太陽光パネル下の水溜まりは雨漏りのもと | 太陽光発電&ECO~かーずのLovin' Life~

太陽光パネル下の水溜まりは雨漏りのもと

最近いろいろ忙しくて、書き忘れていたのですが、先日こんなことがありました。


我が家に太陽光発電を設置してはや一年半ほど。

温度抑制などのトラブルに関してもほとんど対策が終わり、この先はもうあまり心配なことはないなと思っていた矢先の出来事でした。


今年に入ってからというもの、一週間に5日位の割合で天気が悪かったのですが、先々週、3日ほど晴れの日が続いたので久々に屋上に上ってみたんです。

そしたらなんと、水溜まりが出来ていたんです!

晴れが続いていたので、水がたまっているなんて想像してなかったし、それも乾き損ないが残っていると言うレベルではなく、一畳半位の面積に2、3センチの深さでたまっていたんです。

これがその問題の個所。

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その時は排水するのに必死で、写真を撮っていないのですが、この水垢のあとを見れば大体想像はつくかと思います。要するに配管の上辺まで水がたまっていたのです。

場所としては、太陽熱温水パネルの下になります。
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でも、悪いのは太陽熱温水器ではない。
犯人は太陽光パネルから伸びている配管です。

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ご覧のとおり、屋上にべったり張り付いているため、雨水が全く排水されない状況になっていました。

配管の手前側では水が溜まり水垢で汚れているのに対し、奥側では綺麗なままなのが分かりますよね。

陸屋根の場合、屋上の角に排水口が設置してあり、雨水はそこへ向かって流れるように、ほんの少しだけ傾斜を付けているのですが、その通り道を遮るように一本の配管が設置されているため、水の逃げ場が断ち切られてしまったと言うわけです。

設置当初はほんのわずかな隙間から排水できていたのかもしれませんが、時間がたつにつれて、ゴミなどでその隙間も完全に埋まってしまったのでしょう。

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応急処置として、配管の下に小石を挟んで排水できるようにしておきましたが、いつまでもつやら・・・ガーン
(しょぼい対策ですが、やらないよりははるかに良い。)

しかし、一番心配なのは防水塗装面への悪影響です。

我が家の屋上は断熱防水工事を実施しており、ただでさえ、屋上面への穴あけには神経質になるところなんですが、よりによって、配管を止めるビスの穴あけを設置している部分に長期間水たまりがあったことを考えると、さすがに幾らかのダメージを受けたはずです。

このまま放置しておけば塗膜が破損し、きっと雨漏りの原因になったことでしょう。

こんなのは、配管下にスペースがあれば起こりえないトラブルです。サドル(留め具)の種類をもう少し検討して欲しかったですね。

こんなことは想定外だったのでしょうが、まだ問題が表面化していないだけで、これから数年後にはこれが原因の雨漏りトラブルが続出しかねません。

設置業者の方はこういった面にも気をつけて欲しいところですね。
これから太陽光を設置しようとお考えの方は、その辺は厳しくチェックしてみてください!


【おまけ】

太陽光パネルの下は基本的に日光が当たりませんので、水分が乾くのは遅いです。
だから、ある程度水垢とかが出ることは仕方がないことでもあります。

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普段から気を配っていれば、水が貯まりやすい場所は水垢の状況などでチェックすることが可能です。かーずみたいにならないように、雨が続いた後などは時々チェックしてみたほうがいいでしょう。
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ちなみにこちら↓は設置半年後の様子。まだ今よりだいぶ綺麗ですね。

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以上、太陽光発電の陸屋根設置(を検討中)の方はご注意くださいませ!


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