以前は、母校・相模大野高校の後輩達がこんなに頑張っている姿を目の当たりにできるとは、考えた事がなかったですね。
決して褒め言葉にも部活動に情熱・青春を捧げているとは微塵も感じさせない雰囲気でしたから(;^_^A
いや、その点は改善されてはいないですかね。
しかし、勝ちたいと思う気持ち、勝とうという意気込み、それすら希薄に感じてきた空気が変わってきた気がします。
この予選大会が始まる前から生徒達に言い続けたことは、
「慢心ではなく、チャンスがあるならいっちょやったろうじゃん!絶対に1位通過。」
「大事なのは初戦。まずどんな形でも勝つ。」
全て数字上は結果を残してくれました。
そして、今週は、
「次の上溝高校戦は、必ず勝つんだって全員が強い気持ちで挑むこと。そのための“準備”を怠るな。体調管理と意識が大事。」
「勝ったチームが強いうのではなく、勝つべきチームが勝ったと思われる姿勢をみせろ。」
とだけ繰り返しました。
コーチからの練習・作戦面での指示はあるでしょうが、僕はどちらかというと体調管理と生活指導が仕事になってきます。
これはトレーナーの仕事か?という疑問は捨ててください。
まだまだ注文は多いです。
試合前の先生との会話でも・・・。
『人数が多いチームなら生活態度だけでもふるいにかける事が出来るのでしょうが・・・』
「そうですよねぇ。確実に、AとかB。絶対にCなんかは練習参加すら難しいですかね」
『(笑)Dも無理でしょ。』
「チーム作れませんね(爆笑)」
そんな浮ついたメンバーばかりですが、風邪・インフルエンザ・ケガによる途中退場とベストで挑んだ試合にもかかわらず、頼もしい戦いをしてくれました。
今夏北相地区大会ベスト4の上溝高校相手に、
3-1
で激戦を制しました!
これでリーグ戦の1位通過が確定しました!!
ちょっとベンチも熱くなりました。
応援に駆けつけてくれたご家族にも感動と興奮を与えられた試合だったと思います。
座間高校の深い砂のグラウンドに足を取られながらも、全員で追いかけ、勝ち取った勝利です。
しかし、残り1試合残っています。
“消化試合”などという声も出ていましたが、僕が言い続けたのは、<全勝1位通過>です。
試合後にはあらためて気を引き締めるように生徒達には伝えました。
また来週までの“準備”が大切な日々が始まります。
いやぁ~、しかし、熱い試合でしたヾ(@°▽°@)ノ
ちょっとだけ疑問と反省。
試合前に手首に巻いていたテーピングを注意されました。
高校サッカーに携わって初めての指摘で驚きました。
あわただしく試合後にも確認しそびれてしまったのですが、レフリーからの理由説明はなし。
かねがね思っている指導者・携わる者の“言葉”の大切さ。
なぜきっちり理由を説明して指示しないのでしょう。
レフリーにも説明責任があるはずです。
試合を裁くのが仕事でしょうが、その些細な事が人づくりに関わっていることの認識不足をいつも感じます。
そして、ベンチが騒ぎすぎたなぁ・・・と反省。
勝つ喜びを教えたいコーチの姿勢は感じられ、熱さも伝わってくるのですが、この試合だけは逆を感じました。
首脳陣は常に冷静に選手を主役にすることが大事ではないかと振り返った次第です。
生徒に高いものを求めるのであれば、指導者の一挙手一投足はすべて見られているのですな。
きっと週末は全員そろって戦ってくれると思います。
日々成長をたどる後輩達を頼もしく感じつつ、人として大きくなってもらいたいと、最近は親目線に近くなってきました。