本日、#山本草太 選手の取材がありました❗️#メーテレ #中京大学スケート部 pic.twitter.com/e2Wz6wLoM4
— 中京大学スケート部監督 (@SKATE_chukyo) 2023年6月28日
草太くんのスケーティングって本当に爽快で目も心も奪われますよね✨
川梅みほコーチの言葉です☺️
さて、皆様はスケーティングのダイヤモンド💎という言葉をご存知でしょうか?
私がこの言葉を知ったのは
羽生さんに2011年のケベックのGPFでどハマりしてから、色々フィギュアスケートを勉強するうち、こちらの本で知りました。
「フィギュアスケート 美のテクニック」
野口美恵さんが執筆、樋口豊コーチが監修されている、フィギュアスケートの教本です。
初心者向けというよりは、実際に既にフィギュアスケートを始められている方が、少しでも美しく、表現力豊かに演じられるように、といった目的の本だと思います。
何故初心者レベルの私がこの本を手に取ったのかはすっかり忘れてしまったのですが、フィギュアスケートを観るにあたっても色々勉強になりました。
(読んだのは2012年の5月でした)
この本に、樋口先生の言葉としてこんな言葉があります。
誰もがね、足の裏にダイヤモンドを持っているのですよ。足の裏の重心とブレードの滑る場所とがマッチングする1点がある。そのダイヤモンドを見つけられた人と見つけられない人では、スケーティングが全く違います。でもそのダイヤモンドは、コーチからは教えられない。自分の感覚の中で苦労してつかむしかないんです。
私はこの「ダイヤモンド」という言葉に何故か異常な程食い付き😂
ダイヤモンドに気づいた選手とは、一体どんなスケーティングをするんだろうと思っていました。
それから2012年11月。
私は仙台のNHK杯を観戦しに行きました。
あのFaOIのあった利府の会場です。
そのNHK杯女子FSの時、私は物凄い演技を見てしまったのです。
それがあっこちゃんの、「O」でした。
衣装と音楽の世界観の融合と
あっこちゃんの表現力、
そして何と言っても生でないと体感出来ない爆速スケーティング。
観客の大歓声。
全てが相まって、自分もその世界に融合したような不思議な気持ちになり
心打ち震えるような感動を覚えました。
(それから生観戦の虜になり今に至ります)
何が言いたいかというと、
「特にスケーティングのスピードなしにはあの感動は生まれなかった」
という事でした。
そして後に雑誌のインタビューで、あっこちゃんはデトロイトでこの乗るべき1点に気づいたと語っていました。
また、別の選手もこの乗るべき1点に付いて語っています。
そう、大ちゃんです。こちらも野口美恵さんの記事。
最も技術的に変わったのは、重心の位置だった。足のつま先からかかとまで全長25センチメートル前後あるエッジのうち、最もスケーティングが滑る1点をダイヤモンドと呼ぶ。アイスダンスではこのダイヤモンドの感覚をいかにつかむかが勝敗を分けるが、シングル選手が乗っている拇指球(ぼしきゅう)のあたりよりも、やや後ろと言われている。シングルの選手はジャンプを跳ぶため上半身はやや前傾になる傾向があるが、アイスダンス選手は上半身を起こし、転ばないギリギリの後方に重心を置く。このギリギリの部分に、ダイヤモンドがあるのだ。高橋は、このダイヤモンドに重心を近づけたことで、力の要らないスケーティングを身につけた。
さらに、フィギュアスケート以外でもこのダイヤモンドは重要な役割を果たします。
こちらの記事、仙台でブレードの研磨をされている吉田さんの記事です。
アイスホッケーに置いても、ダイヤモンドの理論が必要になるという事です。
「滑り出した時点では良くても、スピードが出始めてきたら、かかとに重心を置かないと、スピードに乗っていくことはできません。
前に滑っていくのだから、体の前側に重心を置けばいいと思い込んでいる人が多いんですよ。ウチの選手たちも同じでした。
つま先を使うことが必要な時もありますけれど、道を歩くのと、氷の上を滑るのは全く違いますし、体力の消耗度にも大きく差が出ます。
人の心理として、前に滑っていくのに、体の後側に重心を置くのは怖いかもしれませんけれど、そうすることで無理なくスピードに乗っていけるんです」
どうやらダイヤモンドとは、かかとに近いところにあるようです…
そして、私はつい先日草太くんのインタビュー記事をたまたま読んだ時にこれらのダイヤモンドの話を一気に思い出したのでした。
(最近少しずつ、過去の草太くんのインタビュー記事を読んでいます)
2017〜2018シーズンのインタビューで、骨折からの復帰戦、中部選手権から西日本選手権の間に行われたものと思います。
エッジに乗る位置を意識しているか、と聞かれて、
小塚くんがエッジの乗る位置の話をしていたので、それからは特に意識してやっていたそうで、バックの時はエッジのここ、フォアの時にはエッジのここに乗るというコメントを雑誌のインタビューで見てそれから真似している、それからは自分の感覚だけれども、力を入れずに滑れるようになった、とこういうお話をされています。
やはり草太くんはダイヤモンドに気づいてる‼️
しかもバックとフォアで違うんだ‼️
と衝撃を受けたのでした…
FaOI幕張2日目で見たシネパラのスケーティング、
心から離れないし、何度も何度も見てしまいます。
私がずっとフィギュアスケートを生観戦し続けたのはこの演技に出会うためだったとさえ思えました。
何かを掴むようなスピンの後、暗かった場内の照明がぱーっと明るくなります。
その光の道を草太くんが微笑みながらステージ側からショート側へステップしてくるんです。(私はショートに近いロング席にいました。まるで夢のような光景でした)
草太くんが進んで行く道がこんな風にこれからも光輝いていますように、と願わずにはいられなかったし、
草太くん自身が発光しているようにさえ見えて、
まさに
草太くんがダイヤモンドやん‼️
と思いながら、演技を見つめていたのでした…
草太くんは、私が探していたダイヤモンドのスケーティングを持つ人なんです…知ってたけど改めて気づいたよ…
最後まで読んで下さってありがとうございました♪
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