太陽熱温水器は必要ですか? | 太陽光発電&ECO~かーずのLovin' Life~

太陽熱温水器は必要ですか?

「太陽熱温水器は発電の邪魔なので撤去しましょう」

かーずの言葉ではありませんよ(^_^;)
これは、太陽光発電システムの配置計画を立てていたときに、業者さんから言われた言葉です。

「太陽熱温水器を外しても、エコキュートにしてオール電化プランを組めば光熱費は削減できますよ。」

こんな提案をされた人、又はこれからされる人がいるかもしれないと思いますので、今回は、かーずをとっても悩ませたこのテーマについて書いてみたいと思います。


「太陽熱温水器は邪魔だから撤去」
本当にそれって本当に正しい選択なんでしょうか?


実際、これから太陽光発電を設置しようとお考えの方は、少しでも効率良く発電するため、又は少しでも沢山発電面積を稼ぐためにこのような提案をされたら、心が揺れてしまいますよね。

僕もそうでした。
というより、いわれる前から撤去しなきゃだめかな~って勝手に思っていました。

太陽熱温水器っていうのは、要は熱を集めてお湯に変えているだけの非常にシンプルな機器です。それに比べて太陽光発電は光を電気に変換します。つまり直接的に電気代というお金を生み出します。

だからどうしても、「お湯<お金」というふうに考えてしまうわけです。


でも、よく考えてください。
そのお湯をわかすのにかかるコストはどれほどのものなのかと。そうすると驚くべき結果が見えてきます。

簡単なシミュレーションであれば誰でもできますのでこれからやってみましょう。
参考にするサイトはSOLAR CLINICの太陽熱温水器シミュレーション です。

一般的な太陽熱温水器は2m×2mで、面積は約4㎡程度です。
それから、その他に地域等必要な条件を入力して計算するとこんな結果がでます。
太陽光発電&ECO~かーずのLovin' Life~-ソーラーシミュレーション

我が家は灯油でお湯を沸かしていますから、太陽熱温水器により、年間の湯沸し料金は年間2万円位削減されていることになります。

事実、我が家では年間に灯油を補充する機会はほとんどありません。毎月公開している光熱費の記事 を見ていただければわかると思います。ここ2年間の灯油代は月平均でわずか1,089円です。しかもこの期間は原油価格の暴騰で異常な状況だったこともあり、本来なら1,000円以内で収まっていたはず。

ここまで灯油代が安く済んでいる背景には、太陽熱温水器が大きく貢献していたわけです。それまであまり意識していなかった太陽熱温水器がこのときは神様のように見えてしまいました目


今度は、太陽光発電は同じ4㎡でどれだけ発電するのかということで、業界No.1の発電効率を誇るサンヨーのHITを例にシミュレーションしてみます。

HITパネルの中でも一番性能が高いのはHIP-210BKH5(寸法:1,424mm×894mm)で発電量は210W(詳細はこちら
これを3枚使用すると発電能力は630W、モジュール面積は3.82㎡なので設置面積にすればおよそ4㎡となります。

このデータを元にまたSOLAR CLINICでシミュレーションしてみると

太陽光発電&ECO~かーずのLovin' Life~-ソーラーシミュレーション2

とこちらもなかなか良い結果がでました。HITパネルと言うことでわずか4㎡でもこんなに発電します。金額に換算すると約35,000円となります。

「やっぱり太陽光発電が上じゃねーか-!」なんて言わないでくださいね(^▽^;)
たまたま今は48円で買い取ってくれますからこんな結果になりますが、それでも太陽熱温水器との差額は12,500円、月にすれば約1,000円ちょっとです。

もうちょっと冷静に比較してみましょう。つまり電気使用量の削減量で比較すると、太陽光発電が727kwhに対し、太陽熱温水器の場合、3,271kwhもの削減になります。その差何と4.5倍です

毎月1,000円の光熱費を浮かせるために、数十万円の追加投資をしますか?もちろん太陽熱温水器の撤去費、リサイクル費も発生しますし、産業廃棄物を大量に出すのはエコの精神にも反します。
何もしなくても、勝手に年間2万円以上を稼いでくれているソーラー温水器をわざわざ撤去する必要があるでしょうか?
ましてや、それに加えて電気温水器やエコキュートに替えようものなら太陽光発電での発電量を相殺したとしても電気使用量は3,271kwhも上がるわけですから、むしろ損をすることになりませんか
※決して、電気温水器やエコキュートを否定しているわけではありません。予め太陽熱温水器がついていたらの仮定の話ですから誤解しないでくださいね


そういうわけで、悩みに悩んだ結果、かーずは太陽熱温水器を残したまま太陽光発電を設置する方向へと方針を転換させました。おかげで、パネルの配置から、太陽熱温水器の影の影響などあらゆることを再考せざるを得なくなりました。

その結果、パネルの枚数は減り、エコキュートも断念せざるを得なくなりました。しかし、この決断は間違いではなかったと今となっては自信を持って言えます。設備投資額は最小限で済み、最大限の光熱費削減、つまり費用対効果を最大に近い状態にすることができたのではないかと思えるからです。


もちろん、条件によっては取り外した方がお得というご家庭もあると思います。条件は各家庭ごとに無限にありますから。でも、だからこそよく比較、検討して欲しい。そう思います。


つまり、この記事でかーずが言いたかったことは、業者に提案されるがままに、まだまだ使える太陽熱温水器を取り外してまで太陽光発電を設置すべきかどうか、今一度よく考えて欲しいということです。


一人でも多くの人が、損することなく納得して太陽光発電を設置できたらいいな

これがかーずの願いです。
ということで、今回はここまで。最後までありがとうございました。

かーずでした。