神社では
様々な御祈祷内容に合わせて奏上する言葉を
「祝詞(のりと)」と言います
特殊な内容の祝詞は
御祈祷依頼を受けてその都度
その内容に沿って新たに作文作成いたします。
しかし、よくある内容の常用する祝詞については
本文は状況に応じて若干表現を変えることはあっても
御祈祷依頼者の氏名・住所・生年月日等を置き換えて
奏上します
「奏上する」というのは、
簡単に言うと、読み上げるということです。
例えば、七五三や、厄払いや、商売繁盛や
初宮詣等の一般的な御祈祷は
その内容の祝詞(墨書した祝詞用紙)を
何度も使います。
ところが
新年を迎えるにあたり
或いは、年が改まったことを機会に
気持ちも新たにするために
歳旦祭、元始祭、新年祈願、商売繁盛
月次祭、厄払い、節分祭、病気平癒、地鎮祭、
稲荷祭の祝詞を
新たに全部書き直しました
上の写真はその祝詞のひとつです
勿論今まで使っていた祝詞の文章は
そのままではなく、
推敲を重ねて新たに作文も致しました
更に日曜大工もしました
古くなったお守り・お札(ふだ)等を返納していただく為の
「返納箱」(納付箱)を
角材と板とねじ釘とで、制作して
ニス塗装いたしました
空き時間を作って制作しましたので
出来上がるまでに何日もかかりましたが
拝殿前に収まりよく設置することができました
ところで、
良くお問い合わせをいただくご質問で、
よその神社のお守りやお札(ふだ)もいいですか?
と、お訊ねいただくことがございますが、
私が宮司を勤めさせていただいております神社では
もちろん、どこの神社でお受けになられた
お守りでも、ご神札でも、古くなって買い換えた神棚でも
注連縄でも、ご遠慮なくお納めいただいて結構でございます
1月15日の”とんど”の時、
或いは、6月30日等、適宜の時期に
お預かりしております古札・お守り等は
御祓いをさせていただいたうえで
お焚き上げさせていただきます
別途の玉串料も御祈祷料も頂きません
参拝いただいて拝礼していただければそれで結構ですが
家庭用のごみは絶対に返納箱に入れないでください
くどいですが
逆にお守りや古い神札等は
家庭用ごみとして出さないでください
お守り・神札等は、
決して 『ゴミ』 ではありません