しぃちゃんを抱っこしてすべり台を滑っていた。
すべり台の終わりのところで、滑って来た勢いを利用して立ち上がろうとしたのが大失敗だった。
俺はしぃちゃんを抱いたまま、前のめりにつんのめった。
倒れまいとしたが、不可能だった。
もう駄目だ!
確実に倒れる!!
そう思った瞬間、父として、とっさに娘を抱きしめた。
せめてこの子だけは守ろう!と。
おなかの上に乗せようと思ったのは一瞬の判断だった。
それなら大怪我はしないだろうと考えたのである。
俺は倒れながらもしぃちゃんを抱き寄せて体をひねった。
しかし、ひねり切れなかった。
気持ちに体がついて行かない歳になってしまったのだろうか・・・(悲
俺はもろに肩から地面に突っ込んだ。
ドスン!!!
「だいじょうぶっ!?!?」
ゆーちゃんの声が聞こえた。
しぃちゃんは大丈夫。
でも俺は・・・
<肩に激痛>
・・・
・・・
・・・
病院に行きました。
今、三角巾で腕を吊ってます。(恥
幸い骨には異常がなかったので、4、5日程度で治るとのこと。
しぃちゃんは無事です。
無傷です。
良かった。
ふぅ・・・
俺は一生忘れません。
倒れながらしぃちゃんを抱き寄せた時の・・・あの、しぃちゃんの最高に楽しそうな笑顔を。
・・・(-_-)
あんなにもスリル満点なことはなかなか味わえるもんじゃないもんね。
しぃちゃまは、いつまでも きゃっきゃ きゃっきゃ と笑っておりました。
・・・(-_-;)