人食いバクテリア 感染拡大の恐怖 | 新たなる船出~ちょっと得する情報のページ~

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改めて注意喚起。
「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」(STSS)の感染が、拡大しているとのこと。
テレビのニュース等でしばしば報道されており、過度に不安を煽っている
だけと言われるかもしれないが、現実は異常な程深刻だと思わざるを得ない。

その症状は、発熱や痛みに留まらず、一旦感染すれば、急速に症状が進行し、
細胞(筋組織)が破壊されて壊死し、手足の切断等、重大な結果を招いたり、
内臓が破壊されて多臓器不全を起こし、致死率は30%ともいわれる、
恐ろしい病気であることが解る。

現状自治体によっては、感染状況を公表していないために不明な所が多いが、
国全体では、統計史上最悪だった昨年の941人(速報値)を半年も経たずに
超えており、今後も更に増えると思われる。
東京都でも、同じく150人超で最悪となっている。

現状、あの新型コロナ(COVID-19)同様日本の感染症法上5類の扱いだが、
感染拡大が始まった当初、強制自粛となった新型コロナですら、今思えば
まだ弱毒性だったといえる…自分が言うのもなんだが。
片やSTSSは明らかに強毒性だから、症状も致死率も、新型コロナとは
比べ物にならない程変わってくる。
加えて現状、ワクチンがないから、予防するには生活習慣を見直すしか
取れる術がない。
まして一旦感染すれば、殆どの場合、完全治癒は不可能であるから、
最初から感染しないように力むしかない。

このまま感染拡大すれば、破局的な事態になることは、想像に難くない。
ロックダウンという匕首が頭を過るが、これはこれまでにも書いており、
今は敢えて繰り返さない。
しかし、四肢切断等の重症者数や死者数が公表されていないために、
どこまで深刻なのか、掴みどころがない。

ここまで感染が拡大している理由として、断定的なことはいえないが、
新型コロナの5類格下げで感染防止対策が緩んでいる故との噂があるが、
だとすれば、インフルとかだって、拡大していておかしくない気がする。
それは兎も角、5類格下げの時、再び感染拡大すれば、マスク着用等、
一律での感染拡大防止対策強化を呼び掛けることもあり得るとしていたが、
これまでのところ、そういったことがなされたようなためしがない。
もっとも溶連菌は、傷口のケアも肝心といえるが。

一番楽しい筈の夏が、もう眼前に迫っている。
これを自粛の夏にしないためにも、国も、どこの自治体も、先手を打って
注意を呼び掛けていくべきだと思うんですよね。
新型コロナの時の教訓を、無駄にしないためにも。

【熱中症情報】
明日は東北以南で、熱中症に警戒が必要な所が多く、関東や東海など、
厳重警戒の所も増えてきている。
北海道も注意が必要な所が多く、要警戒の所も増えている。
先島諸島に限らず、危険の所すらある。
東京の明日の暑さ指数(WBGT)は最大29(厳重警戒)。
明日は雨が降っても、一時的に過ぎず、陽が出てかなりの暑さになりそう。
週明けもこの状態が続きそうで、相当な対策が要る。