秋季近畿大会のベスト4が出そろった。




 PL学園、福知山成美、金光大阪、天理。例年ほど、レベルが高くなく、物足りなさを残すが、それも発展途上の中で戦いぶりと、慰めておこう。1年生に注目選手が多く、伸びしろという点では、まだまだこれからのチームと評するチームが多いのだろう。




 ベスト4が決まったということで、注目されるのがセンバツ選考である。僕はここ数年、選考委員会の発表の場に行っているが、選考理由を聞いても、よく分からないのが現状だ。納得できる理由など、そんな多くなく、予想は困難を極めそうだ。




 とりあえず、ベスト4は決定。残り、ベスト8の敗退校と、1回戦で好ゲームをした彦根東、智弁和歌山の中から、絞られていくだろうが、予想は困難だ。




 選考委員会の発表を聞いていると、時折、規則が出てくる。「いっつも、そんなんいってたん」と突っ込みたくなるほどである。最近、聞いたのでは「同府県3校の選出はない」ということだ。となると、大阪桐蔭の選出はない。しかし、おかしなことがあって「補欠校の繰り上げの場合は、それもある」。どっちやねんと、突っ込みたくなりますでしょ。だから、その時々でルールが変わるのかも。




 暗黙の了解的なルールもある。「大阪、兵庫の0はない」だ。6年前の近畿大会では、大阪3校が全て初戦敗退。うち2校がコールドで散ったが、それでも、大阪の選出はあった。憶測はいろいろ、飛び交う。甲子園のおひざ元の地区から0はするべきではない、というのがあるとかないとか。要するに、地元枠である。




 しかし、この考えは明らかにおかしい。高校野球の大会は持ち回りでもないのに、地元枠って何なんだ?と問いたい。そりゃ、甲子園でやるのに、兵庫のチームが出ていないのはさみしいとは思うけれども、高校野球=甲子園となって、ここで開催しているわけだから、毎年、毎年、そのお膝もとの地区が恩恵を受けるというのは不平等である。




 まぁ、地元のチームが出るべきという気持ちは大いに理解できるけどね。ただ、「地元を選ぶ」と、選考委員会が公言しているわけではないから、憶測の域を出ないのだが…




 となると、ベスト8の中から、大阪桐蔭が落ちて、東洋大姫路か報徳学園は選出されるということになる。




 まぁ、この2チームの比較もまた難しい。準々決勝でコールド負けした報徳学園を選ぶのか、その報徳学園には負けたが、福知山成美と好ゲームを見せた東洋だ姫路を推すのか、微妙な判断だ。福知山成美とPL学園の戦いがどう出るかでも大きく変わってくるのだろうか、変わらないかもしれない。




 たとえば、きょうの試合で箕島が大差で負けていたら、兵庫2校の選出もあり得ただろうし、東洋大姫路と接戦を展開した彦根東の選出もない話でなかったろうが、現状としてはこっちのブロックから1校が妥当な線ではなろうか。




 まぁ、まだベスト4に戦いぶりで、どうなっていくか分からないし、神宮を目標にしている学校が近畿大会を制すれば、神宮枠を引っ張ってきてくれる可能性だってある。あとの戦いぶりをじっくり楽しみたい。