横浜が波に乗れない。




 きょうも、阪神に逆転負けを喫した。しかも、負けていた試合を追いついて勝ち越したのに、ひっくり返されたのは痛い。阪神の勢いも確かにすごのだけれど、阪神の勢いの良さと同じく、横浜の元気のなさが目立つ。




 何が悪いかは明らか。どう、考えても投手陣だろう。




 でも、今の投手陣たちを非難しようとは思わないし、大矢監督だけの責任にも思えない。どちらかというと、このチームの投手育成に疑問符をつけたくなる。




 だって、ここ数年を見てもらっても分かる。横浜はいいドラフトをしているのだ。


 07年が小林太と桑原謙太朗という大学社会人での即戦力右腕を獲得。06年が社会人トップの高崎健太郎、05年はこれまた社会人トップ左腕の高宮和也と高校生ドラフトでは超高校級山口俊、04年は那須野巧と染田賢作という大学トップクラスを取ったのに、それが花をひらかせていないのだ。ソフトバンクや巨人と変わらないくらいの好ドラフトを展開しているのだ。




 これだけ、そろえば、選手が努力しないからだとは到底言えない。育て方が悪い、あるいは、育成方針が悪いとしか言えない。これだけの才能をつぶしている罪は大きい。




 僕個人でいえば、桑原謙太朗の落ち込み具合が気になる。どう考えても、投球フォームが悪くなっている。オープン戦で見た時から、ヘンだなぁと思っていて、2軍に落ちたけど、また上がってきては落ちての繰り返し。きょう見たけど、フォームに変わりはなかった。




 横浜は打者では、成長している選手が多い。その最たるが村田だったり、吉村だったりするが、石川が出てきたのも大きい。打者の育成には間違なないのだろうけど、せっかくの打者の頑張りも、こんな投手陣では、いくら大砲がいても勝ちにはつながってこない。




 監督交代、社長交代、そんなことを繰り返しても意味はない。一向にレベルの上がってこない投手陣を育てる根本を考え直す必要があるのではないか。




 一生懸命、全国を回っているスカウトの嘆きが聞こえてきそうだ。このままでは、ドラフト候補の選手に「投手は横浜に行くな」と噂が広がりそうだ。