象印電動給湯ポットの修理
こんにちは、かーずです。
今回は電動給湯ポットの修理に挑戦しましたので、その様子をレポートします。ちょっと長めの記事ですが、写真がほとんどですので、さらーっと読んでいってくださいね
ということで、今回修理したのがこれ
象印のCD-ES22です。
これはかーずが結婚した2000年に買った(もらった?)もので、とても長いお付き合いをしている思い出深い品です。
こいつのどこが悪いかというと、給湯ボタンを押してもお湯がしょぼしょぼとしか出なくなっているんです。
前から兆候はありましたが、どんどん悪くなってきて、あまりに出が悪くなってきたので最近ではほとんど使わなくなってきていました。
さすがに10年近くも使っていたので、そろそろ寿命かと思い込み、直す気など全くありませんでした。
そんなこんなでこのポットが永遠に家族の記憶から忘れ去られようとしていたある日、妻が「そろそろ新しいポットに買い換えようか」と一言。
その時かーずははっと我に帰り
「買い換えるなら、どうせダメもと、捨てる前にやってみよう!」
ということで、長年放置した不具合を今になってやっと直してみようという気になったのでした。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからは修理の内容です。
その前に今回の故障状況を簡単に整理すると以下のようになります。
このことから推察するに、お湯を吸い上げる際にどこかでパッキンが腐食して穴が空いていたり緩んでいたりすることが考えられますね。あるいは、モーターが空回りしているなども考えられます。
そうやって分析してみると案外簡単に治りそうです(そう思うなら、なぜもっと早くやろうと思わなかったのだろうか…とちょっと考えてしまいました。)
では、故障の原因を予想したところで、早速分解していきます。分解しないと何も始まらないですからね。
ということで、本体をくまなく眺めると、唯一裏側だけにビス止めされている部分が確認できました。
まずは、このビスを外したいのですが、ポットを回転させるレールがあり、邪魔なので取り除きます。
はめ込み式なので簡単に外れました。
次に迷わずこのビスを外します。
そして、ビスを外したあと、底蓋を外します。
いろいろたくさん配線がされていますが、今目標としているのはお湯を吸い上げる部分の接合部分とモーター。そこにたどり着くためには、邪魔なものはどんどん取り外していきます。
これ↓は電源コードにつながっている部分
外枠を取り除くためにはこれも取り外さなければならないようなので外します。
このときかーずのような素人さんが配線の引き回しを覚えるのは大変なので、デジカメで写真をとって置くと戻すときにとても便利です。
基板が取り外せました。これで外枠が外せます。
外枠を外した写真です。モーターがついています。そこからホースが伸びています。これの何処かに異常があるに違いありません。
これは底から見たところですが、接合部分のゴムはまだほとんど痛みもなくしっかりとモーターが固定されています。
一応確認のため、モーターを取り外しました。スポっと簡単に外れました。やっぱり、ゴムでできた接合部分に異常は見られません。
これは、モーターで給湯口までお湯が登っていく管です。これはさらに簡単に外れました。こちらもゴムで接合されていますが、全く腐食などは見られません。
これは、汲み上げたお湯を流す部分のパーツ。このパーツはまでお湯が届いた時点では汲み上げは完了しているのでここは問題ないでしょう。
となると、疑われるのはモーター部分
これが取り外したモーター。モーターそのものには異常はないはずですが、お湯を吸い上げる部品に異常がある可能性があるのでこれを分解してみます。
ビスは3本。これを外すと中はこのような構造に。スクリューのようになっていて、これがお湯を押し出しているんですね。なるほどねぇ…
ちなみにこのモーターの中にもゴムパッキンがついていましたが(上の写真の灰色の輪ゴムみたいなもの)、これも全く問題なし。
あと、考えられるのはこのスクリューのような部品が空回りしている可能性です。
で、この部品を外してみたんですがちょっとびっくりしてしまいました。
かーずはてっきりモーターに直接このスクリューがくっついていると思っていたんですが、実はそうじゃなく、磁力を使って間接的に動かしていたんですね。いままで、揚水ポンプの防水ってどうやっているんだろうと思っていましたが、謎がすべて解けてしまいました
※興味ある人は下の動画を見てくださいね。そこまで興味がない人は遠慮なくスルーしてください!
ということで?モーターにも故障らしい故障は見つからず、もう原因がさっぱりわかりませ~ん
本当に全くわからなかったので、もう諦めて元通り戻しました。
でもいい加減ではなく、丁寧に戻していきます。もしかしたら、どこか緩んでいたのかもしれないから…
ゴムの接合部分はしっかりとくっつけ、パッキンのズレがないかをしっかり確認、ビスもしっかり締めて、配線も元通りに戻したのでした。
結局、分解から元通り組み立てるまで、難しいところは全くありませんでした。このレベルなら機械が苦手な方でもできるかも。そしてすごくわかりやすい構造で勉強になりました
最後に、半分あきらめムードのまま組み立て終わった電動給湯ポットに水を入れ、給湯出来るか確認したら…
お湯がでたーっ
完璧に治ってます
こんなにお湯が勢い良く出たのは何年ぶりだろう
拍子抜けですが、治っちゃったのでとりあえず修理完了
多分、というか確実に接合部分のゴムが緩んでいたんですねぇ
あー、すてなくて本当によかったです。
捨ててればただの燃えないゴミだったし、新しく買うためのお金も無駄になるところでした。
これでかなりのエコ&節約になりました
もしかしたらみなさんもこのレベルの故障で電化製品を捨ててしまったことがあるかもしれません。
でも最初からできないと諦めず、捨てようと決意したその時こそ、修理に挑戦するいい機会だとおもいました。
以上。長~い記事で済みませんでした。
かーずでした。
今回は電動給湯ポットの修理に挑戦しましたので、その様子をレポートします。ちょっと長めの記事ですが、写真がほとんどですので、さらーっと読んでいってくださいね

