「金スマ」をみて、不覚にも感動してしまい、涙が出てきてしまった。
 今日のテーマは、シンガーソングライターの川嶋あいの波乱万丈な人生を映し出す企画だったのですが、それを見て、感動しました。
 どうしても、歌手やテレビに出てくる人というのは、その人の判断基準というものが、テレビで見たものでしか判断できなくなってしまいます。ですから、歌手やタレントがどんな人生を送ってきたかなんて知るよしもなく、彼らがどんな思いで、今、人前に現れているのか、そんなことなんてあんまり関係なかったりします。その人の心の中なんて、僕らには分からないことがほとんどです。
 しかし、これは以外にも、タレント側にも問題があるみたいですね。やはり、ダークなイメージを表に出したくないあまり、暗い過去を隠したりもしている人もいるようです。テレビに写ったイメージのままを視聴者やファンに見るだけでよくて、暗い部分、嫌な部分までは出すことを拒否していた部分もあるみたいです。
 この番組によると、川嶋さんは、擁護施設に預けられたり、育ての親を亡くしたり、様々な思いをしたそうです。僕らからすれば、そういう苦しい思いを乗り越えてきただけで、尊敬に値するのに、当人にとってはそれを表に出す必要は別にないんじゃないかって思いもあるみたいですね。
 川嶋さんは昨年に、その施設を訪れた時に、自分の過去を告白しようと思ったらしいです。つまり、彼女は過去を恥じず、前を向いて行こうとしたということでだそうです。そして今回のドキュメントがあったみたいですね。
 僕は実際、川嶋さんの歌を一度しか聞いたことがありませんでした。初めて聞いたとき(紅白やったと思う)、なんかわからないけど、妙な声だなーと感じたのを記憶しています。で、今日聞いてみると、その時感じた「妙」っていうのは、今思えば、そういった彼女の思いみたいなものだったんかなー、心だったのかーって気がしています。
 僕は、スポーツライターをやっていますが、選手や監督を取材する場合に、テクニカルなことや戦術論だけで接しても、全然面白くとも何ともありません。やっぱり、その人の思いとか心に触れてこそ、やりがいがあるなーっておもっています。取材に行けば、必ずしも全てがそうなるわけではないんですけど、人の心を見られる、触れられるから僕はこの仕事がたまらなく好きなんです。
 きょうは川嶋あいさんの心を見せてもらい、また彼女のことを知りたくなったし、歌をたくさん聞いてみようと、思いました。