなりかねない。
たった一つしかない珍事件レベルで終わる話だと思っていたが、しかし昔は
こんなことが寧ろ当たり前のように行われていたらしい。
終戦直後の沖縄などで、大量に残された不発弾が、これに利用されたという。
現在日本では、水産資源保護法等、法律で原則禁止されているが、他国では
残念なことに今日でも法を破ってまで行われており、環境破壊に繋がる等、
脅威となっている。
その恐ろしさについてはこちら。
因みに爆弾で魚を捕るゲームがあるんだとか。
【熱中症情報】
明日は福島・新潟・関東から西(山陰除く)で熱中症に注意が必要な所が多く、
太平洋側では警戒が必要で、九州南部や南西諸島など厳重警戒の所もある。
東京の明日の暑さ指数(WBGT)は最大26(警戒)。
明日は夏日で暑く感じるが、その後また涼しくなり、寒暖差が激しい。