ということで、今回修理したのがこれ
象印のCD-ES22です。
これはかーずが結婚した2000年に買った(もらった?)もので、とても長いお付き合いをしている思い出深い品です。
こいつのどこが悪いかというと、給湯ボタンを押してもお湯がしょぼしょぼとしか出なくなっているんです。
前から兆候はありましたが、どんどん悪くなってきて、あまりに出が悪くなってきたので最近ではほとんど使わなくなってきていました。
さすがに10年近くも使っていたので、そろそろ寿命かと思い込み、直す気など全くありませんでした。
そんなこんなでこのポットが永遠に家族の記憶から忘れ去られようとしていたある日、妻が「そろそろ新しいポットに買い換えようか」と一言。
その時かーずははっと我に帰り
「買い換えるなら、どうせダメもと、捨てる前にやってみよう!」
ということで、長年放置した不具合を今になってやっと直してみようという気になったのでした。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからは修理の内容です。
その前に今回の故障状況を簡単に整理すると以下のようになります。
・スイッチ類は全く問題ない
・お湯は沸く
・給湯ボタンを押すと、モーターは勢い良く回る
・でもお湯はチョボチョボとしか出ない
・お湯は沸く
・給湯ボタンを押すと、モーターは勢い良く回る
・でもお湯はチョボチョボとしか出ない
このことから推察するに、お湯を吸い上げる際にどこかでパッキンが腐食して穴が空いていたり緩んでいたりすることが考えられますね。あるいは、モーターが空回りしているなども考えられます。
そうやって分析してみると案外簡単に治りそうです(そう思うなら、なぜもっと早くやろうと思わなかったのだろうか…とちょっと考えてしまいました。)
では、故障の原因を予想したところで、早速分解していきます。分解しないと何も始まらないですからね。
ということで、本体をくまなく眺めると、唯一裏側だけにビス止めされている部分が確認できました。
まずは、このビスを外したいのですが、ポットを回転させるレールがあり、邪魔なので取り除きます。
はめ込み式なので簡単に外れました。
次に迷わずこのビスを外します。
そして、ビスを外したあと、底蓋を外します。
いろいろたくさん配線がされていますが、今目標としているのはお湯を吸い上げる部分の接合部分とモーター。そこにたどり着くためには、邪魔なものはどんどん取り外していきます。
これ↓は電源コードにつながっている部分
外枠を取り除くためにはこれも取り外さなければならないようなので外します。
このときかーずのような素人さんが配線の引き回しを覚えるのは大変なので、デジカメで写真をとって置くと戻すときにとても便利です。
基板が取り外せました。これで外枠が外せます。
外枠を外した写真です。モーターがついています。そこからホースが伸びています。これの何処かに異常があるに違いありません。
これは底から見たところですが、接合部分のゴムはまだほとんど痛みもなくしっかりとモーターが固定されています。
一応確認のため、モーターを取り外しました。スポっと簡単に外れました。やっぱり、ゴムでできた接合部分に異常は見られません。
これは、モーターで給湯口までお湯が登っていく管です。これはさらに簡単に外れました。こちらもゴムで接合されていますが、全く腐食などは見られません。
これは、汲み上げたお湯を流す部分のパーツ。このパーツはまでお湯が届いた時点では汲み上げは完了しているのでここは問題ないでしょう。
となると、疑われるのはモーター部分
これが取り外したモーター。モーターそのものには異常はないはずですが、お湯を吸い上げる部品に異常がある可能性があるのでこれを分解してみます。
ビスは3本。これを外すと中はこのような構造に。スクリューのようになっていて、これがお湯を押し出しているんですね。なるほどねぇ…
ちなみにこのモーターの中にもゴムパッキンがついていましたが(上の写真の灰色の輪ゴムみたいなもの)、これも全く問題なし。
あと、考えられるのはこのスクリューのような部品が空回りしている可能性です。
で、この部品を外してみたんですがちょっとびっくりしてしまいました。
かーずはてっきりモーターに直接このスクリューがくっついていると思っていたんですが、実はそうじゃなく、磁力を使って間接的に動かしていたんですね。いままで、揚水ポンプの防水ってどうやっているんだろうと思っていましたが、謎がすべて解けてしまいました

