台風進路予想が変わる 九州から上陸? | 新たなる船出~ちょっと得する情報のページ~

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台風10号の日本直撃が懸念されているが、その進路予想が、日を経る毎に
段々とずれつつある。

まずどのルートを通るか。
つい数日前までは、四国・紀伊半島辺りから上陸して東寄りに転向し、
本州を縦断するという予想だった。
しかし今確認したところでは、まず奄美に向けて西北西に進んだ後、
北東へとカーブして九州へと上陸、日本を縦断するという感じになっている。
更に、上陸後は尚更予報円が大きくなっている。
予報円の中央を通れば、北陸とか若狭湾辺りから日本海に出そうな感じだが、
東寄りを通れば、東日本を縦断して関東接近も十分に考えられる。
その辺りが現時点では何とも言えない。
中心が予報円を通る確率は70%であるから、裏を返せば外れることもある。
自分が住んでる所が予報円を大きく外れていても、まだ気が抜けない。

次に、台風が接近するのがいつになるかの問題。
28日(水)に九州に上陸?するとの予想になっている。
では関東にはいつ接近するのか?
一時期、同日辺りが一番危ないとされていたが、今確認した時点では、
予報円からして、29日(木)の昼過ぎとか夕方辺りではないかと思われる。
しかも予報円がそもそも大きく、まだ西日本にあるかもしれないし、
既に北陸辺りに達しているかもしれないし、その辺も何とも言えない。
兎に角ノロノロ台風であるから、到達時間も段々と後ろ倒しになっている。

このように進路予想がグイグイ変化するのは何故か。
太平洋高気圧の張り出し具合にもよるだろうし、偏西風の流れ次第でもある。
台風は自力で移動できない、自分で通るルートを決められない訳だし、
複数の要素が絡み合って、移動ルートは複雑に変化し得る。
プロの気象予報士でさえも、断定的なことを予測するのは困難なのだから。
闇雲に恐れるよりも、最新の情報を常に気にしてた方がいいのだろう。

では関東のピーク時は、どうなっているのだろうか。
現在、中心気圧980hPa、最大風速35m/s、最大瞬間風速50m/sの強い勢力で、
27日には中心気圧950hPa、最大風速45m/s、最大瞬間風速60m/sの非常に強い
勢力になっており、このまま上陸する可能性も残されている。
陸地に上がれば、その後勢力は削られていくと思うが、それでも
関東接近時には最大風速30m/s、最大瞬間風速45m/s前後が見込まれる。
少し離れて通っても、右側の危険半円に当たるので警戒を怠れない。

暴風もさることながら、大雨にも警戒しなければならない。
台風の直接の影響による大雨に加え、台風接近前から湿った空気が流れ込み、
大気の状態が非常に不安定なので、常にゲリラ雷雨の危険に晒されている。
今日は今のところゲリラ雷雨には遭遇していないが、今月に入ってより、
しばしばゲリラ雷雨に見舞われており、今後もこの不安は続くことだろう。
更に台風の影響が加われば、降水量も嵩むに違いない。

台風直撃でどのような影響があるか、交通も含め昨日書いたところだが、
まだ暫くは、台風の動向を冷静に注視した方がいいのかもしれない。

今日は全914ヶ所中602ヶ所、約66%で最高気温30℃以上の真夏日となったが、
35℃以上の猛暑日は67ヶ所、約7%と昨日よりは少なかった。

明日は東北以南で熱中症に厳重な警戒が必要な所が多い。
南関東・東海・西日本では危険の所もみられる。
北海道は、オホーツク海側で要警戒。
東京の明日の暑さ指数(WBGT)は最大31(危険)。
8月最終週だが、まだまだ暑い日が続く。熱中症には相当な警戒を。