リングバックトーン(Ring Back Tone)とビジートーン(Busy Tone) | 七隈達磨のブログ

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間違ってたら教えてください。
あくまで個人レベルなので参考程度に。実施して何か起きても責任は取れません(笑)

■リングバックトーン(呼び出し音、呼出し、呼出音、RBT)
リングバックトーンとは架電者(電話をかけた人)に回線交換作業が完了、
かつ架電先(受電者、電話をかけられた人)が呼び出し中に鳴らす音をいう。

リングバックトーンは架電先側の交換機で発信する音となる。

交換機は通信キャリア交換機、構内交換機(PBX)となり、

交換機からの接続に応じて電話機でRBTを鳴らすこともある。

※例えば固定電話機に着信し、留守録切り替えまで、

 または内線を鳴らしている間等

 

なお上記仕組みは共通線信号方式による。

1.架電者が架電先の番号を入力し発信すると、発信者側の加入者交換機が受信する。
2.加入者交換機は信号網に対して、電話をつなぐ信号を出す。
3.信号を受け取った中継交換機は、架電先の交換機に通知する。
4.通知を受けた架電先の交換機は、架電先が着信可能と判断すると、
  通話路網を確立する。
5.通話路網を確立後に、架電先に着信音を鳴らすとともに、架電者にもRBTを流す。

■ビジートーン(話中音、BT)との違い
RBTは架電先交換機が音を出す。
4.で架電先が通話中と判断した場合には、架電先交換機は中継交換機に話中信号を
通知し、加入者交換機が架電者のビジートーン(BT)を送出する。
※架電先番号が見当たらない場合のトーキーも、
 架電者側の交換機で送出している。

 

※構成イメージ

架電者―加入者線交換機―中継交換機―架電先側交換機―受電者

 


※参考サイト
通信用語の基礎 リングバックトーン
https://www.wdic.org/w/WDIC/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3
通信用語の基礎 ビジートーン
https://www.wdic.org/w/WDIC/%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3
wikipedia 呼び出し音
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%BC%E5%87%BA%E9%9F%B3
NTT東日本 技術参考資料:電話サービスのインタフェース
https://web116.jp/shop/annai/gisanshi/analog/analog.html