※興味ある人は下の動画を見てくださいね。そこまで興味がない人は遠慮なくスルーしてください!
ということで?モーターにも故障らしい故障は見つからず、もう原因がさっぱりわかりませ~ん

本当に全くわからなかったので、もう諦めて元通り戻しました。
でもいい加減ではなく、丁寧に戻していきます。もしかしたら、どこか緩んでいたのかもしれないから…
ゴムの接合部分はしっかりとくっつけ、パッキンのズレがないかをしっかり確認、ビスもしっかり締めて、配線も元通りに戻したのでした。
結局、分解から元通り組み立てるまで、難しいところは全くありませんでした。このレベルなら機械が苦手な方でもできるかも。そしてすごくわかりやすい構造で勉強になりました

最後に、半分あきらめムードのまま組み立て終わった電動給湯ポットに水を入れ、給湯出来るか確認したら…
お湯がでたーっ

完璧に治ってます

こんなにお湯が勢い良く出たのは何年ぶりだろう
拍子抜けですが、治っちゃったのでとりあえず修理完了

多分、というか確実に接合部分のゴムが緩んでいたんですねぇ
あー、すてなくて本当によかったです。
捨ててればただの燃えないゴミだったし、新しく買うためのお金も無駄になるところでした。
これでかなりのエコ&節約になりました

もしかしたらみなさんもこのレベルの故障で電化製品を捨ててしまったことがあるかもしれません。
でも最初からできないと諦めず、捨てようと決意したその時こそ、修理に挑戦するいい機会だとおもいました。
以上。長~い記事で済みませんでした。
かーずでした。
















