製茶工場では、連日新茶の仕上げが続いています。
今日も新茶の荒茶が入っている
大海(だいかい)が届きました。
荒茶の同業者間取引では、ほとんど
この大海の荷姿で取引をされます。
1本30㎏の大海。
30㎏の荒茶をつくるにはおおよそ、
150㎏のお茶の生葉を必要とします。
お茶を育てるには、大変な時間と
労力がかかります。
生産者さんが寄り添って育んだ新茶。
このバトンを皆さんにつなぐために、
今日も魂を込めて仕上げました!
今日仕上がった新茶は、静岡市葵区産の
「おくゆたか」です。
メジャーな品種のやぶきたとはまた異なった
香気をもつ、香りの豊かなお茶です。
このおくゆたかが育った場所は、
山の急斜面の茶畑。
昼夜の寒暖差が激しく、お茶にとっても
そして人にとっても厳しい環境ですが、
生産者さんは、こう言います。
「厳しい環境だからこそ、生き抜こうとする
お茶の本能がでるんだ」と。
仕上げていても、その言葉はわかります。
ひとつかみお茶をもっただけでも、
ずっしりとくる重量感。
茶葉が肉厚に育ち、
ミルい葉がよく揉まれた証です。
こちらが、今日仕上がった新茶、おくゆたか。
淡い水色とは裏腹に、その香りと甘さの余韻は
今年出逢ったお茶の中でも1,2を争うものかもしれません。
このお茶が育った風景や、お茶の生き抜こうとする
本能を思い浮かべながら、ご賞味いただけるとうれしいです。



