太陽光発電の怖ーい10年問題
こんにちは、かーずです。
太陽光発電には10年というキーワードがやたらと付きまといます。
それは何かと言いますと
1 大抵の場合、メーカー保証は10年
運用開始から10年間はパネルが壊れてもパワコンが壊れてもすべてメーカーの保証によって修理又は交換してくれます。
しかし当然のことながら、10年を越えた後の故障については全て所有者の負担になります。
例えば現在の価格ではパワコンは1台20万円、パネルは一枚数万円、それに加えて工事費等が発生することを考えると、かなり頭が痛い問題です。パネルの期待寿命は数十年と比較的長いのでそれほど心配ないと思いますが、パワーコンディショナーに関しては電化製品ですので10年もたてば確実に消耗します。10年前後では壊れるものだと想定しておくべきでしょう。
2 売電用の電力メーターの検定期限が10年
そしてもう一つ、あまり知られていないことですが、売電用に設置している電力メーターのことです。
このメーター、実は電力会社のものではなく、家主の所有物なのです。
そしてこの電力メーターをはじめとする各種計量機器は、計量法という法律によって検定年数が定められており、電力メーターについてはこれまた偶然にも10年なのです。
つまり、10年たったら検定は確実に切れ、故障の有無に関わらず、家主負担で再検定を受けるか、検定済みのメーターに交換しなければならないのです。こちらもパワコンと同様、10年も使っていれば老朽化しているでしょうから普通は交換せざるを得ないでしょう。少なくとも2,3万円は見積もっておく必要がありそうですね。
パワコンの故障とは異なり、こちらは法律で決められたことなので10年周期で確実に費用が発生します。ですから、あらかじめ計算に入れておく必要があります。
3 倍額買取期間は10年限定
そして一番大きな問題が、もうすでに皆さんご存じなんですが、太陽光発電の倍額(48円)買い取り期間です。
この優遇は設置から10年間限定です。
では、その10年が経過したあとの買い取りはどうなるのか?
残念ながら、その答えはまだありません。経済産業省のホームページを見てもそう書いてあります。
しかし、考えられるパターンとしては3つあると思います。
(1)48円とはいかないまでも買電単価以上の優遇単価で電力会社が買い取ってくれるパターン
(2)買電単価より安く電力会社が買い取るパターン
(3)電力会社は一切の買い取りをしてくれないパターン
(2)のパターンが一番可能性が高いかもしれないですね。
さすがに(3)はないでしょう(^^;
それまで年間20万円あった収入が半分になったら?
支払いが完了している人はとりあえず安心ですよね。あとは不足の自体に備えて売電金額を積み立てておけばいいわけですから。
しかし、ローンが残っていたらきついですよね^^;
売電で賄いきれなくなった分の支払い残金が確実に負担増となります。
ですから、少なくとも十年後の時点で、元がとれていないと安心はできないんです。
まとめますが、10年後には、
1 メーカー保証が切れる
2 売電メーターの検定期限が切れる
3 倍額買い取り期間が終了し、その先はどうなるか何も決まっていない。
この3つの問題がまとめてやって来ます
1と2は誰にも平等に訪れることだから仕方ないですが、3の問題はどうにかしたいですね。
キャッシュで買えるなら問題ないですけど、ローン組むとほぼ確実に償却期間は10年を超えますからね。
そうならないためにも、適正配置、適正価格で導入するのは大事なことですね。これですべてが決まってしまうといっても過言ではないでしょう。
とにかくいろんな業者に当たって情報収集するのが一番でしょう。
地元業者を一軒一軒訪ねて情報収集するもよし、効率よくいろんな業者から情報が得られる便利なサイト
を利用するのもよし。
とにかく、スタートでつまづかないようにするのはとても重要なことですよ。
ところで、かーずはどうなのかって?
ローン期間=償却期間=約15年 の予定です。
余計なIHの工事費も含んでますけど、このままだと全然10年では償却できません^^;
思いっきりつまづいてるじゃん\(*`∧´)/!!
って激しく突っ込まれそうですけど、一応これはこれで予定通りで、実際に10年以上かけるつもりはありません。
倍額買取と光熱費削減でできたゆとりで「住宅ローンの」繰り上げ返済をするつもりですから。
結果的には10年以内の償却となることを目指していますよ。
うまくいくかどうかは、実際このブログでしっかり報告していきますね。
失敗したときには鼻で笑ってやってください(笑)
まだまだ先の話なんですが、みなさんも10年後対策、よ~く考えておきましょう!

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