2013年開始時点での勢力図は
※存在の証明:存在の証明、うたたね(存在の証明サブ)、NorthFace(存在の証明サブ)、帝愛(存在の証明サブ)
Dreamer:Dreamer、DanzaKuduro、ぼっちプロ
以上2勢力に傘下のぱそこんを加えた勢力を存在の証明側、存在の証明側勢力と表記。
これに対して、鳳蝶、蒼天の虎、Paraphilia、ANTHEMの4ギルドを中心に、なまもの、R万歳、Combination、Bloomなどの勢力を加えた同盟勢力を同盟勢力、連合勢力と表記。
2012年は存在の証明の4冠体制で終了した攻城戦。
2013年に入ってからも存在の証明側勢力の勢いは衰えず、土曜の城は同盟のDreamer勢力の課金力を背景に、盤石の守りを見せ、日曜の砦、ナートルは人数とメイト戦のでの質、内部での殴りキャラの活躍により、次第に攻め側を寄せ付けない土曜以上の圧勝を誇るようになります。
わずかに変動が起こるのは一時的な課金による土曜の城のみで、無課金の城であるチェセバ砦、ナートル城は、通常装備の格差拡大により、トータルの課金量の差、対人の技術の差が如実に出るようになり、攻め側連合勢力では存在の証明側に全く歯が立たない状況でした。
トータルの人数では城主側の1,5~2倍ほどいる攻め側でしたが、統一勢力である城主側に対して、連合勢力のまとまりの無さ、連携の悪さに加え、メイト戦での強さは存在の証明側が大きくリードしており、内部も殴りキャラによる制圧が続いたのと、この時期まで城主側のみが虫の粉を使えたという不公平感も相まって、次第に攻め側は心が折れるメンバーが出始め参加人数が減り、ますます城主側優位が続きました。
そしてこの時期、存在の証明側は攻め側のギルメンを必要以上に砦、ブログなどで煽り続けたため、攻城戦は殺伐とした雰囲気となっていきます。
その結果それまで何となく一緒に攻めていたに過ぎなかった攻め側ギルドは結束を固める形となり、本格的な同盟が成立。
連携の強化によって、単一勢力で最大の人数を誇る存在の証明側に対し、トータルの数で優位だった連合勢力に徐々にまとまった行動が見られ始めます。
しかしそれでも存在の証明側の優位はなかなか変わらず、土曜、日曜の城主は存在の証明側が独占するという状況が続きました。
土曜の城は課金の差で勝負がつくため人数差は覆すことが比較的容易だったものの、チェセバ砦は人数差がモノを言うケースが多く見られる攻城戦でした。
その人数で劣る存在の証明側の勝利をこの時期支えていたのは、昨年末から投入された虫の粉で1発1000程度出る強い殴りキャラの存在でした。
これが攻め側同盟勢力にとって大きなプレッシャーとなり、攻め側に配備された殴りキャラにはショックスタンが効かないため単体スタンで応じねばならず、スタンを集中させれば他のスキルを封じることができずに儀式が成功せず、殴りキャラを放置すれば次々となぎ倒されて祭壇内部を制圧されるという心理的優位を存在の証明側は築きあげることに成功し、この存在の証明側の絶対的優位を崩すことは非常に難しい状況でした。
土曜、日曜共に存在の証明側の勝利が続き、今年はこのままの状況が続くかと思われ始めましたが、この流れは3月5週の土曜の攻城戦から徐々に変わり始めました。
それまで毎週課金による圧勝を続けていたDreamer勢力に対して、その週はそれに対抗できるだけの課金者が集った鳳蝶、蒼天の虎によってマジリタ城、メクリタ城が陥落します。
通常は翌週いつも通り課金者を集めてきたDreamer勢力に奪い返されるというのが今までの流れでしたが、この時は翌週も鳳蝶に課金者が集まり、Dreamer勢力を撃退します。
存在の証明側にとっては予想外の展開になり、これを受けてさらに翌週多数の課金者を動員して奪い返そうとしたDreamer、存在の証明同盟でしたが、この3週目ではこの週も強力な課金者を投入した鳳蝶の前に儀式を成功させることができずに敗退。
これによって存在の証明の心が折れ、以降は存在の証明の無課金者の参加が激減し、Dreamer勢力はその後も攻め続けますが、その都度撃退されてしまうという展開が続いてしまったため、次第にDreamer側の課金者、参加者も減って行くこととなり、状況は次第に鳳蝶側有利となっていきました。
