最近、新聞が売れにくくなっているというのは、噂だけではなく、電車の中にいてもすぐ分かる。
僕が高校時代には、新聞を読んでいるオトナたちを多く見たが、今は、そんな光景は見られない。それに加えて、広告などを見ていても、出会い系などが増え、その苦しさを物語っているのではないだろうか。
「阪神が勝って欲しい。負けたら、余計なこと書かないといけないですからね。」
知り合いのスポーツ紙記者がぼやいていた。
その新聞を僕が読んでいるわけではないので、余計なことが何なのかはぴんと来なかったが、最近のスポーツ紙や、世の中のマスコミの手法を見ていると、すぐに分かる。
今のマスコミはというと、とにかく、珍しいものが現れると、ブームのごとく取り扱う。
それで、売り上げを稼ぐ。
でも、同じネタだと、売り上げも頭打ちになるというか、読者が飽きてくるから、そこで人を変える。オグシオやったり、福原愛をやったり、プロゴルファーをやったり、またダルビッシュの弟が格闘界進出が一面になったこともあった。
これらは、話題が目移りするように、上手いこと、、品を変えて、興味をひきつけている。
それはいい。
そして、もうひとつの手法としてあるのが、盛り上げて、盛り上げて、叩き落とす、という手法だ。
朝青龍や亀田兄弟などがいい例で、とにかく珍しいものに飛びつき、ヒーロー扱いをして、売り上げを稼ぐ。そして、売り上げが頭打ちになった時、今度は批判して、叩きまくって、興味を引き付けるのだ。
亀田や朝青龍のことなど、お構いなし。お金を稼ぐために、それまでお世話になったアスリートを平気で、酷評する。そうしたことをやって、興味を引くのだ。
今、そうした対象にさらされているのが、阪神・真弓監督と、サッカー日本代表・岡田監督だ。
真弓監督は関西限定の話であるが、この二人は今、紙面をにぎわす指揮官だ。盛り上げるには格好の材料で、それで売り上げを稼いできた。そして、今こそは、批判にさらされている。
まさに、知り合いが言いたかったのはそういうことだ。
ただ、彼に関しては、まだ、「書きたくない」という本音が垣間見えるが、別の記者は
「氏原さんも、真弓さんの批判を大きいところで書いてください」と誘導してきたほどだ。
そうすると、やりやすいからだろうが、
歪んだこの社会を作っているのはマスコミだということを再認識させられた次第である。