順延できょう行われた第2日(23日)。所用で、1試合半しか観戦できず。というのも、郵便やら、携帯修理やらでロスタイムを取られてしまい、清峰ー日本文理、福知山成美ー国士舘の試合のみでした。
ドラフト上位候補右腕、清峰の今村は昨夏ほどのインパクトはなかった。季節感のない服装はスカウトも「?」マークだったようだ。少しひねりの入った投球フォームは上体主導。12奪三振完封ながら、物足りなさを感じさせた。
しかし、裏を返せば、それだけ良く見えなかったのに、MAX148キロに、厳しいアウトローの真っすぐとスライダー。この選手のポテンシャルはいかがなものかと、計り知れない。
冬を越えての1試合だけで、まだまだ伸びていくのか。この大会で彼がどこまで行くか分からないけど、人生のひとつの通過点に過ぎないのかもしれない。さて、彼はここからどこまで成長していくのか、そういう見方でいい。
対戦した日本文理はいいチームだった。ここで退くのは残念。もっと上まで行けたはず。九州チャンピオンと北信越チャンピオンが直接ぶつかるなんて、なんかもったいない。くじだから仕方がないけど。
第3試合はこれまたドラフト候補・右腕、福知山成美の長岡。彼は昨年秋、取材しているので、ある程度の先入観を持って、試合を見守ることができた。
キレまくっていた。右打者の外のスライダーと球速を自在に操るストレート、そしてチェンジアップ。見事だった。フォームも多少、インステップながら、ブレが少なく、制球がいい。
しかし、福知山成美はまたも福知山成美らしい戦いを展開。ヒットは打てどもつながらず、バントもなかなか決まらず、エンドランも失敗。「接戦に弱い」戦いぶりを終始、展開していた。
相手の国士舘は走力を武器にかき回しにかかる。1番・高橋の脚力はかなり魅力。だが、3番打者が大ブレーキ。好機を生かしきれなかった。というか、ここという場面で、長岡の好投に得点を奪えなかった。
試合を決めたのは長岡の降板。ここまで、長岡をほめちぎっといて、なぜ?となるが、延長にもつれたこの試合。福知山成美打線はつながりを欠き、国士舘打線は最後を長岡に締められていて、見ていても、得点の気配が感じられなかったが、それを変えたのが長岡の負傷退場。
そう、長岡が降板したことで、眠っていた福知山成美打線が火を噴いた。そりゃそうだろ。これまで接戦を支えてきたエースがいなくなって、負けたとなったら野手も顔向けできない。最終の15回、一気に3点を奪って試合を決めた。
野球とはつくづくメンタルスポーツだと感じさせられた。試合後、田所監督は「長岡が投げていると、安心して打たない。長岡が降板したので、うたなあかんと思ったのでしょう」と、話していた。
きょう終盤に感じた思いを長岡が登板しているときでも、出てくれば、上位進出の夢も広がる。
今村VS長岡。
2回戦はかなり熱い戦いになりそうだ。