Dreamer、存在の証明勢力にとって不幸だったのは課金量は同等、またはそれ以上でも、現在の攻城戦では、攻め側で儀式を3分間継続させるということは、課金装備のインフレが進む現状において、以前よりもさらに厳しい状況となっています。
この城主側優位の状況が今まで城主であったDreamer勢力に有利に働いていましたが、今度は逆の立場になって、不利に働いた格好となりました。
そのためこの後存在側が城を取り返すことは無く、土曜の城は蒼天の虎、鳳蝶、ANTHEMによる独占が続くこととなります。
土曜の城では存在の証明側の牙城を崩すことに成功した連合勢力でしたが、日曜のチェセ砦では依然として存在の証明側優位は揺るぎない状況でした。
しかしこのチェセバ砦も4月頃から流れは変わり始めます。
この時期殴りキャラ対策に乗り出した攻め側同盟勢力が、殴りキャラを回避できるだけの回避キャラを投入し始めます。
これによって祭壇内部で殴りキャラの攻撃を耐えることができるキャラが祭壇内部でスキル攻撃や殴りキャラの攻撃を引き付けることで祭壇内部での攻め側の生存率が上昇し、儀式まで持っていくことができるようになってきます。
そしてまたこの時期ちょうど城主側の殴りキャラの強さを支えていたロブスターピンサーβの修正が一時的に入り、その週は殴りキャラのいない連合勢力にとって優位な状況となります。
そしてそのチャンスを逃さなかった連合勢力は4月2週のチェセバ砦において昨年から5ヶ月継続した存在の証明をついにチェセバ砦から陥落させることに成功します。
しかし存在の証明側の大きなアドバンテージとなっている殴りキャラを封じたわけでは無く、翌週再び遠距離射程に戻った殴りキャラの殴りが再度火を噴き、そして依然として単体としては最大の人数を誇る存在の証明側からチェセバ砦を守り切ることはできず、わずか1週で再び存在の証明がチェセバ砦の城主に復帰します。
その後連合勢力の回避キャラ対策に命中を上げてきた殴りキャラの活躍などにより、以前より苦戦を強いられることとなったものの、3週連続で防衛し再び存在の証明政権が始まったかと思われた矢先の5月3週のチェセバ砦。
それまで存在の証明側のみであった強い殴りキャラがついに連合勢力にも登場します。
存在の証明側の火力には及ばないものの、倒しきるには十分な火力を有していたために、人数と殴りキャラの攻撃により祭壇内部を連合勢力が制圧することに成功。
儀式もあっさりと成功させ、存在の証明側が初めて完敗を喫することとなりました。
この時期は存在の証明側は人数の減少もあり、メイト戦でも連合勢力に押される形が見られ、一時的に虫の粉が禁止された1月に見せたメイト戦の戦力は衰えを見せ、また連合勢力のメイトや装備の強化によって、2013年開始当初にあった格差はかなり縮まった状況でした。
また5月4週にはナートル城も存在の証明は陥落し、2012年10月4週から約7ヶ月続いた政権も幕を閉じることとなります。
存在の証明側は6月1週にはチェセバ砦を奪い返すも、その後は次第に押され始め、6月2週のチェセバ砦からはついに連合勢力に歯がたたない状況となりました。
これによって無冠状態が続くこととなった存在の証明側は早々と抵抗を諦め、次々と参加者が撤退していき、土曜の攻城戦、日曜のチェセバ砦は共に存在の証明側はほとんど参加者がいなくなり、2013年上半期最後の攻城戦、チェセバ砦も連合勢力が勝利する形で幕を閉じることとなりました。
2013年開始当初は圧倒的な強さを誇った存在の証明、Dreamer同盟勢力。
当時は2013年はこのまま一度も動かずに終わるとも思われたりもしましたが、後半から大きく動きが起こり、鳳蝶、蒼天の虎、ANTHEM、Paraphiliaを始めとした連合勢力の躍進によって、存在の証明政権が終了する形となりました。
また、2009年3月から4年以上の間、一時中断した時期はあったものの、常に政権の中心にいたDreamer、Carnageの流れを組む勢力が政権から陥落したのも初めてのことでした。
下半期は存在の証明側がいなくなった後の攻城戦の勢力図は今後どう変わっていくのでしょうか。
別ギルドである連合勢力が解体し、互いに奪い合うことになるのか。
それとも存在の証明、Dreamer勢力の復権があり再び2勢力の対決が続くのか。
はたまた存在の証明側が昨年BULLDOGで当時城主のCarnageと電撃的に結びついたような予想外な同盟が出来上がるのでしょうか。
いずれにしても紅葉の攻城戦はこれから新しい展開を迎えそうです。