これまで MIXCHA TAKUMI シリーズで静岡を代表する4人の茶匠のお茶を紹介して参りました。
前田文男「緑流の冴」
前田冨佐男「やすらぎの雫」
山梨宏之「高温度製造茶」
和田裕巳「山のだるま」
そして今日は5人目の茶匠のお茶 森 宣樹 「炎」を紹介します。
「炎」は火入れをテーマにしたお茶です。
外観は漆塗り調のシックな箱です。
ふたを開けると、3種類のお茶が入っています。
「棚式」 「直火式」 「MICRO遠赤式」
これらは「火入れ」の種類の名前です。
一般的なお茶の仕上げ工場は1台(または1種類)の火入れ機で仕上げを行いますが
この「炎」は3種類の火入れ機を使ったお茶の合組茶なんです。
「火入れ」とはお茶を製造するうえでとても重要な過程で、お茶に火を通すことにより
香りを引き立たせたり、風味を引き出すことが出来るんです。
噂の…「茶匠のレシピ」です。
先程も述べたとおり、「火入れ」はとても重要で難しい仕上げ作業のひとつです。
お茶の良し悪しを左右すると言っても過言ではありません。
一言に「お茶」と言っても個性を持っています。
産地や品種、採れた時期などが違えば火入れの温度や方法が変わってきます。
また火入れ当日の湿度、お茶のコンディションを加味して火入れを行わなければ美味しいお茶は
作る事ができません。
「火入れ」は経験と五感を必要とする職人技…
この茶匠のレシピを読むと森さんのこだわりが伝わってきます。
3種類のお茶を開けてみました。
形や香りがそれぞれ違います。
この個性の強いお茶をどんなマジックで
一杯のお茶にして行くのでしょうか…とても興味があります。
それではお茶のブレンド「合組」をして行きましょう。
レシピに従って決められたさじの量のお茶を合組缶に入れていきます。
合組缶にお茶が入ったら、軽く缶を振ってお茶を混ぜます。
合組が完了したら急須に茶葉を移します。
そこに湯ざまししたお湯を注ぎます。
40秒程待ってお湯のみに注ぎます。
最後の一滴まで絞り切るのが美味しく淹れるポイントです。
合組茶「炎」の完成です。
お茶の持つ「甘み」と「旨み」を強く感じるお茶です。
これが「火」の持つ‘力‘なんでしょうか…もう一杯飲みたくなります。
森 宣樹さんです。
茶審査技術九段をもち、日本茶鑑定士を取得した静岡を代表する茶匠の一人です。
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是非ご覧ください。