たまに実家の母が来て庭を見て
なんとかしたら~?ってあきれ顔でいう。
母の彼が「草引きならいつでもやってやるぞ」という。
「ううん、いいよ。そのままにしといて」
実は、私雑草が好き。
季節は終わったけれどエノコログサなんて大好き。

だいたい、野の花とワイルドフラワーの違いが分からんくらいです。
市販されている土や肥料に触れるのが恐いので
自力でなんとか、と頑張ってみた時期もあるけれど
もともとガーデニングに向かないようで
もう、自然に任せることにした。
なにかを植えても、特別なことはせず
その植物の踏ん張りに期待することにした。
うちで花を咲かせるのは、環境に適した逞しい族だけ。

雑草を抜かないでおくと土が肥え、ふわふわなる。
抜いてしまった場所は土がカチカチになる。
雑草を生やしておくと、たくさんの生き物が庭に来る。
昆虫って好きじゃなかったけれど
近頃その姿をみると、なんだかとても安心する。
その昆虫目当てに、沢山の鳥がやってくる。
その鳥が運んできたと思われる野イバラが育っている。

特に何にもしない庭ですが
場所によって掘ると痩せ痩せだけどミミズちゃんが出てくるようになった。
おお!なんと愛おしいやつ。
頑張っておくれよ、と土の中に戻してやる。

昨年11月にハナニラの球根を植えてみた。
ちゃんと芽がでるかな?楽しみです。

かつての日本の庭は、野山にある自然をデザインすることでしたよね。
田舎の民家の庭って華やかな花がなくとも
何かしら風情がありました。
そんな庭を再現しようとしている
ガーデナーがいらっしゃるって知りませんでした。
わたしも見に行きたかったなあ。

私も、荒れたようにしか見えない庭を何とかする方法はないかと思ってます。